3×3男女日本代表:UOQT2まであと2日「3人制も5人制もバスケに変わりなく、バスケが大好きで楽しい」江村優有選手
「FIBA 3×3 ユニバーサリティ・オリンピック予選2」(以下UOQT2)は2日後の5月3日(金)より、栃木県・ライトキューブ宇都宮(大ホール)にて開幕。すでに3×3男女日本代表は宇都宮へ移動し、出場チームとの練習試合を行いながら最終調整に入りました。観戦方法など詳細は、大会特設サイトをご覧ください。
男子はフランス、女子はドイツと予選プールで対戦するチームとすでに練習試合を行いました。ライバルはいずれも年間を通して3×3に専念し、チームとして成熟しています。一方、男子はBリーグ、女子もWリーグなど5人制で活躍する選手で日本代表は構成されています。それゆえに、3×3に順応する時間が必要です。40分間のペース配分をしながら技術やフィジカルを駆使することに慣れていますが、3×3ルールは10分間しかなく、凝縮した戦いが求められます。世界トップチームとの対戦を経て、3×3に必要な強度や5人制との違いを体感し、試合を重ねる毎にステップアップできています。
唯一、東京2020オリンピックへの開催国枠が付与されなかった3×3女子日本代表が、オーストラリアでのOQTへ臨む直前合宿を行ったのがドイツでした。当時はコロナ禍であり、ロックダウン中でしたが、完全隔離状態で合同合宿を受け入れていただいたときから長く交流が続いています。しかし、今回は同じ予選プールで対戦するだけに、手の内を明かしてしまい兼ねません。長谷川誠ヘッドコーチは「世界トップのドイツを相手にトライ&エラーできる最高の練習ができています」とその心配を一蹴します。試合後、6人の選手たちが集まって長い時間をかけて話し合い、自ら解決の糸口を見つけていました。
U21やU23のアンダーカテゴリー日本代表を含め、国際大会に2年間出場して経験を積んできた江村優有選手(早稲田大学4年)は唯一の大学生。持ち味は「得点力」と明言し、「アイソレーションでもツーメンゲームでも、やっぱりスコアが一番求められていると思っています」と5人制と変わらぬ持ち味を発揮します。「粘り強く相手のターンオーバーを誘えるように意識しながら取り組んでいます」とディフェンスも同様です。「3人制も5人制もバスケに変わりなく、バスケが大好きで楽しい」を原動力に、試合出場へ向けてアピールしています。
長年に渡って3×3男子日本代表を背負ってきた落合知也選手(ALPHAS.EXE)。前回の東京2020オリンピックでは2勝を挙げて6位となり、歴史の扉を開きました。世界トップクラスとの歴戦により、「うまくいかない時にパニックにならずにすぐ修正をして、試合を自分たちのペースに戻すのは経験がものを言うと思います」というのが落合選手の大きな武器であり、日本代表に惜しみなく還元してくれています。
主として屋外で開催される3×3は「風が強くてボールが流されたり、雨が降ってコートが滑ったり、大舞台でもいろんな環境で試合をしてきました。大会側から『気をつけて』と言われたこともあります」と落合選手は苦笑いするほど、どんなタフな状況でも文句を言わずにプレーしなければなりません。今回のUOQT2はライトキューブ宇都宮での屋内開催であり、その心配は不要です。日本代表戦としては東京2020オリンピックに続く、2度目のホームゲーム。その前回はコロナ禍のために無観客であり、「すごく残念でした。夢だった東京オリンピックに出て、今までお世話になった方とか応援してくれてる人がたくさん来て、大声援の中でプレーしたいとも思っていました」と落合選手も悔やみます。日の丸を背負って、ファンや一緒に3×3を盛り上げてきた仲間たちと戦う日がようやくやって来ました。
「いろんな関係者の尽力のおかげで、ふたたび宇都宮開催のチャンスをいただきました。多くの人に来ていただき、チケットもソールドアウトになって欲しいと思っています。ファンの力が絶対に日本の力になります。雰囲気を変え、ゲームの局面も変える皆さんの後押しにすごく期待しています。もちろん自分たちも全力を出し切りますが、苦しいときこそ皆さんの声がすごく力になります。これは間違いなく、嘘でもないですし、正直な気持ちです。さらにブーストがかかって力が増すので、そこはすごく楽しみです」
新種目として注目された東京2020オリンピックでの反響を、“3×3の街”宇都宮でさらに拍車をかけ、「良い風を吹かせることができる」と全員が信じています。すでにパリ2024オリンピック出場を決めた5人制の盛り上がりに続かなければならない使命を落合選手は感じており、「しっかり優勝してパリ2024オリンピックを宇都宮で決めれたら最高に幸せだと思っています。その幸せをつかみにいきたいです」と力を込め、残る2日でチーム力をさらに高めていきます。
■FIBA 3×3 ユニバーサリティ・オリンピック予選2
日程:5月3日(金)〜5日(日)
会場:栃木県・ライトキューブ宇都宮(大ホール)
放送:BS松竹東急(当日ハイライト録画放送)、とちぎテレビ(5月29日ダイジェスト番組)
出場国
【男子】
プールA:リトアニア(3)プエルトリコ(13)ブラジル(37)
プールB:日本(15)フランス(6)モンゴル(7)エジプト(21)
【女子】
プールA:日本(10)ドイツ(4)オーストリア(18)ブラジル(50)
プールB:カナダ(5)オランダ(8)オーストラリア(23)ケニア(24)
※予選プール上位各2チームが決勝トーナメントへ出場し、優勝チームがパリ2024オリンピック出場
※()内は4月15日時点のFIBAランキング
■試合スケジュール
▼5月3日(金)
17:05【女子】日本 vs オーストリア
19:45【男子】日本 vs モンゴル
20:35【女子】日本 vs ドイツ
▼5月4日(土)
17:05【男子】日本 vs エジプト
19:20【女子】日本 vs ブラジル
20:35【男子】日本 vs フランス
▼5月5日(日)
決勝トーナメント
男子はフランス、女子はドイツと予選プールで対戦するチームとすでに練習試合を行いました。ライバルはいずれも年間を通して3×3に専念し、チームとして成熟しています。一方、男子はBリーグ、女子もWリーグなど5人制で活躍する選手で日本代表は構成されています。それゆえに、3×3に順応する時間が必要です。40分間のペース配分をしながら技術やフィジカルを駆使することに慣れていますが、3×3ルールは10分間しかなく、凝縮した戦いが求められます。世界トップチームとの対戦を経て、3×3に必要な強度や5人制との違いを体感し、試合を重ねる毎にステップアップできています。
唯一、東京2020オリンピックへの開催国枠が付与されなかった3×3女子日本代表が、オーストラリアでのOQTへ臨む直前合宿を行ったのがドイツでした。当時はコロナ禍であり、ロックダウン中でしたが、完全隔離状態で合同合宿を受け入れていただいたときから長く交流が続いています。しかし、今回は同じ予選プールで対戦するだけに、手の内を明かしてしまい兼ねません。長谷川誠ヘッドコーチは「世界トップのドイツを相手にトライ&エラーできる最高の練習ができています」とその心配を一蹴します。試合後、6人の選手たちが集まって長い時間をかけて話し合い、自ら解決の糸口を見つけていました。
U21やU23のアンダーカテゴリー日本代表を含め、国際大会に2年間出場して経験を積んできた江村優有選手(早稲田大学4年)は唯一の大学生。持ち味は「得点力」と明言し、「アイソレーションでもツーメンゲームでも、やっぱりスコアが一番求められていると思っています」と5人制と変わらぬ持ち味を発揮します。「粘り強く相手のターンオーバーを誘えるように意識しながら取り組んでいます」とディフェンスも同様です。「3人制も5人制もバスケに変わりなく、バスケが大好きで楽しい」を原動力に、試合出場へ向けてアピールしています。
長年に渡って3×3男子日本代表を背負ってきた落合知也選手(ALPHAS.EXE)。前回の東京2020オリンピックでは2勝を挙げて6位となり、歴史の扉を開きました。世界トップクラスとの歴戦により、「うまくいかない時にパニックにならずにすぐ修正をして、試合を自分たちのペースに戻すのは経験がものを言うと思います」というのが落合選手の大きな武器であり、日本代表に惜しみなく還元してくれています。
主として屋外で開催される3×3は「風が強くてボールが流されたり、雨が降ってコートが滑ったり、大舞台でもいろんな環境で試合をしてきました。大会側から『気をつけて』と言われたこともあります」と落合選手は苦笑いするほど、どんなタフな状況でも文句を言わずにプレーしなければなりません。今回のUOQT2はライトキューブ宇都宮での屋内開催であり、その心配は不要です。日本代表戦としては東京2020オリンピックに続く、2度目のホームゲーム。その前回はコロナ禍のために無観客であり、「すごく残念でした。夢だった東京オリンピックに出て、今までお世話になった方とか応援してくれてる人がたくさん来て、大声援の中でプレーしたいとも思っていました」と落合選手も悔やみます。日の丸を背負って、ファンや一緒に3×3を盛り上げてきた仲間たちと戦う日がようやくやって来ました。
「いろんな関係者の尽力のおかげで、ふたたび宇都宮開催のチャンスをいただきました。多くの人に来ていただき、チケットもソールドアウトになって欲しいと思っています。ファンの力が絶対に日本の力になります。雰囲気を変え、ゲームの局面も変える皆さんの後押しにすごく期待しています。もちろん自分たちも全力を出し切りますが、苦しいときこそ皆さんの声がすごく力になります。これは間違いなく、嘘でもないですし、正直な気持ちです。さらにブーストがかかって力が増すので、そこはすごく楽しみです」
新種目として注目された東京2020オリンピックでの反響を、“3×3の街”宇都宮でさらに拍車をかけ、「良い風を吹かせることができる」と全員が信じています。すでにパリ2024オリンピック出場を決めた5人制の盛り上がりに続かなければならない使命を落合選手は感じており、「しっかり優勝してパリ2024オリンピックを宇都宮で決めれたら最高に幸せだと思っています。その幸せをつかみにいきたいです」と力を込め、残る2日でチーム力をさらに高めていきます。
■FIBA 3×3 ユニバーサリティ・オリンピック予選2
日程:5月3日(金)〜5日(日)
会場:栃木県・ライトキューブ宇都宮(大ホール)
放送:BS松竹東急(当日ハイライト録画放送)、とちぎテレビ(5月29日ダイジェスト番組)
出場国
【男子】
プールA:リトアニア(3)プエルトリコ(13)ブラジル(37)
プールB:日本(15)フランス(6)モンゴル(7)エジプト(21)
【女子】
プールA:日本(10)ドイツ(4)オーストリア(18)ブラジル(50)
プールB:カナダ(5)オランダ(8)オーストラリア(23)ケニア(24)
※予選プール上位各2チームが決勝トーナメントへ出場し、優勝チームがパリ2024オリンピック出場
※()内は4月15日時点のFIBAランキング
■試合スケジュール
▼5月3日(金)
17:05【女子】日本 vs オーストリア
19:45【男子】日本 vs モンゴル
20:35【女子】日本 vs ドイツ
▼5月4日(土)
17:05【男子】日本 vs エジプト
19:20【女子】日本 vs ブラジル
20:35【男子】日本 vs フランス
▼5月5日(日)
決勝トーナメント