女子日本代表:第2次強化合宿中「フィジカルで当たってノーマークを作れるように戦っていかなければならない」平下愛佳選手
女子日本代表チームは5月30日(火)からはじまるカナダ遠征、そして6月16日(金)〜18日(日)に高崎アリーナにデンマーク代表を迎える「三井不動産カップ2023」へ向け、選考を兼ねた第2次強化合宿を行っています。
今合宿で恩塚亨ヘッドコーチは「闘争する」をテーマに練習を行っています。これはただがんばるという精神論や、自分の力を発揮すれば良いわけではなく、「闘争するとは、相手を妨害すること。相手の妨害を超える解決策を見つけ出していくことです。そのためには仲間に対して、ジェスチャーも含めて声を出してコミュニケーションを図らなければ伝わりません。チームスポーツであり、1人が妨害に対してアンテナを立てていても、見えないところから来るスクリーンはまわりが声をかけなければぶつかってしまいます。その妨害を攻略するために闘争し、コミュニケーションをひんぱんに取っていかなければなりません」と説明します。練習中は大きな声が飛び交い、戦う意識が芽生えていました。
その意識改革により、シューターの平下愛佳選手は「ドライブを仕掛けるプレースタイルよりも、相手を振り切って3ポイントシュートを打つ場面が多いです。恩塚ヘッドコーチの話を聞いて、以前から分かっていたことですが、もっとディフェンスに意識を向けなければいけないというマインドに変わりました」と話し、その成果が見られはじめています。
昨年のFIBA女子ワールドカップでは平均8.6点、髙田真希選手の9.4点に次ぐチーム2位。3ポイントシュートはチームトップの平均2.2本を決めました。しかし、女子日本代表デビュー戦だったこともあり、「あまり警戒されていなかったですし、ディフェンスが離れてくれていました」と平下選手は振り返ります。「今シーズンはWリーグでもそうでしたが、シューターとして相手に警戒され、フェイスガード気味に3ポイントシュートを打たせないように守ってくることが多かったです。ディフェンスに対し、フィジカルで当たってノーマークを作れるように戦っていかなければならないです」と述べ、その成果を試す今後の国際試合を楽しみにし、メンバー入りへ向けてアピールを続けています。
東藤なな子選手は今合宿の練習について、「昨年のFIBA女子ワールドカップでは相手に妨害されるケースが多かったからこそ、練習からより相手をイメージして闘争心を持ってぶつかり合わなければならないです。もし、そこでやられたとしても、その解決策を出していくことを求められています」と言います。試合中は様々が流れがあり、調子の波があることを受け入れた上で「戦うのは相手だということを忘れずに、その相手に勝つことを考えて自分が何をすべきかに焦点を当てることがやっぱり大事です」と感じていました。
東京2020オリンピックでは最年少だった東藤選手ですが、その後のFIBAアジアカップやFIBA女子ワールドカップなど女子日本代表に定着しています。しかし、東藤選手自身は「前回のFIBAアジアカップはあまり出場時間がなく、相手のアジャストを超えるプレーができなかったことが一番の課題でした。FIBA女子ワールドカップは2番ポジションでしたが、自分がチャンス待ちの状態で止まっていることが多かったです。自分から動きを作るというプレーがなかなかできなかったので、そこが試合をしていく中での課題だと感じました」とクリアすべきことも多くあります。選手それぞれが課題に取り組み、チーム力を高めて、6月23日より開幕するFIBA女子アジアカップ(オーストラリア・シドニー)で6連覇を狙っていきます。
今合宿で恩塚亨ヘッドコーチは「闘争する」をテーマに練習を行っています。これはただがんばるという精神論や、自分の力を発揮すれば良いわけではなく、「闘争するとは、相手を妨害すること。相手の妨害を超える解決策を見つけ出していくことです。そのためには仲間に対して、ジェスチャーも含めて声を出してコミュニケーションを図らなければ伝わりません。チームスポーツであり、1人が妨害に対してアンテナを立てていても、見えないところから来るスクリーンはまわりが声をかけなければぶつかってしまいます。その妨害を攻略するために闘争し、コミュニケーションをひんぱんに取っていかなければなりません」と説明します。練習中は大きな声が飛び交い、戦う意識が芽生えていました。
その意識改革により、シューターの平下愛佳選手は「ドライブを仕掛けるプレースタイルよりも、相手を振り切って3ポイントシュートを打つ場面が多いです。恩塚ヘッドコーチの話を聞いて、以前から分かっていたことですが、もっとディフェンスに意識を向けなければいけないというマインドに変わりました」と話し、その成果が見られはじめています。
昨年のFIBA女子ワールドカップでは平均8.6点、髙田真希選手の9.4点に次ぐチーム2位。3ポイントシュートはチームトップの平均2.2本を決めました。しかし、女子日本代表デビュー戦だったこともあり、「あまり警戒されていなかったですし、ディフェンスが離れてくれていました」と平下選手は振り返ります。「今シーズンはWリーグでもそうでしたが、シューターとして相手に警戒され、フェイスガード気味に3ポイントシュートを打たせないように守ってくることが多かったです。ディフェンスに対し、フィジカルで当たってノーマークを作れるように戦っていかなければならないです」と述べ、その成果を試す今後の国際試合を楽しみにし、メンバー入りへ向けてアピールを続けています。
東藤なな子選手は今合宿の練習について、「昨年のFIBA女子ワールドカップでは相手に妨害されるケースが多かったからこそ、練習からより相手をイメージして闘争心を持ってぶつかり合わなければならないです。もし、そこでやられたとしても、その解決策を出していくことを求められています」と言います。試合中は様々が流れがあり、調子の波があることを受け入れた上で「戦うのは相手だということを忘れずに、その相手に勝つことを考えて自分が何をすべきかに焦点を当てることがやっぱり大事です」と感じていました。
東京2020オリンピックでは最年少だった東藤選手ですが、その後のFIBAアジアカップやFIBA女子ワールドカップなど女子日本代表に定着しています。しかし、東藤選手自身は「前回のFIBAアジアカップはあまり出場時間がなく、相手のアジャストを超えるプレーができなかったことが一番の課題でした。FIBA女子ワールドカップは2番ポジションでしたが、自分がチャンス待ちの状態で止まっていることが多かったです。自分から動きを作るというプレーがなかなかできなかったので、そこが試合をしていく中での課題だと感じました」とクリアすべきことも多くあります。選手それぞれが課題に取り組み、チーム力を高めて、6月23日より開幕するFIBA女子アジアカップ(オーストラリア・シドニー)で6連覇を狙っていきます。