FIBA女子アジアカップ【予選ラウンド第1戦】日本94-53チャイニーズ・タイペイ:後半に突き放して開幕戦を勝利
女子日本代表が6連覇を目指す「FIBA 女子アジアカップ2023」がオーストラリア・シドニーにて開幕。予選ラウンド(グループフェーズ)第1戦はチャイニーズ・タイペイと対戦。パリ2024オリンピックにつながる大会であり、どのチームも当然気合いが入っており、負けられない戦いです。前半こそ競った展開でしたが、後半に突き放した日本が94-53で開幕戦を勝利。第2戦は、明日6月27日(火)12:30(日本時間)よりフィリピンと対戦します。
開始4分を過ぎた時点で、17-3と日本は大きくリードします。先制の3ポイントシュートを決めた髙田真希選手も、「流れをつかめていて、シュートも入っていました」と上々のスタートを切ります。しかし、チャイニーズ・タイペイはタイムアウト明けからよりタフにプレーしてきたことで、第2クォーター途中には5点差まで詰められます。
前半で2つのファウルをしていた髙田選手だけではなく、国内とのファウルに対するジャッジの差に苦しみます。「フィジカルにプレーされたときに、我々はファールをアピールしてしまっていました。でも、そのアピールよりもボールを獲ることの方が大事です」と恩塚亨ヘッドコーチが言うように、そこで悪い流れを引き寄せてしまいました。勝利への執念を見せたチャイニーズ・タイペイが上手であったことを認めつつ、「相手とレフェリーにアジャストしながら、後半は戦うことができました。ディフェンスがすごく良くなり、ゲームを通して成長することもできました」と髙田選手は話し、最後は41点差をつけて勝ち切りました。
チーム最多の18点、9リバウンドの活躍を見せた馬瓜ステファニー選手。「一人ひとりがアタックし、フィジカルが強いチームに対して、カバーに行った後のローテーションからリバウンドを取られ、そこで飛び込んで来ることが多かったです」と馬瓜選手は言い、総数では上回っていたリバウンドですが、前半は相手に押されていた印象を受けていました。タフショットを決められたり、逆に日本が思うように得点が獲れなかったことで点差を詰められた前半。「ディフェンスをがんばっていても、最後に点を取られてしまいました。他のチームも同じように攻めてくるので、そこを守り切らなければ日本は勝てないとも思っています」と我慢の時間帯が続きます。
しかし、後半は相手に対応し、ディフェンスから得点を奪って点差を引き離すことに成功。その要因について、恩塚ヘッドコーチは、「先手を取って仕掛けていく気持ちや、相手の意図を感じ取ってその先にあるプレーを消しに行くこと。特別なことよりも、シンプルに相手の好きなタイミングでプレーをさせない、持った瞬間にボールに触って次のプレーを考えさせないなど、その積み重ねで段々と崩していくのが、私はバスケだと思っています」と言及し、そこに立ち返ったことが快勝につながりました。
何が起こるか分からない初戦。アジア4強の一角である韓国が、前半に最大23点のビハインドを背負い、追い上げむなしく64-66でニュージーランドに敗れ、早くも1敗目。89-44で快勝した世界2位の中国ですが、Division Bから昇格してきたばかりのレバノンに前半は苦戦を強いられました。オセアニアが加わった昨今、アジアNo,1を争う戦いも年々厳しさを増しています。恩塚ヘッドコーチは、「質の高い戦いは成長に欠かせない経験であり、体験だと思っています。もちろんトレーニングしてきたことを出し切ることも大事ですが、ゲームを通して学んで、成長して、勝利につなげていくことにも目を向けていきたいです」と話し、一つひとつの成功体験をつかみにいきます。
開始4分を過ぎた時点で、17-3と日本は大きくリードします。先制の3ポイントシュートを決めた髙田真希選手も、「流れをつかめていて、シュートも入っていました」と上々のスタートを切ります。しかし、チャイニーズ・タイペイはタイムアウト明けからよりタフにプレーしてきたことで、第2クォーター途中には5点差まで詰められます。
前半で2つのファウルをしていた髙田選手だけではなく、国内とのファウルに対するジャッジの差に苦しみます。「フィジカルにプレーされたときに、我々はファールをアピールしてしまっていました。でも、そのアピールよりもボールを獲ることの方が大事です」と恩塚亨ヘッドコーチが言うように、そこで悪い流れを引き寄せてしまいました。勝利への執念を見せたチャイニーズ・タイペイが上手であったことを認めつつ、「相手とレフェリーにアジャストしながら、後半は戦うことができました。ディフェンスがすごく良くなり、ゲームを通して成長することもできました」と髙田選手は話し、最後は41点差をつけて勝ち切りました。
チーム最多の18点、9リバウンドの活躍を見せた馬瓜ステファニー選手。「一人ひとりがアタックし、フィジカルが強いチームに対して、カバーに行った後のローテーションからリバウンドを取られ、そこで飛び込んで来ることが多かったです」と馬瓜選手は言い、総数では上回っていたリバウンドですが、前半は相手に押されていた印象を受けていました。タフショットを決められたり、逆に日本が思うように得点が獲れなかったことで点差を詰められた前半。「ディフェンスをがんばっていても、最後に点を取られてしまいました。他のチームも同じように攻めてくるので、そこを守り切らなければ日本は勝てないとも思っています」と我慢の時間帯が続きます。
しかし、後半は相手に対応し、ディフェンスから得点を奪って点差を引き離すことに成功。その要因について、恩塚ヘッドコーチは、「先手を取って仕掛けていく気持ちや、相手の意図を感じ取ってその先にあるプレーを消しに行くこと。特別なことよりも、シンプルに相手の好きなタイミングでプレーをさせない、持った瞬間にボールに触って次のプレーを考えさせないなど、その積み重ねで段々と崩していくのが、私はバスケだと思っています」と言及し、そこに立ち返ったことが快勝につながりました。
何が起こるか分からない初戦。アジア4強の一角である韓国が、前半に最大23点のビハインドを背負い、追い上げむなしく64-66でニュージーランドに敗れ、早くも1敗目。89-44で快勝した世界2位の中国ですが、Division Bから昇格してきたばかりのレバノンに前半は苦戦を強いられました。オセアニアが加わった昨今、アジアNo,1を争う戦いも年々厳しさを増しています。恩塚ヘッドコーチは、「質の高い戦いは成長に欠かせない経験であり、体験だと思っています。もちろんトレーニングしてきたことを出し切ることも大事ですが、ゲームを通して学んで、成長して、勝利につなげていくことにも目を向けていきたいです」と話し、一つひとつの成功体験をつかみにいきます。