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3×3女子日本代表:FIBA3x3Women’s Series第2戦は本日開幕「3×3を楽しみたい気持ちが一番大きい」佐坂樹選手
 3×3女子日本代表は中国・武漢での開幕戦に続き、本日6月16日(金)より中国・保定市で開催される「FIBA 3×3 Women’s Series」へ出場。初日からルーマニア(18:15)、ドイツ(20:00)、マレーシア(20:55)との3連戦に挑みます。4チーム中上位3位以上が、明日6月17日(土)の決勝トーナメントへ進出します。

 約2週間前に終わったFIBA 3×3ワールドカップメンバーから唯一、高田静選手(ENEOSサンフラワーズ)が選出されました。「今回はメンバーが入れ替わり、FIBA 3×3ワールドカップでは得点源だった江村(優有)選手もいないので、もっと自分が得点に絡めるようにしていきたいです」とその経験を生かします。直前合宿でも積極的に仲間たちへ声をかけ、より良いプレーを選択できるように努めていました。

 2019年、FIBA 3×3 U23ワールドカップで世界一になった経験を持つ永田萌絵選手(デンソー アイリス)は、昨年のFIBA 3×3アジアカップ以来、約1年ぶりの国際大会へ臨みます。「久々なので、試合ができることが一番の楽しみです」と率直な感想を述べます。「パリ2024オリンピックへ向けて、一つひとつの大会がすごく重要になってきます。しっかりポイントを取りに行くことを、チーム全員で意識していきたいです」と目標を定めます。



 メンバーは違えど、FIBA 3×3ワールドカップで金星を奪ったドイツとは、今大会も同じグループです。永田選手も昨年のFIBA 3×3ワールドカップで対戦し、そのときは13-17で破れましたが、「今回ドイツに勝てたことは、自分たちにとっても自信になりました。その試合を見ていて、日本の2ポイントシュートやスピードは通用していたので、それを3×3の動きの中でもっと表現して勝機を見出したいです」と強気で勝利を目指します。

 世界との戦いを経験した2人とともに3×3女子日本代表に初選出された、佐坂樹選手(トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)と金田愛奈選手(シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)。4月に行われた第1次強化合宿ではじめて3×3をプレーしたばかりであり、「ルールの違いなどもまだ把握し切れていないですし、練習も十分できたわけでもありません。でも、練習で自分たちのやることをしっかりと確認したので、そこを徹底できれば戦えると思っています」と佐坂選手は大会を楽しみにしていました。金田選手は「正直言って楽しみ半分、不安半分で何かちょっとドキドキの方が少し強い感じです」とその心境を明かします。



 3×3のルールやプレーだけではなく、大会前日に開催地入りし、翌日にすぐさま本戦を迎えるスケジュールもはじめての経験です。しかし、佐坂選手はその不安以上に、「3×3を楽しみたい気持ちが一番大きいです。その中で激しくプレーし、勝たなければいけないです。でも、ワクワクしています」と前向きに捉え、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか期待が高まります。金田選手も「持ち味のカッティングやオフボールの動きがどこまで通用するのかを試したいです。やっぱり海外の選手は当たり強いと思うので、そこをしっかり体感して、ひとまわり大きくなって帰りたいです。しっかり勝つことを考えていきます」と力を込め、はじめての戦いがはじまります。