女子日本代表:FIBA女子アジアカップまであと4日「キキさんみたいに、チームを救う3ポイントシュートを決められる選手になりたい」平下愛佳選手
三井不動産カップ 2023(高崎大会)で3連勝を飾った女子日本代表。6月26日(月)からオーストラリア・シドニーで開幕する「FIBA 女子アジアカップ2023」へ向け、最終調整を行っています。
FIBA女子アジアカップの大会サイトでライジングスターとして紹介された平下愛佳選手は、その期待値が最も高い評価を得ています(6月22日正午現在)。昨年のFIBA女子ワールドカップの初戦では、マリを相手に3ポイントシュートを5本成功、17点をマークし、素晴らしいデビューを飾りました。三井不動産カップのデンマーク戦でも、初戦は15点と活躍。しかし、2戦目は5本放った3ポイントシュートが不発に終わり、102点を奪って快勝した最終戦も3点に終わっています。シュートタッチは悪くなかったという平下選手は、「シュートが入らないときに、どうやって自分の調子を上げるかが、やっぱり課題だと思いました」と振り返ります。
相手のディフェンスに対応されたわけではなく、自分の中での問題に対し、「走るプレーが決まると調子も上がる感覚があります。得意なプレーが1本でも成功すると調子が戻っていくと思っています。そのためにもディフェンスでプレッシャーかけ、ターンオーバーを狙ってそこから走ること。良い流れでプレーができるようにするためにも、ディフェンスを意識していきたいです」と解決策を見出していました。
昨年はケガのために出場できなかった同じシューターの林咲希選手が、今年はキャプテンとしてチームを引っ張ってくれています。平下選手にとって、「ずっと見てきた偉大な先輩です。プレーに対する姿勢やシューターとしての動きを見ていても、感心させられるプレーが何本もあります。シュートの確率もさすがです。キキさん(※林選手のコートネーム)みたいに、チームを救う3ポイントシュートを決められる選手になりたいのが、今の目標です」と刺激を受けていました。
恩塚亨ヘッドコーチは「戦う」をテーマに意識改革を行っています。東京2020オリンピックではディフェンスの役割を全うし、「あのときに世界と戦うスタイルが確立できました」という東藤なな子選手は三井不動産カップでも戦っていました。
「東京2020オリンピック時はもうひたすら必死に守っているだけでしたが、今は頭を使ってプレーできるようになっています。何がなんでも100パーセントでディフェンスをしすぎてしまうとファウルが起きたり、行き過ぎて抜かれたりします。もちろん、今でもそういうことはありますが、頭を使いながら何でもがんばりすぎるのではなく、相手に思うようにプレーさせないバランスの取れたディフェンスを心がけています」
国際大会では必ずと言って良いほど、自分よりも大きな選手をマークしなければなりません。「1on1やボックスアウトなど、フィジカル強くプレーする場面でまず1人ひとりが戦わないとチームディフェンスにもならないです。身長やフィジカルの差がある中で、最後まで戦いきるところが大事になってきます」というベースができたのも、東京2020オリンピックの経験からです。
その後のFIBA女子アジアカップ前回大会(2021)へ出場し、オフェンスのスタッツ向上を課題にしていました。恩塚ヘッドコーチは今、オフェンスを壊しに来る相手の位置を確認しながら攻めることを求めています。東藤選手は、「ディフェンスをしっかりと見るようになったことで視野も広がり、どこが空いてるのか、攻めどころみたいなものも見えるようになったかなと思います」とスムーズにプレーできるように進化しています。
大会6連覇を目指す女子日本代表は昨年に続き、オーストラリア・シドニーへ向かいます。「FIBA女子ワールドカップの借りを返しに行く場所だと思っています。あのような悔しい思いはもう二度としたくないので、同じ場所で最高の結果を残して日本に帰って来られるようにしたいです」と東藤選手は述べ、大会6連覇を目指します。
FIBA女子アジアカップの大会サイトでライジングスターとして紹介された平下愛佳選手は、その期待値が最も高い評価を得ています(6月22日正午現在)。昨年のFIBA女子ワールドカップの初戦では、マリを相手に3ポイントシュートを5本成功、17点をマークし、素晴らしいデビューを飾りました。三井不動産カップのデンマーク戦でも、初戦は15点と活躍。しかし、2戦目は5本放った3ポイントシュートが不発に終わり、102点を奪って快勝した最終戦も3点に終わっています。シュートタッチは悪くなかったという平下選手は、「シュートが入らないときに、どうやって自分の調子を上げるかが、やっぱり課題だと思いました」と振り返ります。
相手のディフェンスに対応されたわけではなく、自分の中での問題に対し、「走るプレーが決まると調子も上がる感覚があります。得意なプレーが1本でも成功すると調子が戻っていくと思っています。そのためにもディフェンスでプレッシャーかけ、ターンオーバーを狙ってそこから走ること。良い流れでプレーができるようにするためにも、ディフェンスを意識していきたいです」と解決策を見出していました。
昨年はケガのために出場できなかった同じシューターの林咲希選手が、今年はキャプテンとしてチームを引っ張ってくれています。平下選手にとって、「ずっと見てきた偉大な先輩です。プレーに対する姿勢やシューターとしての動きを見ていても、感心させられるプレーが何本もあります。シュートの確率もさすがです。キキさん(※林選手のコートネーム)みたいに、チームを救う3ポイントシュートを決められる選手になりたいのが、今の目標です」と刺激を受けていました。
恩塚亨ヘッドコーチは「戦う」をテーマに意識改革を行っています。東京2020オリンピックではディフェンスの役割を全うし、「あのときに世界と戦うスタイルが確立できました」という東藤なな子選手は三井不動産カップでも戦っていました。
「東京2020オリンピック時はもうひたすら必死に守っているだけでしたが、今は頭を使ってプレーできるようになっています。何がなんでも100パーセントでディフェンスをしすぎてしまうとファウルが起きたり、行き過ぎて抜かれたりします。もちろん、今でもそういうことはありますが、頭を使いながら何でもがんばりすぎるのではなく、相手に思うようにプレーさせないバランスの取れたディフェンスを心がけています」
国際大会では必ずと言って良いほど、自分よりも大きな選手をマークしなければなりません。「1on1やボックスアウトなど、フィジカル強くプレーする場面でまず1人ひとりが戦わないとチームディフェンスにもならないです。身長やフィジカルの差がある中で、最後まで戦いきるところが大事になってきます」というベースができたのも、東京2020オリンピックの経験からです。
その後のFIBA女子アジアカップ前回大会(2021)へ出場し、オフェンスのスタッツ向上を課題にしていました。恩塚ヘッドコーチは今、オフェンスを壊しに来る相手の位置を確認しながら攻めることを求めています。東藤選手は、「ディフェンスをしっかりと見るようになったことで視野も広がり、どこが空いてるのか、攻めどころみたいなものも見えるようになったかなと思います」とスムーズにプレーできるように進化しています。
大会6連覇を目指す女子日本代表は昨年に続き、オーストラリア・シドニーへ向かいます。「FIBA女子ワールドカップの借りを返しに行く場所だと思っています。あのような悔しい思いはもう二度としたくないので、同じ場所で最高の結果を残して日本に帰って来られるようにしたいです」と東藤選手は述べ、大会6連覇を目指します。