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今シーズンWリーグ負けなしのトヨタ自動車を、70-68で競り勝ったシャンソンが7大会ぶりベスト4進出
第90回皇后杯ファイナルラウンドは準々決勝がスタート。本日12月13日(水)には2試合が行われ、第1試合はシャンソン化粧品シャンソンVマジックが70-68でトヨタ自動車アンテロープスを下し、7大会ぶりベスト4進出を決めた。今いるメンバーにとっては、初の準々決勝突破である。

シャンソン化粧品シャンソンVマジック 70-68 トヨタ自動車アンテロープス


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#23山本麻衣の3ポイントシュートでトヨタ自動車が先制すると、一気に0-11でリズムをつかむ。開始5分を過ぎ、シャンソンは#45佐藤由璃果がようやく初得点を決めて2-12。対するトヨタ自動車は、最大14点差を開いた立ち上がり。しかし、シャンソンも本来の力を発揮しはじめると点差を詰める。13-19、ENEOSが6点リードして第1クォーター終了。

#14吉田舞衣の3ポイントシュートでシャンソンが先制し、16-19と1ゴール差に迫ると流れが傾く。残り4’09、#3金田愛奈がフリースローを決め、24-23とこの試合はじめてシャンソンがリードを奪う。前半は32-30とシャンソンリードで折り返し、その後の10分間も2点のリードを保ったまま最終クォーターへ。

第4クォーター残り5’56、#13平下愛佳の3ポイントシュートで57-58とし、トヨタ自動車が逆転。そこから互いにシュートを決め、1点差のリードを奪い合う。残り1’05、#1小池遥の3ポイントシュートを決め、先に連続読点を決めたシャンソンが66-62と抜け出す。トヨタ自動車もファウルゲームでチャンスを作ったが、70-68でシャンソンが勝利し、準決勝進出を決めた。

■シャンソン 鵜澤潤ヘッドコーチ
どちらかと言えば、アウトサイドの守りを中心に準備してきました。試合の入りが少し硬くて、相手にリードされましたが自分たちはディフェンスから、シュートが入らなくてもしっかり守ってリズムが来るまで我慢しようと常に言っています。シュートが入らない時間帯も気持ちを切らさずに、自分たちの波が来るまでディフェンスとリバウンドで耐え忍んでくれました。

■シャンソン #45 佐藤由璃果選手
トヨタ自動車には、Wリーグで2年連続負けているので、強い気持ちを持ってプレーすることを心がけていました。緊張しないように、特に何も考えないように、いつも通りやろうという気持ちで第4クォーターは臨んでいました。皇后杯でのベスト4は自分にとってはじめてなので、良い経験にもなります。また、チームの団結力がより一層深まったと思います。土曜日の準決勝もチーム一丸となってがんばります。



■トヨタ自動車 大神雄子ヘッドコーチ
出だしは悪くなかったというよりも、相手がシュートを落としてくれたことで、自分たちの点数がつなげただけだと思っていました。気を抜くことなく、40分間を通して戦うことはできました。最後のワンポゼッションまで勝負が分からなかったというのは、言いたくはないけど運かもしれないし、何か一歩足りなかったところがあったかもしれないです。そこは誰を責めるわけではなく、もう少し何かできなかったのかとコーチサイドはしっかり話し合わなければならないです。

■トヨタ自動車 #23 山本麻衣選手
出だしは良かったですが、後半は自分たちのディフェンスのところで、ファンダメンタルやリバウンド、1対1ができておらず、それでシャンソンにやられてしまったと思います。前半にファウルを2つして、第3クォーターはじまってすぐにまたファウルをしてしまい、そこはチームに迷惑をかけてしまったと思います。