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FIBA U19女子ワールドカップ【予選ラウンド第3戦】日本80-78リトアニア:3連勝で予選1位突破。次戦は8強入りを懸けて中国と対戦
 スペインにて開催中の「FIBA U19女子バスケットボールワールドカップ2023」は予選ラウンド(グループフェーズ)最終日。女子U19日本代表は2勝で並ぶリトアニアと対戦。後半に最大13点差をつけてリードしていた日本。終盤にリトアニアに追い上げられましたが80-78で逃げ切り、3連勝で予選1位突破。次戦のRound of 16は、7月19日(水)時間未定にベスト8入りを懸けて中国と対戦します。

 立ち上がりは0-7とリトアニアに先手を取られましたが、すぐさま日本が巻き返し、16-13と逆転して第1クォーターを終えます。前半で最大12点差をリトアニアをつけられましたが、日本は激しいディフェンスでボールを奪い走って得点につなげ、3点差をキープしたまま後半へ向かいます。

 女子日本代表候補にも選出された薮未奈海選手(デンソー アイリス)が、後半最初のシュートを決めてスタート。続くディフェンスを成功させ、山本遥香選手(立命館大学2年)が3ポイントシュートで抜け出します。さらに得点を重ねた日本は、後半開始1分余りで51-41と二桁差をつけました。第4クォーター、先行する日本に対し、リトアニアが点差を詰めます。残り31秒、ファウルによりフリースローを与え、78-78と同点にされます。しかし、日本は最後の攻撃で都野七海選手(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)の得点で2点リード。その後のリトアニアの攻撃をなんとか防ぎ、80-78の2点差で勝利をつかみました。



 薮選手が23点、ラストシュートを決めた都野選手は19点と活躍。リトアニアに19本のターンオーバーを与え、そこから27点を挙げた日本らしい戦いでFIBAガールズランキング7位と格上のリトアニアから貴重な1勝を挙げました(日本は同12位)。



 予選を3連勝したのは、過去最高位となる4位になった2017年以来です。しかし、16チームで争われる今大会の予選ラウンドは順位を決めるだけ。次のRound of 16には全チームが駒を進めることができ、そこで勝てば8強入り、負ければ9位までしか狙えない山場を迎えます。グループC 1位の日本は、グループD 4位の中国との対戦が決まりました。

 昨年、FIBA U18アジア選手権の準決勝で対戦し、51-54で惜しくも敗れた相手。大舞台でリベンジするチャンスが巡ってきたことをモチベーションとし、大きな壁に挑みます。