3×3女子日本代表:5月宇都宮でオリンピック出場権を勝ち獲るための強化スタート「アメリカは絶対に勝てない相手ではない」高田静選手
3×3女子日本代表は1月15日(月)〜18日(木)の期間、味の素ナショナルスポーツセンターにて第1次強化合宿を実施。今年5月3日(金)より、栃木県宇都宮市(ライトキューブ宇都宮、宮みらいライトヒル)にてパリ2024オリンピックへの出場権を懸けた「FIBA 3×3 バスケットボール ユニバーサリティオリンピック予選2(UOQT2)」が開催されます。この招致のおかげで、3×3日本代表は男女揃って開催国枠として出場します。世界の強豪8チームで争われる「地元開催で1位になって、オリンピック出場権を勝ち獲りにいきます」と長谷川誠ヘッドコーチは照準を合わせ、強化をスタートさせました。3×3男女日本代表は、5月16日よりハンガリーで行われるFIBAオリンピック世界最終予選(OQT)の出場資格も有しています。
第1次強化合宿は3×3女子日本代表候補選手13名を招集。今後の第2次強化合宿へ向けて絞り込むわけではなく、2度の合宿に分けて多くの選手にチャンスを与えます。直近の国際大会である「FIBA 3×3 アジアカップ」(3月27日〜31日/シンガポール)で上位を目指すのは当然ですが、そこは通過点であり、オリンピック出場権獲得が最優先ミッションです。
3×3女子日本代表の特徴は「オフェンスとディフェンスの切り替えの速さ」と「しっかりと体を当ててプレーすること」、そして「2ポイントシュートを積極的に打つこと」を長谷川ヘッドコーチは挙げます。今合宿では様々な選手を組み合わせながらスクリメージを行い、最強チームづくりがはじまりました。
昨年4月末の合宿から3×3をはじめたばかりの高田静選手(ENEOSサンフラワーズ)は、その翌月にウィーンで開催されたFIBA 3×3ワールドカップでデビュー。ENEOSのチームメイトである中田珠未選手と三田七南選手、早稲田大学の後輩となる江村優有選手の4人で出場しました。ベスト8入りを懸けた決勝トーナメント(プレーイン)でアメリカと対戦し、17-22で敗れて最終結果は9位。この結果は同大会における過去最高位であり、「アメリカは絶対に勝てない相手ではないという手応えがありました。だからこそ、パリ2024オリンピックの切符を勝ち獲って、もう1回対戦して勝つことができることを証明したいです」と高田選手は力を込めます。
高田選手は3×3と出会ったことで、「5人制バスケに生かされていることもすごく感じています」とそのメリットを挙げます。実際、今シーズンのWリーグではこれまで全18試合で先発を任され、平均10.7点と二桁をマーク(※1月9日現在)。長谷川ヘッドコーチは以前から3×3を経験することで5人制に生かされるスキルが多々あることを強調してきました。3×3も5人制も同じバスケであり、だからこそ多くの選手にその機会を与えて強化しています。
東京2020オリンピックへ向け、3×3と5人制の両方で候補選手に名を連ねていた宮下希保選手(トヨタ自動車アンテロープス)。2019年6月にオランダで開催されたFIBA 3×3 ワールドカップに出場した後、すぐに5人制女子日本代表に選出され、同年11月「FIBA女子オリンピック プレ・クオリファイイング・トーナメント2019」では平均16.3点と大活躍。2020年2月の「FIBA女子オリンピック世界最終予選」にも出場しました。東京2020オリンピックの舞台に立つ2つのチャンスがあった宮下選手でしたが、「その後はケガをし、コンディションが戻らないまま選考から落ちてしまう悔しい思いをしました」と当時を振り返ります。
2019年6月のFIBA 3×3 ワールドカップ以来の3×3となった今合宿は、その感覚をつかみ直すことに努めています。宮下選手はふたたび、オリンピックにつながるレールを走りはじめました。
「前回はありがたいことに、5人制も3×3も候補選手に選ばれましたが、悔しい思いもしました。自分の中ではどちらかを優先するというよりも、誰にでもできる経験ではないので、与えられた場所で一生懸命がんばるだけです」
第1次強化合宿は3×3女子日本代表候補選手13名を招集。今後の第2次強化合宿へ向けて絞り込むわけではなく、2度の合宿に分けて多くの選手にチャンスを与えます。直近の国際大会である「FIBA 3×3 アジアカップ」(3月27日〜31日/シンガポール)で上位を目指すのは当然ですが、そこは通過点であり、オリンピック出場権獲得が最優先ミッションです。
3×3女子日本代表の特徴は「オフェンスとディフェンスの切り替えの速さ」と「しっかりと体を当ててプレーすること」、そして「2ポイントシュートを積極的に打つこと」を長谷川ヘッドコーチは挙げます。今合宿では様々な選手を組み合わせながらスクリメージを行い、最強チームづくりがはじまりました。
昨年4月末の合宿から3×3をはじめたばかりの高田静選手(ENEOSサンフラワーズ)は、その翌月にウィーンで開催されたFIBA 3×3ワールドカップでデビュー。ENEOSのチームメイトである中田珠未選手と三田七南選手、早稲田大学の後輩となる江村優有選手の4人で出場しました。ベスト8入りを懸けた決勝トーナメント(プレーイン)でアメリカと対戦し、17-22で敗れて最終結果は9位。この結果は同大会における過去最高位であり、「アメリカは絶対に勝てない相手ではないという手応えがありました。だからこそ、パリ2024オリンピックの切符を勝ち獲って、もう1回対戦して勝つことができることを証明したいです」と高田選手は力を込めます。
高田選手は3×3と出会ったことで、「5人制バスケに生かされていることもすごく感じています」とそのメリットを挙げます。実際、今シーズンのWリーグではこれまで全18試合で先発を任され、平均10.7点と二桁をマーク(※1月9日現在)。長谷川ヘッドコーチは以前から3×3を経験することで5人制に生かされるスキルが多々あることを強調してきました。3×3も5人制も同じバスケであり、だからこそ多くの選手にその機会を与えて強化しています。
東京2020オリンピックへ向け、3×3と5人制の両方で候補選手に名を連ねていた宮下希保選手(トヨタ自動車アンテロープス)。2019年6月にオランダで開催されたFIBA 3×3 ワールドカップに出場した後、すぐに5人制女子日本代表に選出され、同年11月「FIBA女子オリンピック プレ・クオリファイイング・トーナメント2019」では平均16.3点と大活躍。2020年2月の「FIBA女子オリンピック世界最終予選」にも出場しました。東京2020オリンピックの舞台に立つ2つのチャンスがあった宮下選手でしたが、「その後はケガをし、コンディションが戻らないまま選考から落ちてしまう悔しい思いをしました」と当時を振り返ります。
2019年6月のFIBA 3×3 ワールドカップ以来の3×3となった今合宿は、その感覚をつかみ直すことに努めています。宮下選手はふたたび、オリンピックにつながるレールを走りはじめました。
「前回はありがたいことに、5人制も3×3も候補選手に選ばれましたが、悔しい思いもしました。自分の中ではどちらかを優先するというよりも、誰にでもできる経験ではないので、与えられた場所で一生懸命がんばるだけです」