男子U19日本代表:FIBA U19ワールドカップまであと7日「輝いていた先輩たちと一緒のチームになれただけですごいこと」渡辺伶音選手
男子U19日本代表は国内最終合宿を終え、スペイン遠征へ出発。実践的な強化を図った後、6月22日(木)に「FIBA U19ワールドカップ 2023」の開催地であるハンガリーへ移動し、6月24日(土)22:00(※日本時間)よりブラジルとの開幕戦に備えます。
スペイン遠征でも、同じ予選グループCのブラジルと練習試合を行います。アレハンドロ・マルチネスヘッドコーチは同グループということ以上に、スペインやカナダとともに強豪チームと実戦経験が積める機会を歓迎。FIBA U19ワールドカップへ向けた目標に関し、「順位や勝敗について、日本バスケ界が気にするような段階ではまだありません」というのが現状です。
「まずはこのFIBA U19ワールドカップを通して、選手たちが国際経験を積むことが何よりも大事になります。その後、彼らはBリーグや海外、または大学などこれから続くキャリアに向かって行くことでしょう。その過程にある今大会で得た経験を生かし、そして成長していきます。最終的にはこの中から2人または3人が、男子日本代表に選ばれることができれば、アンダーカテゴリーのプログラムとしては成功と言えます」
FIBA U19ワールドカップへ2大会連続出場できたことがはじまりであり、これを継続していくことが大切です。次回大会を見据え、来年開催予定のFIBA U18アジア選手権への資格を持つ2006年生まれの内藤耀悠選手(レバンガ北海道U18)、渡辺伶音選手(福岡大学附属大濠高等学校2年)、ロロ・ルドルフ選手(St.Augustine High School / Dream Vision)を選出しました。
最後にサプライズで選出されたルドルフ選手は、4月に行われた第1次強化合宿でトライアウトメンバーとして参加。「岡田選手(大河/Zentro Basket Madrid)と湧川選手(颯斗/滋賀レイクス)とは違ったタイプのポイントガードであり、脚力が特徴です」とマルチネスヘッドコーチは期待します。
ルドルフ選手にアメリカでの昨シーズンを振り返ってもらえば、「平均12〜3点、リバウンドとアシストはともに平均5〜6本。サンディエゴで行われたチャンピオンシップは17点、10アシスト、8リバウンドでした」とトリブルダブルに匹敵する活躍。「パスも好きですが、もっと自分から得点を取りに行くことを心がけています」と続け、このチームにオプションが増えました。進学先など将来を考える世代のルドルフ選手であり、FIBA U19ワールドカップは世界にアピールス絶好のチャンスです。しかし、「全てをチームの勝利のために貢献したいと思っています」と話し、チームプレーに徹します。
「もちろんワクワクしていますが、個人的なことはあまり考えていません。たとえ自分がシュートを決められなくても、とにかくチームの勝利に貢献したい気持ちが一番強いです。もちろん金メダルに憧れがあり、そこを目指していきたいです」
はじめて一緒にプレーする新たな仲間たちとも「同じ考え方であり、性格的にもこのチームにはマッチしてると感じています」と早くも溶け込んでおり、スペイン遠征でさらにケミストリーを高めていきます。
チーム最年少の渡辺選手は、「中学1年のときから輝いていた先輩たちと一緒のチームになれただけですごいことです。(ジェイコブス)晶さんや(川島)悠翔さん、大河さんや颯斗さんはすでに世界やプロとして活躍され、すごい経験をしています。1回の練習の中でも大きな刺激をもらっています」と目を輝かせます。
最年少ですが、チームの中で一番大きい204cmであり、昨年のFIBA U17ワールドカップにも出場。「思い通りにいかないところもありましたが、オフェンスリバウンドは意外と取れていました」と世界を相手にも手応えを感じるとともに、今大会もインサイドでは自信を持って臨みます。
日本にとっての弱点であるリバウンドであり、マルチネスヘッドコーチも徹底させてきました。U17世代とは違い、「絶対にフィジカルが強そうだとは思います」とイメージする渡辺選手ですが、リバウンドの役割に徹します。
「最初から生半可な気持ちで行くのではなく、強い意思を持って取りに行けば、全部取ることはできないかもしれないが、自分が取り組んできたことを出し切れば、間違いなくチームのためになるリバウンドを取ることはできると思っています」
渡辺選手がリバウンドを奪うことができれば、まわりの先輩たちの負担を軽減させることにもつながります。「このチームでは5番として身体を張り続けることが、勝利に直結するという思いがあります。昨年の国際大会でも、すごく手応えを感じていました。悠翔さんや晶さんはオールラウンドにプレーできるので、自分がインサイドの負担をなるべく減らせるようにしていきたいです」と頼もしき最年少。今大会を通じてさらに大きくなってくれるはずです。
スペイン遠征でも、同じ予選グループCのブラジルと練習試合を行います。アレハンドロ・マルチネスヘッドコーチは同グループということ以上に、スペインやカナダとともに強豪チームと実戦経験が積める機会を歓迎。FIBA U19ワールドカップへ向けた目標に関し、「順位や勝敗について、日本バスケ界が気にするような段階ではまだありません」というのが現状です。
「まずはこのFIBA U19ワールドカップを通して、選手たちが国際経験を積むことが何よりも大事になります。その後、彼らはBリーグや海外、または大学などこれから続くキャリアに向かって行くことでしょう。その過程にある今大会で得た経験を生かし、そして成長していきます。最終的にはこの中から2人または3人が、男子日本代表に選ばれることができれば、アンダーカテゴリーのプログラムとしては成功と言えます」
FIBA U19ワールドカップへ2大会連続出場できたことがはじまりであり、これを継続していくことが大切です。次回大会を見据え、来年開催予定のFIBA U18アジア選手権への資格を持つ2006年生まれの内藤耀悠選手(レバンガ北海道U18)、渡辺伶音選手(福岡大学附属大濠高等学校2年)、ロロ・ルドルフ選手(St.Augustine High School / Dream Vision)を選出しました。
最後にサプライズで選出されたルドルフ選手は、4月に行われた第1次強化合宿でトライアウトメンバーとして参加。「岡田選手(大河/Zentro Basket Madrid)と湧川選手(颯斗/滋賀レイクス)とは違ったタイプのポイントガードであり、脚力が特徴です」とマルチネスヘッドコーチは期待します。
ルドルフ選手にアメリカでの昨シーズンを振り返ってもらえば、「平均12〜3点、リバウンドとアシストはともに平均5〜6本。サンディエゴで行われたチャンピオンシップは17点、10アシスト、8リバウンドでした」とトリブルダブルに匹敵する活躍。「パスも好きですが、もっと自分から得点を取りに行くことを心がけています」と続け、このチームにオプションが増えました。進学先など将来を考える世代のルドルフ選手であり、FIBA U19ワールドカップは世界にアピールス絶好のチャンスです。しかし、「全てをチームの勝利のために貢献したいと思っています」と話し、チームプレーに徹します。
「もちろんワクワクしていますが、個人的なことはあまり考えていません。たとえ自分がシュートを決められなくても、とにかくチームの勝利に貢献したい気持ちが一番強いです。もちろん金メダルに憧れがあり、そこを目指していきたいです」
はじめて一緒にプレーする新たな仲間たちとも「同じ考え方であり、性格的にもこのチームにはマッチしてると感じています」と早くも溶け込んでおり、スペイン遠征でさらにケミストリーを高めていきます。
チーム最年少の渡辺選手は、「中学1年のときから輝いていた先輩たちと一緒のチームになれただけですごいことです。(ジェイコブス)晶さんや(川島)悠翔さん、大河さんや颯斗さんはすでに世界やプロとして活躍され、すごい経験をしています。1回の練習の中でも大きな刺激をもらっています」と目を輝かせます。
最年少ですが、チームの中で一番大きい204cmであり、昨年のFIBA U17ワールドカップにも出場。「思い通りにいかないところもありましたが、オフェンスリバウンドは意外と取れていました」と世界を相手にも手応えを感じるとともに、今大会もインサイドでは自信を持って臨みます。
日本にとっての弱点であるリバウンドであり、マルチネスヘッドコーチも徹底させてきました。U17世代とは違い、「絶対にフィジカルが強そうだとは思います」とイメージする渡辺選手ですが、リバウンドの役割に徹します。
「最初から生半可な気持ちで行くのではなく、強い意思を持って取りに行けば、全部取ることはできないかもしれないが、自分が取り組んできたことを出し切れば、間違いなくチームのためになるリバウンドを取ることはできると思っています」
渡辺選手がリバウンドを奪うことができれば、まわりの先輩たちの負担を軽減させることにもつながります。「このチームでは5番として身体を張り続けることが、勝利に直結するという思いがあります。昨年の国際大会でも、すごく手応えを感じていました。悠翔さんや晶さんはオールラウンドにプレーできるので、自分がインサイドの負担をなるべく減らせるようにしていきたいです」と頼もしき最年少。今大会を通じてさらに大きくなってくれるはずです。