女子U19日本代表:第2次強化合宿レポート「小さくても当たり前にできることを徹底」瀬川怜奈選手
女子U19日本代表は5月29日(月)〜6月1日(木)の期間、味の素ナショナルスポーツセンターにて第2次強化合宿を実施。7月15日(土)よりスペイン・マドリードにて開催される「FIBA U19女子バスケットボールワールドカップ2023」へ向け、女子U19チェコ代表を迎えて実戦形式の合宿となりました。
女子U19日本代表にとっては、はじめてヨーロッパの強豪との対戦です。藪内夏美ヘッドコーチは、「オフェンスのエントリーやセットプレーはもちろんチームとして作ってはいますが、それを遂行するためにまずはシンプルにファイトすること。ハッスルすること。エネルギーを出すこと。それらをどれだけコートで相手に対して出せるかをテーマにしました」と話します。
女子日本代表の恩塚亨ヘッドコーチも「戦うこと」を求めていました。藪内ヘッドコーチは「アンダーカテゴリーも同様に、お互いのセットプレーの壊し合いになり、その中でどう戦うかが国際試合では問われてきます。相手に壊されないようにどれだけファイトできるか、壊れたときに次のアイディアを持って戦って。この世代からそのマインドを持ってもらうことで、次のステップに行っても対応できるようになると思っています」と言い、一貫した強化を行っています。
薮未奈海選手(デンソー アイリス)が女子日本代表候補として、第2次強化合宿まで参加してきたのもその好例です。「動きはもちろんですが、チームの中で声をしっかり出していたのが薮選手です。女子日本代表の経験が生かされており、何よりも練習への取り組み方に大きな成長が感じられました」と藪内ヘッドコーチは話し、自信溢れるプレーで存在感を示します。
女子U19チェコ代表とは2試合を行い、点差を引き離す場面がありました。「体を張って怖がらずに立ち向かって行ったことで、相手のターンオーバーを誘うことができました」と藪内ヘッドコーチは評価し、目指すスタイルを体現します。一方、対応してきた相手に対し、逆の展開になる時間帯もあり、「日本の速さを警戒してゾーンやスイッチをしてくるのは想定内であり、女子日本代表も含めた日本の課題です」と藪内ヘッドコーチが練習で伝えてきたことを実感できました。
FIBA U19女子ワールドカップに備え、大きな相手に対するディフェンスの仕方とともに、守り切れない場合の効果的なファウルなど細かく対策を練っています。センターの瀬川怜奈選手(専修大学2年)は、「ボックスアウトやディフェンスなど小さくても当たり前にできることを徹底することで自分たちに流れを持ってくることや、守り切ることができました」と練習の成果を発揮します。
ディフェンスもリバウンドも1人ではなく、チームで守ることが大事になります。瀬川選手は試合を通じて、「連携ミスがまだ目立っており、自分たちよりも大きい相手に速攻から走られたケースも多かったです。高さを生かして相手にやられる以前に早く戻ったり、早く相手をつかまえたり、まずは足で勝てるようにしないといけないと感じました」と課題も明確になりました。
スモールフォワードの高木美波選手(白鷗大学1年)は、さほど身長差がない選手とマッチアップすることもあれば、大きな選手を相手にしなければならないこともあります。チェコ戦での経験を踏まえ、「どんな身長の選手が相手でも工夫して対応できるように、普段の練習からいろんなことを意識していかなければならないです」という気づきがありました。
相手がアジャストし、ディフェンスでプレッシャーをかけてきたときには、「そこで逃げてしまったことで、やられていることがありました。プレッシャーがきたときこそしっかり相手に向かっていき、ゴールにアタックしてファウルをもらえるように、強い気持ちでプレーした方が良かったです」と高木選手は話し、藪内ヘッドコーチらスタッフ陣が求めていたことを実感します。
本番前に、実際にFIBA 女子U19ワールドカップに出場する女子U19チェコ代表と試合することができ、世界の高さなどに慣れる機会となりました。髙木選手も、「最初はディフェンスでプレッシャーをかけることがあまりできていませんでした。しかし、大きい選手を相手にプレッシャーをかけることを意識したことで、試合をするにつれて良くなっていきました」と感想を述べ、世界との戦いをイメージします。
Wリーグへ進んだルーキーたちはオフシーズン中ですが、新年度がはじまった大学生は大会期間中です。関東大学女子バスケットボール新人戦が行われており、関西勢は西日本学生バスケットボール選手権大会が6月5日より開幕します。
女子U19日本代表にとっては、はじめてヨーロッパの強豪との対戦です。藪内夏美ヘッドコーチは、「オフェンスのエントリーやセットプレーはもちろんチームとして作ってはいますが、それを遂行するためにまずはシンプルにファイトすること。ハッスルすること。エネルギーを出すこと。それらをどれだけコートで相手に対して出せるかをテーマにしました」と話します。
女子日本代表の恩塚亨ヘッドコーチも「戦うこと」を求めていました。藪内ヘッドコーチは「アンダーカテゴリーも同様に、お互いのセットプレーの壊し合いになり、その中でどう戦うかが国際試合では問われてきます。相手に壊されないようにどれだけファイトできるか、壊れたときに次のアイディアを持って戦って。この世代からそのマインドを持ってもらうことで、次のステップに行っても対応できるようになると思っています」と言い、一貫した強化を行っています。
薮未奈海選手(デンソー アイリス)が女子日本代表候補として、第2次強化合宿まで参加してきたのもその好例です。「動きはもちろんですが、チームの中で声をしっかり出していたのが薮選手です。女子日本代表の経験が生かされており、何よりも練習への取り組み方に大きな成長が感じられました」と藪内ヘッドコーチは話し、自信溢れるプレーで存在感を示します。
女子U19チェコ代表とは2試合を行い、点差を引き離す場面がありました。「体を張って怖がらずに立ち向かって行ったことで、相手のターンオーバーを誘うことができました」と藪内ヘッドコーチは評価し、目指すスタイルを体現します。一方、対応してきた相手に対し、逆の展開になる時間帯もあり、「日本の速さを警戒してゾーンやスイッチをしてくるのは想定内であり、女子日本代表も含めた日本の課題です」と藪内ヘッドコーチが練習で伝えてきたことを実感できました。
FIBA U19女子ワールドカップに備え、大きな相手に対するディフェンスの仕方とともに、守り切れない場合の効果的なファウルなど細かく対策を練っています。センターの瀬川怜奈選手(専修大学2年)は、「ボックスアウトやディフェンスなど小さくても当たり前にできることを徹底することで自分たちに流れを持ってくることや、守り切ることができました」と練習の成果を発揮します。
ディフェンスもリバウンドも1人ではなく、チームで守ることが大事になります。瀬川選手は試合を通じて、「連携ミスがまだ目立っており、自分たちよりも大きい相手に速攻から走られたケースも多かったです。高さを生かして相手にやられる以前に早く戻ったり、早く相手をつかまえたり、まずは足で勝てるようにしないといけないと感じました」と課題も明確になりました。
スモールフォワードの高木美波選手(白鷗大学1年)は、さほど身長差がない選手とマッチアップすることもあれば、大きな選手を相手にしなければならないこともあります。チェコ戦での経験を踏まえ、「どんな身長の選手が相手でも工夫して対応できるように、普段の練習からいろんなことを意識していかなければならないです」という気づきがありました。
相手がアジャストし、ディフェンスでプレッシャーをかけてきたときには、「そこで逃げてしまったことで、やられていることがありました。プレッシャーがきたときこそしっかり相手に向かっていき、ゴールにアタックしてファウルをもらえるように、強い気持ちでプレーした方が良かったです」と高木選手は話し、藪内ヘッドコーチらスタッフ陣が求めていたことを実感します。
本番前に、実際にFIBA 女子U19ワールドカップに出場する女子U19チェコ代表と試合することができ、世界の高さなどに慣れる機会となりました。髙木選手も、「最初はディフェンスでプレッシャーをかけることがあまりできていませんでした。しかし、大きい選手を相手にプレッシャーをかけることを意識したことで、試合をするにつれて良くなっていきました」と感想を述べ、世界との戦いをイメージします。
Wリーグへ進んだルーキーたちはオフシーズン中ですが、新年度がはじまった大学生は大会期間中です。関東大学女子バスケットボール新人戦が行われており、関西勢は西日本学生バスケットボール選手権大会が6月5日より開幕します。