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3×3男子日本代表:アジア競技大会 予選プール[第3戦]日本 21-17 韓国「絶対にここで足をとめてはいけない」下川拓海選手
「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」予選プール4連戦で行われている3×3男子日本代表は、韓国との3戦目。相手の2ポイントシュートを1本におさえ、全員でリバウンドに飛び込んだ日本が21-17のKO勝利で2勝目(1敗)を挙げました。現在プールBは3連勝のイランが首位。続く2勝の日本と韓国が明日の試合でともに勝利すれば、直接対決の結果で上回る日本が2位通過となります。




 昨日敗れたイラン戦で浮き彫りになった課題に向き合い、今朝の練習時にもう一度確認作業をしました。ジュウ イーサン龍英選手(フットヒル大学 / ALPHAS.EXE)は「リバウンド面で苦戦したので、今日はとにかくノーファウルでインサイドを徹底して守り、シュートが落ちたら全員でリバウンドに行くマインドセットをしました」と修正点を挙げます。もうひとつ、下川拓海選手(日本体育大学 / 品川CC WILDCATS.EXE)は「相手のインサイドからの1点が止められず、自分たちの足も止まっていた時間が長くなり、結果的に点差がついてしまいました」とイラン戦での課題を潰しながら準備します。「絶対に落としてはいけない。絶対に勝たないといけない試合なんだ」と全員で鼓舞し合い、勝負の韓国戦を迎えました。




 下川選手の2ポイントシュートが決まってゲームはスタート。昨日の試合後から「ずっと不安もありましたが、両親や品川CCの人たちが励ましてくれた」おかげで気持ちを切り替え、積極性が増します。まずは相手の2ポイントシュートをおさえ、ディフェンスで粘りを見せます。高さで上回る韓国がインサイドで得点を狙ってきたとき、イラン戦の経験が生きました。下川選手曰く、「絶対にここで足をとめてはいけない」とみんなで声をかけ、簡単に得点されないよう機動力でカバーします。

 ジュウ選手は「今朝の練習で確認していたことが全部、この試合で出すことができました」と完璧なプレーで、21-17のKO勝利。同時にこのチームのスタイルであり、勝ち方が見えた試合にもなりました。オフェンスでの修正点として、ジュウ選手は「昨日も一昨日の試合も、田中(晴瑛)選手に少し頼ってしまっている部分がありました。今日はみんなでボールをまわし、積極的にドライブをして簡単な2ポイントシュートやレイアップシュートを狙っていました。そこが良かったです」と話し、全員がステップアップできた試合になりました。

 明日9月29日(金)は男女揃って予選プール最終戦を迎えます。17:45から先に男子がグループB 2位通過を目指し、モルディブと対戦。まだ白星のない相手ですが、「やるべきことは今日の韓国戦と同じで、絶対に変わらないです。そこを10分間やり続けることで、結果がついてくるとも思っています」と下川選手は足元を見つめます。20:00より女子は1勝1敗同士のカザフスタンと対戦。こちらも勝った方がプールB 2位通過となり、上位での準決勝進出決定戦を目指す戦いとなります。