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FISUワールドユニバーシティゲームズ:女子ユニバ日本代表はホームの中国にあと一歩及ばず91-99で敗退も見事な銀メダル獲得
 「FISUワールドユニバーシティゲームズ2021」は女子が最終日を迎えました。金メダルの目標に向かう女子ユニバ日本代表は、満員の観衆を味方につけたホームの中国と対戦。最後まで追い上げた日本でしたがあと一歩及ばず、91-99で敗れて悲願の金メダルには届きませんでした。しかし、見事な戦いを見せた女子ユニバ日本代表は、2017年大会に続き、3度目の銀メダルに輝きました。



 大きな中国に対し、ディフェンスではボールを持った選手を2人で挟んでミスを誘います。しかし、インサイドではなく3ポイントシュートを決められ、5-13と日本は追いかける立場でスタート。岡本美優選手(東京医療保健大学4年)がファウルを受けながら3ポイントシュートを決め、4ポイントプレーで反撃開始。続く、江村優有選手(早稲田大学3年)の得点で15-13と早くも逆転に成功します。中国にリバウンドを拾われ、また日本のミスが続いた第2クォーターは19-25と6点差をつけられ、前半を44-53で終えて7点を追いかけます。

 後半、208cmの高さを誇るHAN Xu選手、201cmのLIU Yutong選手のインサイド陣に苦しみ、中国に流れが傾きます。日本も朝比奈あずさ選手(筑波大学2年)が3ポイントシュートで対抗し、舘山萌菜選手(白鷗大学3年)や粟谷真帆選手(筑波大学3年)がディフェンスやリバウンドでつないで追い上げます。第3クォーター終盤には林真帆選手(東京医療保健大学4年)の連続3ポイントシュートを決め、71-74。第3クォーターのラストプレーは池松美波選手(東京医療保健大学4年)のブザービーターで1ゴール差のまま73-76。逆転を目指して、最終クォーターへ。

 高さに押される日本でしたが、岡本選手、林選手の連続3ポイントシュートで86-89とふたたび3点差とします。残り2分、林選手がこの試合4本目の3ポイントシュートを沈め、89-91とし、中国の背中をつかみます。しかし残る時間は、逆に3ポイントシュート、そしてバスケットカウントでの3点プレーを許して万事休す。91-99で敗れて金メダルには届きませんでした。



 この試合をゴール裏で声援を送っていた男子U22日本代表チームも、きっとゴールドメダルゲームに刺激を受けたことでしょう。明日8月6日(日)はバスケットボール競技の最終日。男子U22日本代表は16時より、チャイニーズ・タイペイとの11位決定戦での勝利を目指します。