女子日本代表:アジア競技大会直前合宿「オフェンスで停滞することがなくなりました」恩塚亨ヘッドコーチ
男女5人制、男女3×3の日本代表4チームが参加する「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」は9月23日(土)より中国・杭州にて開幕。バスケットボール競技の初陣は9月25日(月)に女子3×3日本代表がネパールと対戦。翌26日(火)には男子日本代表vsカタール、同じ日に男子3×3日本代表vsトルクメニスタン、27日(水)のラストに登場する女子日本代表は香港と開幕戦を迎えます。
近年はFIBA女子ワールドカップなど主要大会と開催時期が重なり、若手メンバーで臨んでいました。コロナ禍で1年延期になったことでフルメンバーで出場する今大会の目標は、もちろん金メダル獲得です。
髙田真希選手(デンソー アイリス)にとっても、アジア競技大会出場は2010年以来となります。今夏のFIBA女子アジアカップ決勝で、71-73と惜しくも中国に敗れた悔しさは記憶に新しく、「相手のホームでしっかり勝って自信をつけて、2月のOQT(FIBAパリ2024オリンピック世界最終予選)へ向けて良い準備をしていきたいです」と髙田選手はリベンジを誓うとともに、パリ2024オリンピック進出へ向けて勢いづけます。林咲希キャプテン(富士通レッドウェーブ)も同様に、「中国とは決勝で対戦することを予想していますし、アウェーになりますがもう優勝しかないです」と力を込めます。
今シーズンの強化ポイントとして、「ポジショニングで相手より先手を取って有利な戦いを増やす。次に、日本の強みを消そうとしてくる相手を超えるため、チームとしてシステムを使い、それをスムーズに遂行できるようにする。3つ目はカオスになる状況の中でも、その場その場で良い判断を重ねて、質の良い選択をしていくこと」を掲げ、恩塚亨ヘッドコーチはチームを成長させてきました。現在行われている直前合宿を通じて、「オフェンスで停滞することがなくなりました。一つの手がダメだったとしても、次の手へスムーズに、発展的に移行することができています」と評価し、選手自身の考えでクリエイトするプレーが日増しに増えています。
FIBA女子アジアカップで中国に敗れた反省点を振り返り、「非常にタフなゲームの中で、残り5分は特に良い判断ができなかったところがありました」と恩塚ヘッドコーチ。合宿初日に中国戦の映像をみんなで見直し、「なにが課題で、なにが原因だったか、そのための解決策を持つこと、よりフィジカルな状況の中で表現することをもう一度理解し、よりタフな攻防の中でトレーニングを重ねてきた結果、求めるプレーを表現できるようになった手応えがあります」とレベルアップさせ、選手たちも「早く試合がしたい」と待ちきれない様子でした。
チームだけではなく、「個人的にもスキルアップできています」という林選手。これまでのシューターとしての役割に加え、「パスやドライブができるようになり、FIBA女子アジアカップ後に提案したフォーメーションを取り入れています。明確になっていない部分や困った部分を恩塚ヘッドコーチと共有し、選手同士でも話し合いながらより明確にプレーできるようになっています」と話し、全体的に底上げができています。
直談判したフォーメーションに関して、「いくつか用意された中で、自分たちがセレクトしながら練習しています。新しいフォーメーションにまだ慣れていないことで、うまくいかないことも今はあります。逆に、FIBA女子アジアカップまでに取り組んできたプレーは、本当にスムーズにできています。新しいプレーが増えている今、やっぱり練習していかなければうまくはいかないことを全員が分かっており、共通認識はできています」と林選手は続けます。開幕戦までにその精度を高めるのはもちろんですが、想定される中国との決勝戦へ向け、そして勝つために試合を通じて成長していくだけです。
近年はFIBA女子ワールドカップなど主要大会と開催時期が重なり、若手メンバーで臨んでいました。コロナ禍で1年延期になったことでフルメンバーで出場する今大会の目標は、もちろん金メダル獲得です。
髙田真希選手(デンソー アイリス)にとっても、アジア競技大会出場は2010年以来となります。今夏のFIBA女子アジアカップ決勝で、71-73と惜しくも中国に敗れた悔しさは記憶に新しく、「相手のホームでしっかり勝って自信をつけて、2月のOQT(FIBAパリ2024オリンピック世界最終予選)へ向けて良い準備をしていきたいです」と髙田選手はリベンジを誓うとともに、パリ2024オリンピック進出へ向けて勢いづけます。林咲希キャプテン(富士通レッドウェーブ)も同様に、「中国とは決勝で対戦することを予想していますし、アウェーになりますがもう優勝しかないです」と力を込めます。
今シーズンの強化ポイントとして、「ポジショニングで相手より先手を取って有利な戦いを増やす。次に、日本の強みを消そうとしてくる相手を超えるため、チームとしてシステムを使い、それをスムーズに遂行できるようにする。3つ目はカオスになる状況の中でも、その場その場で良い判断を重ねて、質の良い選択をしていくこと」を掲げ、恩塚亨ヘッドコーチはチームを成長させてきました。現在行われている直前合宿を通じて、「オフェンスで停滞することがなくなりました。一つの手がダメだったとしても、次の手へスムーズに、発展的に移行することができています」と評価し、選手自身の考えでクリエイトするプレーが日増しに増えています。
FIBA女子アジアカップで中国に敗れた反省点を振り返り、「非常にタフなゲームの中で、残り5分は特に良い判断ができなかったところがありました」と恩塚ヘッドコーチ。合宿初日に中国戦の映像をみんなで見直し、「なにが課題で、なにが原因だったか、そのための解決策を持つこと、よりフィジカルな状況の中で表現することをもう一度理解し、よりタフな攻防の中でトレーニングを重ねてきた結果、求めるプレーを表現できるようになった手応えがあります」とレベルアップさせ、選手たちも「早く試合がしたい」と待ちきれない様子でした。
チームだけではなく、「個人的にもスキルアップできています」という林選手。これまでのシューターとしての役割に加え、「パスやドライブができるようになり、FIBA女子アジアカップ後に提案したフォーメーションを取り入れています。明確になっていない部分や困った部分を恩塚ヘッドコーチと共有し、選手同士でも話し合いながらより明確にプレーできるようになっています」と話し、全体的に底上げができています。
直談判したフォーメーションに関して、「いくつか用意された中で、自分たちがセレクトしながら練習しています。新しいフォーメーションにまだ慣れていないことで、うまくいかないことも今はあります。逆に、FIBA女子アジアカップまでに取り組んできたプレーは、本当にスムーズにできています。新しいプレーが増えている今、やっぱり練習していかなければうまくはいかないことを全員が分かっており、共通認識はできています」と林選手は続けます。開幕戦までにその精度を高めるのはもちろんですが、想定される中国との決勝戦へ向け、そして勝つために試合を通じて成長していくだけです。