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FIBA U19ワールドカップ【予選ラウンド】日本73-94ブラジル:悔やまれる第1クォーター
 「FIBA U19ワールドカップ 2023」が開幕。男子U19日本代表の相手は、スペイン遠征で練習試合を行ったブラジルと対戦。第1クォーターに13-31と引き離された点差が重くのし掛かり、73-94で開幕戦は敗れました。しかし、第2クォーター以降は日本の良さも見られ、内藤耀悠選手(レバンガ北海道U18)も「出だし以外は互角だったと思います」と手応えを感じ、今後も勝利を目指します。第2戦は日本時間6月25日(日)19:00よりエジプトと対戦します。

 ジェイコブス晶選手と川島悠翔選手(ともにNBAグローバルアカデミー)が先発で起用されましたが、前半はブラジルの高さに阻まれてなかなかゴールを決められませんでした。しかし第2クォーター、岡田大河選手(Zentro Basket Madrid)のスティールからジェイコブス選手がバスケットカウントを決め、11点差に迫ります。後半に入ると川島選手も本来のプレーを発揮し、ゲームハイの30点と活躍。すべての選手がコートに立ち、得点に関係なく全員がシュートを打てており、1戦1戦成長しながら目標へ向かいます。



 内藤選手は「リバウンドの部分で大きく差が開いてしましました。コンタクトフィニッシュの強さが全然違いました」とブラジルとの差を痛感します。日本の30本に対し、ブラジルは59本と倍近く上回っています。そのうちオフェンスリバウンドは20本獲られ、そこでの失点も22点を奪われました。渡辺伶音選手(福岡大学附属大濠高等学校2年)は、「分かってはいましたが、リバウンドやルーズボールの部分でやられてしまったことが多かったです」と反省点を挙げます。

 しかし、第2クォーターは22-22と同点、第2クォーターこそ10点差をつけられましたが、最後は20-13で上回り、ブラジル戦の中でもポジティブな部分は少なからず見られています。内藤選手も、渡辺選手もそこを自信にして、次のエジプト戦に挑みます。

「最初の出だしで20点差近く開いてしまいましたが、それ以外は差はほぼありませんでした。出だしでしっかりと食らいついていけば、勝つ可能性はあると思います」(内藤選手)



「チームとして第1クォーターの入りは反省点ですが、その他のクォーターはファイトできていたところは良かったです。個人としては、短いプレータイムでいかにコーチに求められることを遂行できるかが大事になってきます。その上で、最後はリバウンドを獲ることができました。シュートアテンプトをもっと増やしたり、唯一のインサイドなのでもっと力強くアグレッシブにプレーしなければいけないと感じました。ただ、落ち着いてアシストやリバウンドは獲れていたので、これは今後も続けようと思います」(渡辺選手)