男子日本代表:アジア競技大会 予選ラウンド[第1戦]日本 95-63 カタール「ミスを誘うことができ、無理にファウルで止めることも少なかった」平岩玄選手
「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」は男子日本代表が開幕戦を迎え、95-63でカタールに快勝。同時刻に開催された3×3男子日本代表も19-15でトルクメニスタンを破り、揃って初戦で初勝利を挙げました。
「僕がクリエイトすることで、若手がもっともっとアグレッシブにプレーできればいいなと思い、それが自分の仕事です」という今村佳太選手(琉球ゴールデンキングス)が第1クォーターから11点を挙げ、流れを引き寄せます。代わって入った細川一輝選手(三遠ネオフェニックス)もそのバトンをしっかりとつなぎ、はじめての国際試合で3ポイントシュートを5本決め、15点と活躍。今村選手は17点、寺嶋良選手(広島ドラゴンフライズ)はチームハイの22点、佐藤卓磨選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)もリバウンドでチーム最多の11本、齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)は5アシストと、トム・ホーバスヘッドコーチの下でFIBAワールドカップ アジア予選を経験した選手たちがチームを引っ張り、勝利に貢献します。
コーリー・ゲインズヘッドコーチは「若い選手と経験のある選手がうまく融合し、そのコンビネーションがすごく良かったです。トムコーチが築いてきたシステムをこのチームも受け継ぎ、それがしっかり体現できました」と評価します。3ポイントシュートを15本成功させ、ペイントアタックしたことで24本のフリースローを得ました(18本成功)。ディフェンスでは前からプレッシャーをかけ、最後までハードに守り抜き、相手に24本のターンオーバーを与えます。特筆すべきはリバウンドであり、その総数は42-39本、オフェンスリバウンドだけでも18-12でカタールを上回りました。
ゲインズヘッドコーチは「ディフェンスとオフェンスの両面で、リバウンドが助けてくれました。しっかりボックスアウトし、そしてリバウンドを取り切ったことで、速攻にもつなげられました。そこが今日の一番良かったところです」と及第点を与えます。
今大会の目的として、若手選手たちが経験を積み、経験ある選手はパリ2024オリンピックの選考に絡んでいくことをゲインズヘッドコーチは掲げました。インサイドを止めきれず、前半から4人が3つのファウルを数えます。その原因に対し、「はじめて国際試合に出る選手も多く、アグレッシブにプレーしていた証拠です」とゲインズヘッドコーチは述べ、それも経験です。川島悠翔選手(NBAグローバルアカデミー)は第3クォーター終盤にファウルアウトしてしまいましたが、最後はオフェンスファウルでした。その前のプレーではしっかりと守ることができはじめており、それ以外の選手もファウルアウトすることなく、後半に修正が見られていたのは収穫です。
その中において、先発で起用された平岩玄選手(アルバルク東京)は、2つのファウルで守り切りました。「僕と市川(真人/ベルテックス静岡)しかビッグマンはいないので、極力ファウルを減らすことを意識していました。そのためにも相手の得意ではない方へプレーさせ、ミスを誘うことができ、無理にファウルで止めることも少なかったです」と平岩選手は自信がうかがえます。ゲインズヘッドコーチも、「相手のビッグマンがポストアップしてきたところを良いポジションで守り、決めたことを最後まで遂行できていました。そこからのターンオーバーを誘発できたところも良かったです」とその働きを労います。
昨シーズンのBリーグ レギュラーシーズンにおいて、35試合に出場しましたが平均時間は4分43秒だった平岩選手。しかし今日は先発で出場し、ジャンプボールも任され、チームで一番長い21分4秒間コートに立ち続けました。「短い合宿の中で不安な面もいっぱいあったけど、ひとまずは勝てて良かったですし、久しぶりに国歌を聞いて震え上がる思いでした。試合も久しぶりでしたが、本当に楽しかったです」と笑顔を見せます。A東京のデイニアス・アドマイティスヘッドコーチから「試合で得られるものは全部得て来い」と送り出してもらった平岩選手は、その環境に感謝していました。
世代の近い選手たちということもあり、コミュニケーションが良く取れて、少ない時間でもチームとしてのまとまりもあります。「まだまだ課題も多いです」という今村選手は、今のチーム状況をこのように話します。
「まだ1勝しただけなので、まだまだこれからですが、僕たちみたいな若手の急増チームにとってはこのような結果や、試合を通じて一つひとつ積み重ねていくことが、本当に大きな経験になります。そういう意味では、非常に良いスタートを切れたかな、とは思います。常にアグレッシブにプレーし、コミュニケーションを取ることが大事です。良いときもあれば、悪いときもありますが、日本のバスケスタイルを徹底し続けることができれば試合でも形になると思っています。昨日よりも今日、今日よりも明日さらに良くなるようにつなげていきたいです」
男子日本代表の次戦は、9月28日(木)14:30よりインドネシアと対戦。明日9月27日(水)は3×3男女日本代表が揃って2戦目に挑み、14:25より男子はイラン、続けて女子がチャイニーズ・タイペイと対戦します。3チームが幸先良く白星スタートを切り、最後に登場する女子日本代表は明日18:30より、ホンコン・チャイナとの初戦に臨みます。この試合は、TBSでも生中継が予定されています。
「僕がクリエイトすることで、若手がもっともっとアグレッシブにプレーできればいいなと思い、それが自分の仕事です」という今村佳太選手(琉球ゴールデンキングス)が第1クォーターから11点を挙げ、流れを引き寄せます。代わって入った細川一輝選手(三遠ネオフェニックス)もそのバトンをしっかりとつなぎ、はじめての国際試合で3ポイントシュートを5本決め、15点と活躍。今村選手は17点、寺嶋良選手(広島ドラゴンフライズ)はチームハイの22点、佐藤卓磨選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)もリバウンドでチーム最多の11本、齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)は5アシストと、トム・ホーバスヘッドコーチの下でFIBAワールドカップ アジア予選を経験した選手たちがチームを引っ張り、勝利に貢献します。
コーリー・ゲインズヘッドコーチは「若い選手と経験のある選手がうまく融合し、そのコンビネーションがすごく良かったです。トムコーチが築いてきたシステムをこのチームも受け継ぎ、それがしっかり体現できました」と評価します。3ポイントシュートを15本成功させ、ペイントアタックしたことで24本のフリースローを得ました(18本成功)。ディフェンスでは前からプレッシャーをかけ、最後までハードに守り抜き、相手に24本のターンオーバーを与えます。特筆すべきはリバウンドであり、その総数は42-39本、オフェンスリバウンドだけでも18-12でカタールを上回りました。
ゲインズヘッドコーチは「ディフェンスとオフェンスの両面で、リバウンドが助けてくれました。しっかりボックスアウトし、そしてリバウンドを取り切ったことで、速攻にもつなげられました。そこが今日の一番良かったところです」と及第点を与えます。
今大会の目的として、若手選手たちが経験を積み、経験ある選手はパリ2024オリンピックの選考に絡んでいくことをゲインズヘッドコーチは掲げました。インサイドを止めきれず、前半から4人が3つのファウルを数えます。その原因に対し、「はじめて国際試合に出る選手も多く、アグレッシブにプレーしていた証拠です」とゲインズヘッドコーチは述べ、それも経験です。川島悠翔選手(NBAグローバルアカデミー)は第3クォーター終盤にファウルアウトしてしまいましたが、最後はオフェンスファウルでした。その前のプレーではしっかりと守ることができはじめており、それ以外の選手もファウルアウトすることなく、後半に修正が見られていたのは収穫です。
その中において、先発で起用された平岩玄選手(アルバルク東京)は、2つのファウルで守り切りました。「僕と市川(真人/ベルテックス静岡)しかビッグマンはいないので、極力ファウルを減らすことを意識していました。そのためにも相手の得意ではない方へプレーさせ、ミスを誘うことができ、無理にファウルで止めることも少なかったです」と平岩選手は自信がうかがえます。ゲインズヘッドコーチも、「相手のビッグマンがポストアップしてきたところを良いポジションで守り、決めたことを最後まで遂行できていました。そこからのターンオーバーを誘発できたところも良かったです」とその働きを労います。
昨シーズンのBリーグ レギュラーシーズンにおいて、35試合に出場しましたが平均時間は4分43秒だった平岩選手。しかし今日は先発で出場し、ジャンプボールも任され、チームで一番長い21分4秒間コートに立ち続けました。「短い合宿の中で不安な面もいっぱいあったけど、ひとまずは勝てて良かったですし、久しぶりに国歌を聞いて震え上がる思いでした。試合も久しぶりでしたが、本当に楽しかったです」と笑顔を見せます。A東京のデイニアス・アドマイティスヘッドコーチから「試合で得られるものは全部得て来い」と送り出してもらった平岩選手は、その環境に感謝していました。
世代の近い選手たちということもあり、コミュニケーションが良く取れて、少ない時間でもチームとしてのまとまりもあります。「まだまだ課題も多いです」という今村選手は、今のチーム状況をこのように話します。
「まだ1勝しただけなので、まだまだこれからですが、僕たちみたいな若手の急増チームにとってはこのような結果や、試合を通じて一つひとつ積み重ねていくことが、本当に大きな経験になります。そういう意味では、非常に良いスタートを切れたかな、とは思います。常にアグレッシブにプレーし、コミュニケーションを取ることが大事です。良いときもあれば、悪いときもありますが、日本のバスケスタイルを徹底し続けることができれば試合でも形になると思っています。昨日よりも今日、今日よりも明日さらに良くなるようにつなげていきたいです」
男子日本代表の次戦は、9月28日(木)14:30よりインドネシアと対戦。明日9月27日(水)は3×3男女日本代表が揃って2戦目に挑み、14:25より男子はイラン、続けて女子がチャイニーズ・タイペイと対戦します。3チームが幸先良く白星スタートを切り、最後に登場する女子日本代表は明日18:30より、ホンコン・チャイナとの初戦に臨みます。この試合は、TBSでも生中継が予定されています。