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男子日本代表:FIBAアジアカップ2025予選 Window1 明日は中国戦「高さや身体能力は世界レベルにある相手と対戦できるのは良い機会」比江島慎選手
「FIBAアジアカップ2025予選 Window1」(以下Window1)第2戦へ向け、男子日本代表と来日した中国代表は有明コロシアムにて前日練習が行われました。2021年11月、男子日本代表に就任したばかりだったトム・ホーバスヘッドコーチの初陣が、仙台で行われた中国戦。その試合は2連敗に終わり、さらに「アジアでは中国に88年間勝てていないので、戦えるのを楽しみにしています」とリベンジに燃えています。

 FIBA大会サイト(”Three reasons why Japan can claim historic win against China”)では、1938年ベルリンオリンピックで勝利して以来と紹介されました(※2017年に長野で開催された東アジア選手権では76-58で勝利)。



 2012年に東京で開催された第4回FIBAアジアカップ(現FIBAアジアチャレンジ)でも、60-50で勝利。当時、青山学院大学4年生だった比江島慎選手(宇都宮ブレックス)が、日本代表デビューした年です。アジア競技大会でも勝利した経験を覚えている比江島選手ですが、いずれも若手主体のチームでした。オリンピックやFIBAワールドカップなど世界への扉を開けるフルメンバーとの真剣勝負も経験してきた比江島選手は「なかなか勝てない状況があるので、まだまだ日本が上という感覚は持てていないです」と中国の印象を述べます。

 2年半前に対戦したホーバスジャパンの初陣を振り返り、「あのときは自分も何をして良いか分からず、チーム自体も何が強みなのかもあまり理解できていなかった状況でした。でも、今はもう自分の役割も明確化されていますし、あのときに足りなかったものを明日の試合で見せられれば良いです」と話すとおり、日本代表は進化しています。当時は比江島選手の性格も把握していなかったホーバスヘッドコーチに、「活を入れられたことは鮮明に覚えています」と苦笑い。感情を表に出すタイプではない比江島選手に対し、プレーに気持ちが入っていないと勘違いされることもありました。しかし、今では厚い信頼関係が築かれ、グアム戦も27分39秒と長い時間を託しています。



 中国が上という感覚があるという比江島選手ですが、昨年のFIBAワールドカップを勝ち抜き、アジア1位の成績でパリ2024オリンピックへの出場権を獲得した今は、「高さや身体能力は世界レベルにある相手とアジアカップ予選で対戦できるのは良い機会だと思います。自分も集大成に来ている中で、中国と対戦できるのはなかなかないと思うので、絶対に勝ちたいです」と自信を持って明日の試合を迎えます。

 明日2月25日(日)は14:00ティップオフ(開場12:30予定)。場外にあるAKATSUKI JAPAN公式グッズショップは10:30よりオープンします。チケットはすでに完売していますので、 テレビ朝日系列ならびにDAZN、TVerの生中継をぜひご覧ください。