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女子日本代表:負けられないカナダとの最終戦「40分間走り切って、夜を楽しく過ごしましょう!」林咲希選手
  「FIBA女子オリンピック世界最終予選 〜FIBA Women’s Olympic Qualifying Tournaments 2024〜」(以下OQT)最終戦は、日本時間2月11日(日)23:00より1勝1敗同士のカナダと対戦します。勝てばパリ2024オリンピック出場が決まる大一番であり、ハンガリー戦に敗れた悔しさから気持ちを切り替え、試合前の練習を終えました。

 恩塚亨ヘッドコーチは「調子どうこうではなく、自信を持ってやり切る。これまで練習してきたことに自身を持つ。そのためにも、これまで準備してきたことをしっかりと思い出して、試合までに臨めるようにしましょう」と選手たちに伝え、最後の練習を締めました。その後のハドルでは、「今までやって来たことをしっかりコートに全部出し切って、絶対に勝ちましょう。絶対に自分たちは走りきれるので、40分間走り切って、夜を楽しく過ごしましょう!」と林咲希キャプテンがモチベーションを高めました。

 カナダにとっても負けられない戦いであり、敗れた方がその後に行われるハンガリーvsスペインの結果に委ねられ、緊張から解放されないまま夜を迎えなければなりません。だからこそ、林選手が決意表明したとおり、カナダに勝ってオリンピックへの切符をつかみに行きます。



 ハンガリーとの接戦に敗れたあと、「日本らしいな」と感じていたのは、吉田亜沙美選手(アイシン ウィングス)でした。その言葉の裏には、「追い詰められたときに力を発揮できるのが日本です」という自信があるからです。休息日となった昨日の練習も、カナダ戦前の午前練習も変わらぬ良い雰囲気のまま準備ができています。

 今シーズンに現役復帰したばかりの吉田選手であり、アイシンではプレータイムを制限しながらコンディションを上げてきました。しかし、1月10日からスタートした強化合宿では5日連続、ハンガリーに入る前は6日連続の日もあり、「本当にタフな練習をこなしてきましたし、他のチームよりも練習してきたという自信もあります」と吉田選手は充実した表情で語ります。過去に悔しい思いをしたOQTを知る吉田選手は、「いかに気持ちを作って自分たちの強みである走り勝つこと、そして思い切りシュートを打つことが大事です」と気を引き締めてチーム一丸、日本一丸でラストゲームに臨みます。