女子U22/U19日本代表:WリーグSUPERGAMES ~4GENERATIONS~「勝負どころで決めきる力はさすがでした」岡本美優選手
今年7月、女子U22日本代表は「FISUワールドユニバーシティ―ゲームズ(2021/成都)」へ、女子U19日本代表は「FIBA U19女子ワールドカップ(スペイン/マドリッド)」とそれぞれ世界に挑みます。Wリーグで活躍する先輩たちに胸を借りる強化試合「WリーグSUPERGAMES ~4GENERATIONS~」が2月11日(土)より、国立代々木競技場 第2体育館で開幕。勝利を目指して全力を尽くしましたが、女子U22日本代表はWリーグU25チームに63-71、女子U19日本代表もWリーグO26チームに53-64で敗れました。次戦2月12日(日)は14時より、3位決定戦で2つの女子日本代表が対戦します。決勝は女子日本代表も多いWリーグで活躍する26歳以上vs25歳以下の一戦も見逃せません。
女子U22日本代表の柏倉秀徳ヘッドコーチは『パッション』をスローガンとし、「1on1でアタックし、ディフェンスでも1on1でしっかり守り切ることをチャレンジしよう」と選手たちを送り出します。対するWリーグU25チームは、先発メンバーに山本麻衣選手(トヨタ自動車アンテロープス)や赤穂ひまわり選手(デンソー アイリス)ら女子日本代表で活躍する5人を揃えてきました。最初の5分間で9-22と実力の差を見せつけられ、柏倉ヘッドコーチも「さすがでした」とその差を痛感させられます。「ディフェンスやリバウンドなど、自分たちで修正できることにフォーカスさせました。やられても気持ちを切り替え、早い展開に持って行く自分たちのバスケを浸透させることを優先しました」と柏倉ヘッドコーチは伝え、巻き返しがはじまります。残り3分44秒、朝比奈あずさ選手(筑波大学1年)のバスケットカウントで63-65、2点差に迫ります。しかし、残り2分で先発メンバーに戻してきたWリーグU25チームに引き離され、63-71と逆転することはできませんでした。
3ポイントシュート4本、チーム最多の18点を挙げた岡本美優選手(東京医療保健大学3年)をはじめ、「ビッグマンたちのシュート力が見られたのは良かったです。全員が3ポイントシュートを打てる可能性は感じました」と柏倉ヘッドコーチはこの試合の成果を挙げます。
昨年は女子日本代表候補に選出された岡本選手であり、皇后杯ではWリーグ勢を破ってファイナルラウンドに進出しました。それ以外にも練習試合でWリーグチームと対戦する機会も多かったこの1年。トップレベルと肌を合わせたことで、「モデルとなるプレーがいっぱいあり、それが自分にとってはすごく刺激になりました」と話し、多くのことを吸収してきました。1ゴール差まで迫りながらも、追いつけなかった展開に対しては、「勝負どころで決めきる力はさすがでした。どちらもシュートが入らない時間帯がありましたが、それでもWリーグU25チームはノーマークで打っていました。私たちは早打ちしてタフショットになってしまったため、自分たちで流れを悪くしていたことが多かったです」とその差を感じています。
岡本選手は、最後の10分間をコートに立ち続け、「結構息も上がってきつい状態でした」と打ち明けます。ラスト2分でフレッシュな女子日本代表選手たちが戻ってきたことに対し、「最後まで力を抜かないで戦い続けてくれたことが、すごくうれしかったです」と感謝します。
続いてWリーグO26チームに挑んだ女子U19日本代表。年の差は7歳以上あり、女子日本代表の髙田真希選手(デンソー アイリス)や渡嘉敷来夢選手(ENEOSサンフラワーズ)をはじめ、経験も高さもある先輩たちを相手に、FIBA U19女子ワールドカップを前に世界を体感できる貴重な機会となりました。
4-17と一方的な展開となった第1クォーター。憧れのスター選手たちを前に喜びと緊張が入り交じり、落ち着かないのも当然です。山本遥香選手(立命館大学1年)は、「本当に高いレベルの選手たちに圧倒されたというのが正しいです」とその心境を述べます。藪内夏美ヘッドコーチは、選手たちを落ち着かせるために「どのプレーが一番通用し、成功につながるかを伝えました」。第2クォーターは見違え、19-4のランで22-22と同点に追いつきます。第3クォーター開始4分、藪未奈海選手(八雲学園高校3年/デンソー アイリス)のシュートで39-38とし、ついに逆転に成功。しかし、実力で上回るWリーグO26チームが力を発揮し、53-64とされて敗れました。
昨年のFIBA U18女子アジア選手権でも大きな相手と対戦。その経験とWリーグのスター選手たちの違いについて、山本選手は以下のように感想を述べます。 「U18アジア選手権でも背が高く、強さもある選手はいましたが、Wリーグの選手たちは本当に力が強いです。リバウンドで押し負けたり、スクリーンをしっかりかけられなかったり、その差をすごく感じました。今年のFIBA U19女子ワールドカップでも同じような戦いになると思うので、この経験を生かして押し負けずに、しっかりスクリーンをかけられるように改善していきたいです」
女子U22日本代表同様、すべてのポジションに3ポイントシュートを求めており、世界に勝つためのカギとなります。山本選手もそこを意識し、「しっかり狙って行くことをテーマにし、あまり確率は良くなかったですが決めきることもできました」という練習の成果があらわれており、2本成功させて10点を記録しました。
藪内ヘッドコーチは「1ミリでも1個でも、なんでも良いからこのゲームを通して成長したと胸を張れるようにしよう」と選手たちと約束。試合後、選手たちに問えば、全員が自分の成長を実感することができました。次戦も上のカテゴリーである女子U22日本代表と対戦し、さらなる成長を目指します。
女子U22日本代表の柏倉秀徳ヘッドコーチは『パッション』をスローガンとし、「1on1でアタックし、ディフェンスでも1on1でしっかり守り切ることをチャレンジしよう」と選手たちを送り出します。対するWリーグU25チームは、先発メンバーに山本麻衣選手(トヨタ自動車アンテロープス)や赤穂ひまわり選手(デンソー アイリス)ら女子日本代表で活躍する5人を揃えてきました。最初の5分間で9-22と実力の差を見せつけられ、柏倉ヘッドコーチも「さすがでした」とその差を痛感させられます。「ディフェンスやリバウンドなど、自分たちで修正できることにフォーカスさせました。やられても気持ちを切り替え、早い展開に持って行く自分たちのバスケを浸透させることを優先しました」と柏倉ヘッドコーチは伝え、巻き返しがはじまります。残り3分44秒、朝比奈あずさ選手(筑波大学1年)のバスケットカウントで63-65、2点差に迫ります。しかし、残り2分で先発メンバーに戻してきたWリーグU25チームに引き離され、63-71と逆転することはできませんでした。
3ポイントシュート4本、チーム最多の18点を挙げた岡本美優選手(東京医療保健大学3年)をはじめ、「ビッグマンたちのシュート力が見られたのは良かったです。全員が3ポイントシュートを打てる可能性は感じました」と柏倉ヘッドコーチはこの試合の成果を挙げます。
昨年は女子日本代表候補に選出された岡本選手であり、皇后杯ではWリーグ勢を破ってファイナルラウンドに進出しました。それ以外にも練習試合でWリーグチームと対戦する機会も多かったこの1年。トップレベルと肌を合わせたことで、「モデルとなるプレーがいっぱいあり、それが自分にとってはすごく刺激になりました」と話し、多くのことを吸収してきました。1ゴール差まで迫りながらも、追いつけなかった展開に対しては、「勝負どころで決めきる力はさすがでした。どちらもシュートが入らない時間帯がありましたが、それでもWリーグU25チームはノーマークで打っていました。私たちは早打ちしてタフショットになってしまったため、自分たちで流れを悪くしていたことが多かったです」とその差を感じています。
岡本選手は、最後の10分間をコートに立ち続け、「結構息も上がってきつい状態でした」と打ち明けます。ラスト2分でフレッシュな女子日本代表選手たちが戻ってきたことに対し、「最後まで力を抜かないで戦い続けてくれたことが、すごくうれしかったです」と感謝します。
続いてWリーグO26チームに挑んだ女子U19日本代表。年の差は7歳以上あり、女子日本代表の髙田真希選手(デンソー アイリス)や渡嘉敷来夢選手(ENEOSサンフラワーズ)をはじめ、経験も高さもある先輩たちを相手に、FIBA U19女子ワールドカップを前に世界を体感できる貴重な機会となりました。
4-17と一方的な展開となった第1クォーター。憧れのスター選手たちを前に喜びと緊張が入り交じり、落ち着かないのも当然です。山本遥香選手(立命館大学1年)は、「本当に高いレベルの選手たちに圧倒されたというのが正しいです」とその心境を述べます。藪内夏美ヘッドコーチは、選手たちを落ち着かせるために「どのプレーが一番通用し、成功につながるかを伝えました」。第2クォーターは見違え、19-4のランで22-22と同点に追いつきます。第3クォーター開始4分、藪未奈海選手(八雲学園高校3年/デンソー アイリス)のシュートで39-38とし、ついに逆転に成功。しかし、実力で上回るWリーグO26チームが力を発揮し、53-64とされて敗れました。
昨年のFIBA U18女子アジア選手権でも大きな相手と対戦。その経験とWリーグのスター選手たちの違いについて、山本選手は以下のように感想を述べます。 「U18アジア選手権でも背が高く、強さもある選手はいましたが、Wリーグの選手たちは本当に力が強いです。リバウンドで押し負けたり、スクリーンをしっかりかけられなかったり、その差をすごく感じました。今年のFIBA U19女子ワールドカップでも同じような戦いになると思うので、この経験を生かして押し負けずに、しっかりスクリーンをかけられるように改善していきたいです」
女子U22日本代表同様、すべてのポジションに3ポイントシュートを求めており、世界に勝つためのカギとなります。山本選手もそこを意識し、「しっかり狙って行くことをテーマにし、あまり確率は良くなかったですが決めきることもできました」という練習の成果があらわれており、2本成功させて10点を記録しました。
藪内ヘッドコーチは「1ミリでも1個でも、なんでも良いからこのゲームを通して成長したと胸を張れるようにしよう」と選手たちと約束。試合後、選手たちに問えば、全員が自分の成長を実感することができました。次戦も上のカテゴリーである女子U22日本代表と対戦し、さらなる成長を目指します。