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3×3男子日本代表:FIBA 3×3 アジアカップ2023直前合宿レポート「このメンバーで組んでスクリメージをしたときにすごく良い状態でした」改田拓哉選手
 2022年度3×3バスケットボール男女日本代表チームは国内での直前合宿を終え、明日3月31日(金)に初戦を迎える「FIBA 3×3 アジアカップ2023」の開催地となるシンガポールに到着。本番へ向け、最終調整に入りました。

 東京2020オリンピックに出場した落合知也選手(ALPHAS.EXE)をはじめ、今回は3×3に専念する4人を選出し、アジアNo.1を目指します。「たぶんメンバー発表されたときに、ビックリした人も多かったと思います」という改田拓哉選手(TSUKUBA ALBORADA)も、3×3男子日本代表初選出に驚いたそうです。しかし、先日行われた選考合宿の最終日に「このメンバーで組んでスクリメージをしたときにすごく良い状態でした」と手応えを実感するとともに、最終合宿でも良いケミストリーを見せています。

 TSUKUBA ALBORADAでもチームメイトの小澤崚選手とは、昨年のFIBA 3×3 U23ワールドカップに出場。改田選手は、「4人とも身長が大きくはないスモールチームでしたが、その中で大きなルーマニア(○22-15)やセルビア(●17-20)と対戦した経験を生かしてどう戦えばいいのかというのは、自分の中でイメージできています」と自信を持って臨みます。3月31日(金)に行われる予選ラウンドでは、同グループに前回大会優勝のオーストラリア(21:20)、同じく準優勝のニュージーランドがいる予備予選を勝ち上がってきたチームと対戦(15:50)します。その中でも、改田選手は勝つイメージができています。

「すごく難しいブロックというのは間違いないですが、日本が目指すゲームプランを意識しながら練習してきました。それを試合で遂行できれば、勝てると思っています」


 3×3男子日本代表初選出であり、国際試合もはじめてなのが仲西佑起選手(NINJA AIRS.EXE)です。その感想を伺えば、「代表に選ばれたときはすごくうれしかったんですけど、あんまり実感ないのが正直なところです」と緊張よりも楽しみが上回っていました。はじめての国際試合ですが、現在の国内3×3シーンは外国籍選手は多く、マッチアップする機会も増えました。「外国籍選手がいるチームに対して、どうやって戦っていくかということは所属するNINJAでも常に考えてプレーしています。日本がしっかり2点シュートを決めて、相手にそれを打たせないのがコンセプトであり、それは所属チームも日本代表も似ているのでとてもプレーしやすく、手応えを感じています」と仲西選手は話しており、普段から大きな相手と戦っていた経験を生かします。


 仲西選手はチームメイトから多くを学ぶ機会になっており、「国際大会というよりも3×3の戦い方について、これまでの僕は感覚でプレーしていた部分がありました。でも、この3人は、そこをしっかりと落とし込んでいます。それを共有してもらったことで、すんなりプレーすることができ、吸収できる部分も多くありました」と合宿中に理解度を高め、その成果をぶつけてアジアNo.1を目指します。