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男子日本代表:FIBAワールドカップ開幕まであと11日「今の自分の力が世界でどれだけ通用するのかが分かる一番の大会」河村勇輝選手
 「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」まであと11日。「SoftBank CUP 2023 (東京大会) バスケットボール男子日本代表国際強化試合」(会場:有明アリーナ)は8月15日(火) アンゴラ戦、17日(木) フランス戦、19日(土) スロベニア戦と本戦出場チームとの3連戦。スロベニア戦のみ完売となりましたが、チケット好評発売中です。

 既報どおりにSoftBank CUP 2023 (東京大会)登録メンバー12人が発表されました。初戦のアンゴラとは8月12日にスクリメージを行った際、「相手のプレッシャーディフェンスに対し、2番や3番ポジションの選手、たまに(渡邊)雄太選手の4番もボールを運びました。ポイントガード以外の選手がボールを運ぶことで、もっとスムーズにオフェンスのリズムを作りたいです」とトム・ホーバスヘッドコーチが言う課題の克服に努めます。開幕戦に照準を合わせる男子日本代表にとって、「アンゴラのセットオフェンスやオンボールディフェンスは、少しドイツに似ています」とホーバスヘッドコーチと述べ、対応することもひとつの目的です。



 富樫勇樹キャプテン(千葉ジェッツ)は、「どれだけ自分たちの目指すバスケットができるかどうかだと思っています」と言うように、約6週間にわたる練習の成果をぶつけます。これまでの強化試合を踏まえ、「例えば、ニュージーランドとの第2戦目でペースを上げられなかった反省点があり、そこを抑えられてしまえば日本の良さは出てきません。その反省を踏まえた練習もしてきています」と続け、世界に勝つためのスタイルがどこまで完成しているかを試します。



 河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)は、FIBAワールドカップ出場国やFIBAランキング上位チームとの対戦できることで、「自分たちにとってはすごく良い経験になりますし、その試合を通じてFIBAワールドカップに向けて良い準備をしていきたいです」と楽しみにします。前回はスクリメージでしたが、それでもアンゴラと再戦できる機会であり、「やはり2連戦してみなければ分からない部分があり、2連戦でなければできないこともあります。逆に、うまくできたプレーに対してアンゴラがどう対応してくるかも確認したいです」と話し、課題を修正することを心がけています。

 ホーバスヘッドコーチ就任後より男子日本代表に定着した選手たちが多く、彼らにとってはこれまでアジア・オセアニアのチームとの対戦しか経験がありません。その一人でもある河村選手は、「今の自分の力が世界でどれだけ通用するのかが分かる一番の大会だと思います。世界のレベルが分かることによって、逆に改善するところや自分の将来の目標である世界で通用する選手や世界のリーグでプレーするために何が必要なのかが分かると思います」と目的を持ち、FIBAランキング5位のフランスや同7位のスロベニアへ挑戦します。本戦前に世界との差を図る機会とし、少しでも自信を得ながら、成長できるチャンスとしてもらいたいです。