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FIBA U16アジア選手権:予選グループ首位通過で第一関門突破。次戦に勝てば世界への切符獲得
 「FIBA U16アジア選手権大会2023」に出場中の男子U16日本代表は3戦全勝で、見事に予選グループB首位通過を決めました。この結果により準々決勝進出を決め、次戦は9月22日(金)にグループD 2位とグロープC 3位の勝者と対戦。この試合に勝てばベスト4進出を決めるとともに、FIBA U17ワールドカップへの切符を獲得できます。



 今大会の組み合わせが決まったときから、アレハンドロ・マルチネスヘッドコーチは開幕戦に照準を合わせてきました。その相手はFIBAボーイズ・ランキング4位で今大会出場チームのトップに立つオーストラリアに次ぐ、2番目に高い22位のイラン(日本は31位で7番目)。準備してきたことが功を奏し、第1クォーターは27-18とスタートダッシュに成功。しかしイランに追い上げられ、8度もリードが入れ変わる接戦となります。残り3分まで、61-62とリードしていたのはイランでしたが、#10新郷礼音選手(Team Thad)の得点で逆転。#15白谷柱誠ジャック選手(四日市メリノール学院中学校)がオフェンスリバウンドを押し込み、追加点を挙げます。65-62の接戦を制し、この金星が準々決勝進出を大きく引き寄せました。



 第2戦のカタール、第3戦のサウジアラビアはいずれも序盤からリードを広げ、日本ペースで試合を進めます。カタール戦は#4高田将吾選手(福岡大学附属大濠高等学校)がイラン戦の21点に続き、この日も18点と活躍(サウジアラビア戦も18点)。#5千保銀河選手(開志国際高等学校)17点、#12ベネディクト研一郎選手(Iona Prep School)15点/11リバウンド、#14本田蕗以選手(四日市メリノール学院中学校)14点、#15白谷柱誠ジャック選手(四日市メリノール学院中学校)11点/10リバウンドと各ポジションで二桁得点者がおり、93-68で2勝目。この時点で日本はすでに1勝を挙げたイランとカタールに勝利しており、早くも準々決勝進出が決定。予選グループ最後のサウジアラビア戦も99-43で快勝し、3連勝で第一関門を突破しました。

 本日この後に行われるフィリピンvsマレーシアの勝者がグループD 2位となり、同じくグループC 3位は韓国vsヨルダンの敗者で決まります。その両チームによる準決勝進出決定戦の勝者との次戦は、世界につながるベスト4進出をかけた大一番を迎えます。