女子日本代表:第1次強化合宿中「海外のリーグを通じて、恥ずかしがらずにもっと自分を出していくことを学びました」オコエ桃仁花選手
「FIBA女子アジアカップ」(6月23日開幕/オーストラリア・シドニー)へ向け、第1次強化合宿を行っている女子日本代表チーム。恩塚亨ヘッドコーチは、「ポジショニング力(機動力)」「シュート力」「高い強度で戦い抜ける力」の3つをベースに強化し、選手個人の力を最大化させています。
世界9位、悔しい結果に終わった昨年のFIBA女子ワールドカップ。しかし、東京2020オリンピックのときと比較し、永遠の課題であるリバウンドは平均33.8本から35.8本に上回っていました。また、大きな相手へのディフェンスにも改善が見られ、「ポストに対するトラップやボールを持たさせないところの質は評価できます」と恩塚ヘッドコーチは言います。
一方、課題も散見し、「手間をかけずにチャンスを取り切る戦い、あるいはバトンをつないで、高いインテンシティをつないで表現していこうというスタイルに対して課題が残りました。選手をはじめ、ファンの方々の期待に応えられなかった悔いの残る大会でした」と続け、強化を図っています。
渡嘉敷来夢選手の復帰も、インサイドのディフェンスが上向いたひとつの要因です。しかし、昨年の大会を振り返れば、「自分の力が発揮できたかと言われれば、そうではなかったです。も少しヘッドコーチやチームメイトに求めるプレーができるように今回はがんばっていきたいです」と気持ちを新たに、第1次強化合宿に励んでいます。平均26歳だったFIBA女子ワールドカップと比較し、今合宿に招集された21名は平均24.8歳。若いメンバーが増えた女子日本代表において、「どちらかと言うと自分が中心というよりは、他の選手が中心になるのでしっかりとサポートできればいいと思っています」と渡嘉敷選手は考え、意識も変わっています。
「国内では存在感を出せますが、(大きな選手が多い国際大会では)日本代表のスタイルに合わせていかなければならないです。不安しかないので、しっかりとレベルアップしなければなりません。メンバーに残って大会に出場したいというよりも、恩塚ヘッドコーチのバスケをしっかり遂行できるようになりたい気持ちの方が今は強いです」
昨シーズンはギリシャで、現在はオーストラリアのプロリーグで活躍するオコエ桃仁花選手。久しぶりに帰国し、女子日本代表の仲間たちと一緒にバスケができている今、「何だか1人だけすごくワクワクしています」と笑顔が絶えません。海外でプレーしてきたことで見えた日本の違いとして、「コミュニケーション」を挙げました。
「海外の選手は自分の意見を言わない方が恥ずかしいという感覚があり、静かにしている選手がいません。日本の場合、特に年齢が下の選手は先輩に気遣って話さないため、どういう性格なのか把握できないことがあります。今合宿にははじめての選手もいますので、自分から話しかけるようにしています。その選手自身もアピールしてくれなければ、関係性を築くことができないです。海外のリーグを通じて、恥ずかしがらずにもっと自分を出していくことを学びました。自分から話しかけて、それぞれの良さを引き出していきたいです」
1年間海外でプレーし、常に大きな相手とマッチアップしてきたオコエ選手にとっては、国際試合がスタンダードとなったことを強みにします。逆に、女子日本代表のスタイルも新鮮に見えているようで、「スピードはもちろんですが、トランジションが速いです。海外では全部セットプレーで入っていたので、そのギャップはすごく感じました」と話しており、国内外で経験してきたことをチームに還元してくれています。
第1次強化合宿は5月18日(木)まで続きます。今後は5月23日(火)より第2次強化合宿がはじまり、5月30日(火)からはカナダ遠征へと旅立ちます。国内外で強化してきた成果を試す「三井不動産カップ」は6月16日(金)開幕。高崎アリーナで行われる、デンマーク代表との3連戦をぜひお見逃しなく!(チケット好評発売中)
世界9位、悔しい結果に終わった昨年のFIBA女子ワールドカップ。しかし、東京2020オリンピックのときと比較し、永遠の課題であるリバウンドは平均33.8本から35.8本に上回っていました。また、大きな相手へのディフェンスにも改善が見られ、「ポストに対するトラップやボールを持たさせないところの質は評価できます」と恩塚ヘッドコーチは言います。
一方、課題も散見し、「手間をかけずにチャンスを取り切る戦い、あるいはバトンをつないで、高いインテンシティをつないで表現していこうというスタイルに対して課題が残りました。選手をはじめ、ファンの方々の期待に応えられなかった悔いの残る大会でした」と続け、強化を図っています。
渡嘉敷来夢選手の復帰も、インサイドのディフェンスが上向いたひとつの要因です。しかし、昨年の大会を振り返れば、「自分の力が発揮できたかと言われれば、そうではなかったです。も少しヘッドコーチやチームメイトに求めるプレーができるように今回はがんばっていきたいです」と気持ちを新たに、第1次強化合宿に励んでいます。平均26歳だったFIBA女子ワールドカップと比較し、今合宿に招集された21名は平均24.8歳。若いメンバーが増えた女子日本代表において、「どちらかと言うと自分が中心というよりは、他の選手が中心になるのでしっかりとサポートできればいいと思っています」と渡嘉敷選手は考え、意識も変わっています。
「国内では存在感を出せますが、(大きな選手が多い国際大会では)日本代表のスタイルに合わせていかなければならないです。不安しかないので、しっかりとレベルアップしなければなりません。メンバーに残って大会に出場したいというよりも、恩塚ヘッドコーチのバスケをしっかり遂行できるようになりたい気持ちの方が今は強いです」
昨シーズンはギリシャで、現在はオーストラリアのプロリーグで活躍するオコエ桃仁花選手。久しぶりに帰国し、女子日本代表の仲間たちと一緒にバスケができている今、「何だか1人だけすごくワクワクしています」と笑顔が絶えません。海外でプレーしてきたことで見えた日本の違いとして、「コミュニケーション」を挙げました。
「海外の選手は自分の意見を言わない方が恥ずかしいという感覚があり、静かにしている選手がいません。日本の場合、特に年齢が下の選手は先輩に気遣って話さないため、どういう性格なのか把握できないことがあります。今合宿にははじめての選手もいますので、自分から話しかけるようにしています。その選手自身もアピールしてくれなければ、関係性を築くことができないです。海外のリーグを通じて、恥ずかしがらずにもっと自分を出していくことを学びました。自分から話しかけて、それぞれの良さを引き出していきたいです」
1年間海外でプレーし、常に大きな相手とマッチアップしてきたオコエ選手にとっては、国際試合がスタンダードとなったことを強みにします。逆に、女子日本代表のスタイルも新鮮に見えているようで、「スピードはもちろんですが、トランジションが速いです。海外では全部セットプレーで入っていたので、そのギャップはすごく感じました」と話しており、国内外で経験してきたことをチームに還元してくれています。
第1次強化合宿は5月18日(木)まで続きます。今後は5月23日(火)より第2次強化合宿がはじまり、5月30日(火)からはカナダ遠征へと旅立ちます。国内外で強化してきた成果を試す「三井不動産カップ」は6月16日(金)開幕。高崎アリーナで行われる、デンマーク代表との3連戦をぜひお見逃しなく!(チケット好評発売中)