3×3女子日本代表:UOQT2まであと6日「小さくても速さで勝っていく日本らしいおもしろいバスケを多くの人に見てもらいたい」高田静選手
「FIBA 3×3 ユニバーサリティ・オリンピック予選2」(以下UOQT2)まで、あと1週間を切りました。観戦方法など詳細は、大会特設サイトをご覧ください。
3×3女子日本代表は強化合宿をスタートしてから、約10日が経ちました。男子チームを相手に練習試合を重ね、様々な組み合わせを試しながら、既報通りの6人を選考。長谷川誠ヘッドコーチはパリ2024オリンピック出場がミッションであることを、初日から強調します。「ディフェンスではプレッシャーをかける。大きい選手も小さい選手も、インサイドもアウサイドもマークでき、それを10分間できるのが強みです。オフェンスはトランジション速いバスケスタイル。シュートの確率を上げ、2点と1点をうまく使い分けながら、より効率の良いオフェンスを目指して練習を進めています」と世界に勝つための準備を行っています。3×3のチーム構成は4人だけ、試合中はコーチなどスタッフもいません。チームワークを重要視し、練習中は選手同士が会話するシーンが多く見られます。「上手い選手を4人集めても勝てないと思っており、お互いを信頼し合えるチームが勝利へのカギになります」と長谷川ヘッドコーチは述べ、6人から最高の4人を選ぶ仕事が残っています。
OQT=オリンピック予選といえば、5人制女子日本代表も今年2月にハンガリーでの激闘を制し、パリ行きの切符を勝ち獲りました。その試合で奮闘する仲間たちの姿を見て、感動した高田静選手(ENEOSサンフラワーズ)は、「3×3もオリンピック出場権を獲得することで、見ている人たちに同じような感動を与えられると思います。5人制が日本のスタイルを見せたとおり、3×3日本代表もしっかり宇都宮で、小さくても速さで勝っていく日本らしいおもしろいバスケを多くの人に見てもらいたいです」と自信を持っています。
10分間または21点先取で勝負が決まる3×3は、5人制とは違って1日2〜3試合を行います。東京2020オリンピックへの出場を懸けたOQTの決勝トーナメントは、3試合を戦い抜きました。準決勝では惜しくもフランスに14-15で敗れます。その後、スペインと最後の一枠を懸けた3位決定戦は、18-18のまま10分間が終わり延長戦へ。先に2点連続得点を決めた日本が20-18で勝利し、開催国枠を与えられませんでしたが、自力でオリンピック出場をつかみました。オリンピック予選の戦い方を知る長谷川ヘッドコーチは「一戦一戦、それぞれの試合に臨むためのモチベーションがものすごく大事になります。前回はフランスに敗れた後、気持ちの切り替えやもう一度モチベーションを高めたことがうまくいきました。それが大きかったです」と振り返ります。
このUOQT2は8チームが出場し、各4チームが2つのプールに分かれて予選を行い、それぞれ上位2チームが決勝トーナメントへ出場。最終日は2試合だけ、2連勝したチームがパリ2024オリンピックへの出場を決めます。「10分間しかゲームがないからこそ、ゲームの出だしが本当に大切です。少しでも控え気味にはじまってしまえば、流れを持ってくることも難しくなります。毎試合出だしから自分たちのバスケをやるんだ、という意識がすごく大切になります。試合毎の切り替えも必要で、アジャストなどすぐに頭を切り替えて試合に臨むことが大切になります」という高田選手は、3×3をはじめてまだ1年程度。しかし、世界と戦ってきた経験とWリーグでの実績を掛け合わせ、ファンに背中を押されて戦う日本開催のUOQT2を楽しみにしています。
3×3男子日本代表選手は、本日から宇都宮で開幕する「FIBA 3×3 World Tour Utsunomiya Opener 2024」に出場するUb Huishan NE(セルビア)らと練習試合を実施。女子もUOQT2へ向けて各国が続々と来日を果たし、長年に渡って交流を続けるドイツ代表とともに強化を続けていきます。
■FIBA 3×3 ユニバーサリティ・オリンピック予選2
日程:5月3日(金)〜5日(日)
会場:栃木県・ライトキューブ宇都宮(大ホール)
放送:BS松竹東急(当日ハイライト録画放送)、とちぎテレビ(5月29日ダイジェスト番組)
出場国
【男子】
プールA:リトアニア(3)プエルトリコ(13)ブラジル(37)
プールB:日本(15)フランス(6)モンゴル(7)エジプト(21)
【女子】
プールA:日本(10)ドイツ(4)オーストラリア(23)ブラジル(50)
プールB:カナダ(5)オランダ(8)オーストリア(18)ケニア(24)
※予選プール上位各2チームが決勝トーナメントへ出場し、優勝チームがパリ2024オリンピック出場
※()内は4月15日時点のFIBAランキング
3×3女子日本代表は強化合宿をスタートしてから、約10日が経ちました。男子チームを相手に練習試合を重ね、様々な組み合わせを試しながら、既報通りの6人を選考。長谷川誠ヘッドコーチはパリ2024オリンピック出場がミッションであることを、初日から強調します。「ディフェンスではプレッシャーをかける。大きい選手も小さい選手も、インサイドもアウサイドもマークでき、それを10分間できるのが強みです。オフェンスはトランジション速いバスケスタイル。シュートの確率を上げ、2点と1点をうまく使い分けながら、より効率の良いオフェンスを目指して練習を進めています」と世界に勝つための準備を行っています。3×3のチーム構成は4人だけ、試合中はコーチなどスタッフもいません。チームワークを重要視し、練習中は選手同士が会話するシーンが多く見られます。「上手い選手を4人集めても勝てないと思っており、お互いを信頼し合えるチームが勝利へのカギになります」と長谷川ヘッドコーチは述べ、6人から最高の4人を選ぶ仕事が残っています。
OQT=オリンピック予選といえば、5人制女子日本代表も今年2月にハンガリーでの激闘を制し、パリ行きの切符を勝ち獲りました。その試合で奮闘する仲間たちの姿を見て、感動した高田静選手(ENEOSサンフラワーズ)は、「3×3もオリンピック出場権を獲得することで、見ている人たちに同じような感動を与えられると思います。5人制が日本のスタイルを見せたとおり、3×3日本代表もしっかり宇都宮で、小さくても速さで勝っていく日本らしいおもしろいバスケを多くの人に見てもらいたいです」と自信を持っています。
10分間または21点先取で勝負が決まる3×3は、5人制とは違って1日2〜3試合を行います。東京2020オリンピックへの出場を懸けたOQTの決勝トーナメントは、3試合を戦い抜きました。準決勝では惜しくもフランスに14-15で敗れます。その後、スペインと最後の一枠を懸けた3位決定戦は、18-18のまま10分間が終わり延長戦へ。先に2点連続得点を決めた日本が20-18で勝利し、開催国枠を与えられませんでしたが、自力でオリンピック出場をつかみました。オリンピック予選の戦い方を知る長谷川ヘッドコーチは「一戦一戦、それぞれの試合に臨むためのモチベーションがものすごく大事になります。前回はフランスに敗れた後、気持ちの切り替えやもう一度モチベーションを高めたことがうまくいきました。それが大きかったです」と振り返ります。
このUOQT2は8チームが出場し、各4チームが2つのプールに分かれて予選を行い、それぞれ上位2チームが決勝トーナメントへ出場。最終日は2試合だけ、2連勝したチームがパリ2024オリンピックへの出場を決めます。「10分間しかゲームがないからこそ、ゲームの出だしが本当に大切です。少しでも控え気味にはじまってしまえば、流れを持ってくることも難しくなります。毎試合出だしから自分たちのバスケをやるんだ、という意識がすごく大切になります。試合毎の切り替えも必要で、アジャストなどすぐに頭を切り替えて試合に臨むことが大切になります」という高田選手は、3×3をはじめてまだ1年程度。しかし、世界と戦ってきた経験とWリーグでの実績を掛け合わせ、ファンに背中を押されて戦う日本開催のUOQT2を楽しみにしています。
3×3男子日本代表選手は、本日から宇都宮で開幕する「FIBA 3×3 World Tour Utsunomiya Opener 2024」に出場するUb Huishan NE(セルビア)らと練習試合を実施。女子もUOQT2へ向けて各国が続々と来日を果たし、長年に渡って交流を続けるドイツ代表とともに強化を続けていきます。
■FIBA 3×3 ユニバーサリティ・オリンピック予選2
日程:5月3日(金)〜5日(日)
会場:栃木県・ライトキューブ宇都宮(大ホール)
放送:BS松竹東急(当日ハイライト録画放送)、とちぎテレビ(5月29日ダイジェスト番組)
出場国
【男子】
プールA:リトアニア(3)プエルトリコ(13)ブラジル(37)
プールB:日本(15)フランス(6)モンゴル(7)エジプト(21)
【女子】
プールA:日本(10)ドイツ(4)オーストラリア(23)ブラジル(50)
プールB:カナダ(5)オランダ(8)オーストリア(18)ケニア(24)
※予選プール上位各2チームが決勝トーナメントへ出場し、優勝チームがパリ2024オリンピック出場
※()内は4月15日時点のFIBAランキング