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[天皇杯 決勝]千葉ジェッツが4大会ぶり4回目の優勝で閉幕
高校生からB1までカテゴリーの垣根を越えた第98回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会は、昨年9月の1次ラウンドからスタート。4つのラウンドとクォーターファイナル、そして昨シーズンのBリーグ ファイナリストである宇都宮ブレックスと琉球ゴールデンキングスが待つセミファイナルを経て、頂点を決める2チームが有明コロシアムにたどり着きました。

ファイナルは2017年から天皇杯3連覇を果たした千葉ジェッツと、bjリーグ時代にラストとなった2015-16シーズンをはじめ、有明コロシアムで4度優勝した経験の持ち主、琉球ゴールデンキングスが対戦。2つのチームカラーにクッキリと分かれた満員(9,315人)の歓声が降り注がれる中、87-76で千葉Jが勝利し、4年ぶり4回目の天皇杯チャンピオンに輝きました。



「天皇杯はトラブルからはじまり、越谷アルファーズのおかげでこの舞台に立てていると思っています。10年ほど前、(bjリーグ時代の秋田ノーザンハピネッツの一員として)この舞台で立ちましたが、そのときに岸本(隆一)選手にやられたので、その悔しさを晴らしたいという思いがありました。この素晴らしい雰囲気で試合をさせてくれた千葉ジェッツと琉球ゴールデンキングスのファンの皆さん、本当にありがとうございました」

優勝を決めたあと、コート上で多くの方々に感謝の言葉を述べた千葉Jの富樫勇樹キャプテン。昨年10月の3次ラウンドから出場した千葉ジェッツは北海道会場へ向かう途中、天候不良のために前日入りができませんでした。当日移動、試合開始ぎりぎりの到着を余儀なくされた千葉Jに対し、対戦相手となる越谷アルファーズが待ってくれたおかげで試合が成立。そこから6連勝で勝ち上がり、4度目の頂点をつかみました。

今シーズン、ひとつの目のタイトルを手にした千葉Jは、現在東地区首位に立ち、地区優勝とBリーグチャンピオンの3冠に近い存在です。昨年のBリーグに続き、ファイナルで敗れた琉球も2冠に照準を合わせて、すぐさま3月15日(水)から日本最高峰の戦いが続きます。徐々に声出し応援が解禁となった会場へ足を運んで盛り上げていただき、今後も選手たちの背中を押してください。



■最終結果
優 勝:千葉ジェッツ(4年ぶり4回目)
準優勝:琉球ゴールデンキングス
第3位:宇都宮ブレックス、横浜ビー・コルセアーズ

■共同通信社MVP賞
富樫勇樹(千葉ジェッツ #2)4大会ぶり2度目の受賞

■大会ベスト5
富樫勇樹(千葉ジェッツ #2)4回
原修太(千葉ジェッツ #31)初
ジョン・ムーニー(千葉ジェッツ #33)初
今村佳太(琉球ゴールデンキングス #30)初
河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ #5)初