3×3男子日本代表:FIBA 3×3ワールドカップ2023選考合宿レポート「もっとBリーグの若い選手たちにも3×3をプレーして欲しい」保岡龍斗選手
オーストリア・ウィーンにて開催される「FIBA 3×3ワールドカップ 2023」まで、あと10日。3×3男子日本代表は17名の候補選手を選出し、5月16日(火)〜18(木)の期間、国際仕様のコートが設置されたF1 STUDIO(東京都江東区)などで選考合宿を実施。FIBA 3×3ワールドカップだけではなく、U21やU23世代が参戦できるFIBA 3×3 NATIONS LEAGUEなど、今シーズンの国際大会へ向けた強化を行いました。
現在、チャンピオンシップ真っ只中のBリーグですが、残念ながら早くもオフを迎えた選手たちは気持ちを切り替え、3×3で世界に挑みます。初選出され、はじめて3×3に臨む帰化枠のケネディ トーマス選手(茨城ロボッツ)。201cmの体躯とともに、クイックモーションから放つ2ポイントシュートが魅力です。3×3のルールや戦い方を習得しつつ、新たなチームメイトと積極的にコミュニケーションを取り、日増しに長所を発揮していました。
4月に行われたFIBA 3×3アジアカップに出場した落合知也選手(ALPHAS.EXE)とともに、東京2020オリンピックメンバーの保岡龍斗選手(秋田ノーザンハピネッツ・ALPHAS.EXE)が本格参戦。最終日には10分間のフルゲームを行い、「やっぱりきついですし、5人制にはないトランジションの攻防を久しぶりに実感しました」と3×3ならではの感覚を取り戻します。
3×3に専念する選手たちと一緒に練習し、「中西(佑起)選手はスリップ(※スクリーナーがゴールへ向かってノーマークを作る)のタイミングが上手いです。小澤(崚)選手も2ポイントシュートを打つタイミングや、打ち切るところは3×3を熟知していると感心しました」と刺激を受ける保岡選手。自身の経験を踏まえ、「もっとBリーグの若い選手たちにも3×3をプレーして欲しい気持ちがあります」と声を大にし、その効果を挙げます。
「毎年オフに3×3をすることで、秋田では相手の外国籍選手のマッチアップを任せられる時間が増えました。3×3を通じて海外の選手と戦えることが、選手にとって必ずプラスになります。今後もBリーグは、ビッグマン以外の外国籍選手も多くなってくると思いますし、日本人選手にとって3×3は価値のあるスポーツです。その価値を理解してプレーする選手が増えれば、もっと3×3は盛り上がり、Bリーグでも外国籍選手とマッチアップできる日本人も増えます。若くポテンシャルある選手は、代表期間だけでも3×3に取り組むことですごく良い経験ができるので、もっともっと活用して欲しいです」
これまではディフェンスでその価値を実感していた保岡選手ですが、「高さでは負けてしまうので、ボールを浮かせてフィニッシュしたり、身体をぶつけてレイアップを打つ技術が、今シーズンのBリーグでは外国籍選手に対して通用しました。オフェンスでもステップアップできたことが収穫になりました」と話し、3×3の経験をしっかりとBリーグでも生かしています。
特別指定選手として仙台89ERSでのシーズンを終えた渡部琉選手。保岡選手ら経験ある先輩たちとプレーし、「2メンゲームや1on1、リバウンドなどが勉強になり、個の力が大きく影響する競技だとあらためて感じました」と感想を述べます。3×3を通じて個の力を高めることが、「5人制にもつながりますし、どちらにとってもキャリアアップにつながります」と意欲的に取り組んでいます。
最終日のゲームでは、昨シーズンのFIBA 3×3 NATIONS LEAGUEで一緒だった改田拓哉選手(ALPHAS.EXE)や益子拓己選手(京都ハンナリーズ)と一緒だったこともあり、「気心知れたメンバーだったのでコミュニケーションもよく取れていました」と渡部選手は言い、スムーズにプレーできていました。今後の国際大会に出場できるチャンスがあれば、「2ポイントシュートやドライブの持ち味をまず全面に出すこと。ディフェンスではどれだけ自分からチャレンジし、アグレッシブにできるかを意識することで自分の成長につながると思っています」と話しており、3×3のレベルアップとともに、本格的なルーキーシーズンを迎えるBリーグへ向けた強化も担っています。
男子の場合は所属する3×3チームでFIBAワールドツアーなど国際大会へ出場し、実績を積んでいます。今週末もフィリピン・マニラで開催されるFIBAワールドツアーに齊藤洋介選手と斉藤諒馬選手が所属するUTSUNOMIYA BREX.EXE、中祖嘉人コーチ率いるアルボラーダが参戦。FIBA 3×3ワールドカップ直前の来週末には、中国・Deqing Huzhouにてチャレンジャーが行われ、UTSUNOMIYA BREX.EXE、BEEFMAN.EXEとともに、落合選手と小澤選手がALPHAS.EXEとして出場します。また、明日5月20日(土)より3×3.EXE PREMIERが開幕し、国内外の戦いを通じてポイントを稼ぎ、みんなで世界ランキングを高めていくことが大切です。
■FIBA 3×3ワールドカップ 2023
3×3男子日本代表[予選プールD]試合日程
▼5月31日(水)
19:25 日本 vs スイス
22:25 日本 vs オランダ
▼6月2日(金)
19:25 日本 vs ハンガリー
22:25 日本 vs モンゴル
3×3女子日本代表[予選プールD]試合日程
▼6月1日(木)
深夜1:15 日本 vs オーストラリア
深夜3:25 日本 vs ドイツ
▼6月3日(土)
深夜3:15 日本 vs ポーランド
深夜4:45 日本 vs エジプト
現在、チャンピオンシップ真っ只中のBリーグですが、残念ながら早くもオフを迎えた選手たちは気持ちを切り替え、3×3で世界に挑みます。初選出され、はじめて3×3に臨む帰化枠のケネディ トーマス選手(茨城ロボッツ)。201cmの体躯とともに、クイックモーションから放つ2ポイントシュートが魅力です。3×3のルールや戦い方を習得しつつ、新たなチームメイトと積極的にコミュニケーションを取り、日増しに長所を発揮していました。
4月に行われたFIBA 3×3アジアカップに出場した落合知也選手(ALPHAS.EXE)とともに、東京2020オリンピックメンバーの保岡龍斗選手(秋田ノーザンハピネッツ・ALPHAS.EXE)が本格参戦。最終日には10分間のフルゲームを行い、「やっぱりきついですし、5人制にはないトランジションの攻防を久しぶりに実感しました」と3×3ならではの感覚を取り戻します。
3×3に専念する選手たちと一緒に練習し、「中西(佑起)選手はスリップ(※スクリーナーがゴールへ向かってノーマークを作る)のタイミングが上手いです。小澤(崚)選手も2ポイントシュートを打つタイミングや、打ち切るところは3×3を熟知していると感心しました」と刺激を受ける保岡選手。自身の経験を踏まえ、「もっとBリーグの若い選手たちにも3×3をプレーして欲しい気持ちがあります」と声を大にし、その効果を挙げます。
「毎年オフに3×3をすることで、秋田では相手の外国籍選手のマッチアップを任せられる時間が増えました。3×3を通じて海外の選手と戦えることが、選手にとって必ずプラスになります。今後もBリーグは、ビッグマン以外の外国籍選手も多くなってくると思いますし、日本人選手にとって3×3は価値のあるスポーツです。その価値を理解してプレーする選手が増えれば、もっと3×3は盛り上がり、Bリーグでも外国籍選手とマッチアップできる日本人も増えます。若くポテンシャルある選手は、代表期間だけでも3×3に取り組むことですごく良い経験ができるので、もっともっと活用して欲しいです」
これまではディフェンスでその価値を実感していた保岡選手ですが、「高さでは負けてしまうので、ボールを浮かせてフィニッシュしたり、身体をぶつけてレイアップを打つ技術が、今シーズンのBリーグでは外国籍選手に対して通用しました。オフェンスでもステップアップできたことが収穫になりました」と話し、3×3の経験をしっかりとBリーグでも生かしています。
特別指定選手として仙台89ERSでのシーズンを終えた渡部琉選手。保岡選手ら経験ある先輩たちとプレーし、「2メンゲームや1on1、リバウンドなどが勉強になり、個の力が大きく影響する競技だとあらためて感じました」と感想を述べます。3×3を通じて個の力を高めることが、「5人制にもつながりますし、どちらにとってもキャリアアップにつながります」と意欲的に取り組んでいます。
最終日のゲームでは、昨シーズンのFIBA 3×3 NATIONS LEAGUEで一緒だった改田拓哉選手(ALPHAS.EXE)や益子拓己選手(京都ハンナリーズ)と一緒だったこともあり、「気心知れたメンバーだったのでコミュニケーションもよく取れていました」と渡部選手は言い、スムーズにプレーできていました。今後の国際大会に出場できるチャンスがあれば、「2ポイントシュートやドライブの持ち味をまず全面に出すこと。ディフェンスではどれだけ自分からチャレンジし、アグレッシブにできるかを意識することで自分の成長につながると思っています」と話しており、3×3のレベルアップとともに、本格的なルーキーシーズンを迎えるBリーグへ向けた強化も担っています。
男子の場合は所属する3×3チームでFIBAワールドツアーなど国際大会へ出場し、実績を積んでいます。今週末もフィリピン・マニラで開催されるFIBAワールドツアーに齊藤洋介選手と斉藤諒馬選手が所属するUTSUNOMIYA BREX.EXE、中祖嘉人コーチ率いるアルボラーダが参戦。FIBA 3×3ワールドカップ直前の来週末には、中国・Deqing Huzhouにてチャレンジャーが行われ、UTSUNOMIYA BREX.EXE、BEEFMAN.EXEとともに、落合選手と小澤選手がALPHAS.EXEとして出場します。また、明日5月20日(土)より3×3.EXE PREMIERが開幕し、国内外の戦いを通じてポイントを稼ぎ、みんなで世界ランキングを高めていくことが大切です。
■FIBA 3×3ワールドカップ 2023
3×3男子日本代表[予選プールD]試合日程
▼5月31日(水)
19:25 日本 vs スイス
22:25 日本 vs オランダ
▼6月2日(金)
19:25 日本 vs ハンガリー
22:25 日本 vs モンゴル
3×3女子日本代表[予選プールD]試合日程
▼6月1日(木)
深夜1:15 日本 vs オーストラリア
深夜3:25 日本 vs ドイツ
▼6月3日(土)
深夜3:15 日本 vs ポーランド
深夜4:45 日本 vs エジプト