FIBA女子アジアカップ:オーストラリア戦に勝利し、「これまでの試合ではなかった一体感を感じることができました」星杏璃選手
「FIBA 女子アジアカップ2023」は予選ラウンド(グループフェーズ)を終え、本日6月29日(木)は唯一の大会休息日。女子日本代表はグループBを3連勝し、首位通過したことで次戦は2日後になります。日本時間7月1日(土)16時に行われるニュージーランドvsフィリピンの勝者と対戦する準決勝へ向け、まずは身体を休まてコンディションを整えることを最優先します。
昨日のオーストラリア戦を終え、恩塚亨ヘッドコーチは「チーム一丸となって戦うことのエネルギーの大きさや、充実感をこの勝利で手にすることができました。また、自分たちがトレーニングしてきたことの成果や価値を選手たちも感じられたと思います。それを濃縮していけるように、次の試合への準備と並行していきたいです」と準決勝へ向かいます。最初の山場となったオーストラリア戦の前、林咲希キャプテンを中心に選手ミーティングが行われました。宮崎早織選手は、その内容をこう話します。
「これまでの2試合では、まだ細かいことがみんなできていませんでした。ルーズボールだったり、ディフェンスポジションだったり、ディフェンスのコミュニケーションだったり、そういう細かいところが遂行できていなかったため、ディフェンスをがんばっても最後の最後でシュートと決められるケースが多かったです。そこでキキさん(※林選手のコートネーム)がみんなを集めて、細かいところまでしっかり徹底しようと伝えてくれました。みんなもやっぱり勝ちたいという気持ちが大きくなり、それが全面に出た試合になりました」
星杏璃選手もミーティングを振り返り、「この試合がすごく大事ですが、これまでの2試合と同じ内容では勝てないと選手だけで話しました。そこを共通認識したことで、一人ひとりが勝ちたいという強い気持ちを持って試合に臨むことができました」と話し、チーム一丸となって戦えたことで大きな勝利を得ました。
女子日本代表初選出、FIBA国際大会デビューを果たした星選手。これまでの3試合で平均15.6分出場、9.3点、4アシスト、4.3リバウンドと攻守に渡って活躍。ENEOSサンフラワーズのチームメイトである宮崎選手は、「自由にやってくれて本当にうれしい限りです。本当に良いつなぎをしてくれているので、すごく頼もしいです。このまま伸び伸びプレーしてもらいたいです」と絶賛。一緒に出場する機会の多い山本麻衣選手も、「ディフェンスもすごくがんばりますし、オフェンスでは最後まで合わせてくれるので一緒にプレーしていてとてもやりやすいです。お互いにコントロールも得点を狙うことも両方できるので、そこはバランス良くできています」というコンビネーションも試合毎に高まっています。星選手自身、今の活躍について以下のように話してくれました。
「ENEOSでプレーしてきたこの1年間が自信にもつながっていますし、この大きな舞台でもENEOSの名前を背負って日本代表として戦えていることを誇りに思っています。ENEOSで経験してきたことを、日本代表でもしっかりと発揮して今後も活躍したいです」
宮崎選手と星選手はベンチメンバーとして途中からコートに立ち、チームの流れをつなぐ役割。ベンチで戦況を見つめながら、「最後まで顔を出し続けて、みんなが合わせ続けられるようになっています。そこを習得していけばいくほど、もっと上のチームと戦っても良い結果になると思っています。最初に出るメンバーがうまくできなかったとしても、私や(本橋)菜子さんがそこをつなげて、良い流れのままバトンをつなげていくことを心がけています。オーストラリア戦のようにスタートメンバーが思い切り良く試合に入ってくれれば、セカンドの私たちももっともっとプレーしやすくなって、良いバランスでバスケができています」と宮崎選手もこの勝利を自信に変えています。
星選手も、「日本はディフェンスの足を動かして流れを作るというバスケなので、オーストラリア戦はみんなが最初からディフェンスをがんばって、ゴール下でもフィジカルで負けずに戦えていたのが強みになっています」と経験をしながら成長を続けています。三井不動産カップ2023でのデンマークとの3試合、そして今大会でのチャイニーズ・タイペイとフィリピンの試合を終えたあと、どこからしっくり来ない部分が選手たちの中にありました。しかし、オーストラリア戦を経て、「これまでの試合ではなかった一体感を感じることができました。試合の内容もベンチメンバーも含めたチームの雰囲気も調子が上がったことで勝利できたと思います」と星選手は続け、日本のシステムが機能しはじめました。
5連覇した大会を経験した宮崎選手は、「我慢の時間帯が絶対にあり、そのしんどい時間帯にどれだけみんなが我慢してファウルが混んでいても顔を上げて前に進めるかがすごく大事になります。絶対にタフな試合が続くことも分かっています。みんなで踏ん張って、前からしつこくディフェンスできるかが重要です。ベンチメンバーもすごく声が出ていましたし、本当にみんなでバトンをつないで勝利できたので、あと2試合もこの勢いを止めずにがんばっていきたいです」と気を引き締め、準決勝に備えます。
昨日のオーストラリア戦を終え、恩塚亨ヘッドコーチは「チーム一丸となって戦うことのエネルギーの大きさや、充実感をこの勝利で手にすることができました。また、自分たちがトレーニングしてきたことの成果や価値を選手たちも感じられたと思います。それを濃縮していけるように、次の試合への準備と並行していきたいです」と準決勝へ向かいます。最初の山場となったオーストラリア戦の前、林咲希キャプテンを中心に選手ミーティングが行われました。宮崎早織選手は、その内容をこう話します。
「これまでの2試合では、まだ細かいことがみんなできていませんでした。ルーズボールだったり、ディフェンスポジションだったり、ディフェンスのコミュニケーションだったり、そういう細かいところが遂行できていなかったため、ディフェンスをがんばっても最後の最後でシュートと決められるケースが多かったです。そこでキキさん(※林選手のコートネーム)がみんなを集めて、細かいところまでしっかり徹底しようと伝えてくれました。みんなもやっぱり勝ちたいという気持ちが大きくなり、それが全面に出た試合になりました」
星杏璃選手もミーティングを振り返り、「この試合がすごく大事ですが、これまでの2試合と同じ内容では勝てないと選手だけで話しました。そこを共通認識したことで、一人ひとりが勝ちたいという強い気持ちを持って試合に臨むことができました」と話し、チーム一丸となって戦えたことで大きな勝利を得ました。
女子日本代表初選出、FIBA国際大会デビューを果たした星選手。これまでの3試合で平均15.6分出場、9.3点、4アシスト、4.3リバウンドと攻守に渡って活躍。ENEOSサンフラワーズのチームメイトである宮崎選手は、「自由にやってくれて本当にうれしい限りです。本当に良いつなぎをしてくれているので、すごく頼もしいです。このまま伸び伸びプレーしてもらいたいです」と絶賛。一緒に出場する機会の多い山本麻衣選手も、「ディフェンスもすごくがんばりますし、オフェンスでは最後まで合わせてくれるので一緒にプレーしていてとてもやりやすいです。お互いにコントロールも得点を狙うことも両方できるので、そこはバランス良くできています」というコンビネーションも試合毎に高まっています。星選手自身、今の活躍について以下のように話してくれました。
「ENEOSでプレーしてきたこの1年間が自信にもつながっていますし、この大きな舞台でもENEOSの名前を背負って日本代表として戦えていることを誇りに思っています。ENEOSで経験してきたことを、日本代表でもしっかりと発揮して今後も活躍したいです」
宮崎選手と星選手はベンチメンバーとして途中からコートに立ち、チームの流れをつなぐ役割。ベンチで戦況を見つめながら、「最後まで顔を出し続けて、みんなが合わせ続けられるようになっています。そこを習得していけばいくほど、もっと上のチームと戦っても良い結果になると思っています。最初に出るメンバーがうまくできなかったとしても、私や(本橋)菜子さんがそこをつなげて、良い流れのままバトンをつなげていくことを心がけています。オーストラリア戦のようにスタートメンバーが思い切り良く試合に入ってくれれば、セカンドの私たちももっともっとプレーしやすくなって、良いバランスでバスケができています」と宮崎選手もこの勝利を自信に変えています。
星選手も、「日本はディフェンスの足を動かして流れを作るというバスケなので、オーストラリア戦はみんなが最初からディフェンスをがんばって、ゴール下でもフィジカルで負けずに戦えていたのが強みになっています」と経験をしながら成長を続けています。三井不動産カップ2023でのデンマークとの3試合、そして今大会でのチャイニーズ・タイペイとフィリピンの試合を終えたあと、どこからしっくり来ない部分が選手たちの中にありました。しかし、オーストラリア戦を経て、「これまでの試合ではなかった一体感を感じることができました。試合の内容もベンチメンバーも含めたチームの雰囲気も調子が上がったことで勝利できたと思います」と星選手は続け、日本のシステムが機能しはじめました。
5連覇した大会を経験した宮崎選手は、「我慢の時間帯が絶対にあり、そのしんどい時間帯にどれだけみんなが我慢してファウルが混んでいても顔を上げて前に進めるかがすごく大事になります。絶対にタフな試合が続くことも分かっています。みんなで踏ん張って、前からしつこくディフェンスできるかが重要です。ベンチメンバーもすごく声が出ていましたし、本当にみんなでバトンをつないで勝利できたので、あと2試合もこの勢いを止めずにがんばっていきたいです」と気を引き締め、準決勝に備えます。