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ディフェンス力で上回ったデンソーが85-63で勝利し、3年連続決勝進出
第90回皇后杯ファイナルラウンドは、3年連続同じカードとなった富士通レッドウェーブvsデンソー アイリスの準決勝。第1クォーターを10点に抑えるディフェンスで見せたデンソーが、85-63で3年連続同一カードの準決勝を制し、3年連続決勝へ駒を進めた。決勝は12月17日(日)15:00より、こちらも3年連続。過去7回、決勝で苦汁をなめさせられ続けているデンソーが初優勝を目指す。

富士通レッドウェーブ 63-85 デンソー アイリス


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4-0と先に連続得点を挙げた富士通。対するデンソーは#8髙田真希、#0馬瓜エブリンが連続3ポイントシュートを決めて逆転。馬瓜はファウルでもらったフリースローもきっちり沈め、4ポイントプレーで4-8とし、気持ちを見せる。富士通は最初に挙げた4点のまま、5分が経過。第1クォーターから5本の3ポイントシュートを成功させたデンソーが10-24と大きくリードする。対する富士通は1本しか打てず、前半を合わせても2/8本に抑えられ、29-45とデンソーが16点差で折り返す。

後半も同様に、終始富士通ペースで進む。髙田23点、馬瓜15点、ベンチスタートの#10渡部友里奈も12点を挙げ、63-85でデンソーが快勝。準々決勝から危なげない展開で勝ち続けるデンソーが初優勝を目指し、10連覇中の女王・ENEOSに8度目の決勝へ挑む。



■デンソー ヴラディミール ヴクサノヴィッチ ヘッドコーチ
やはりオフェンスで自信をなくしてしまえば、どんな相手にも勝つことはできません。常にボールがリングに入るわけではないですが、それでも自信を持って打ち続けないといけないです。今日は準々決勝のときと比べて、しっかりと打ち切るところはできたと思います。

■デンソー #8髙田真希選手
ディフェンスがすごく良かったと思います。自分たちは良いディフェンスをすることを、この練習でも取り組んできました。それが、準々決勝も相手をロースコアに抑えられた結果でしたので、今日もディフェンスが良かったです。ノーマークでチャンスがあれば積極的にシュートを打つように、コーチには言われています。それが今日は良く決められかなと思います。オフェンスの中で少しずつズレを作れていたのも、一人ひとりが攻め気を持てていたのがすごく良かったです。
これまでの試合は、相手をロースコアに抑えると自分たちの良い流れに持っていくことができています。今日もENEOSはハイスコアの展開で勝っているので、いかにディフェンスで抑えるか、相手のペースでバスケットをさせないようにできるかが重要になります。自分たちがすごく自信を持っているディフェンスを徹底していくことが勝利の鍵になると思います。

■デンソー #0馬瓜エブリン選手
一瞬一瞬の勝負が、4クォーターの中でいっぱいあると思っています。その中で1個1個負けない、とにかく負けないことが次を乗り越える鍵になると思います。 出だしに4-0にされたときに、富士通の流れに行きそうな雰囲気になると感じたので、とにかく自分がシュートを打つことで、みんなが勇気を持ってシュートを打ちやすいような雰囲気を作ることが大事だと思いました。それが、(バスケットカウントでの)4ポイントプレーが成功できたと思います。明日は本当にラストなので、全部をそこに置いてくるつもりでプレーしたいです。

■富士通 #52宮澤夕貴選手
全員で守って全員で攻めるところ。(町田)瑠唯さんに任せきりになっていたことが、富士通は多くなっていたので、そうではなく全員でシェアしながら、全員アタックしていこうと臨みました。でも、オフェンスではどこで攻めるか、ピックも全然かからず、なかなか得点が獲れませんでした。また、最初のディフェンスで相手にやられてしまったのが敗因です。最初の出だしが良くなかったです。