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FIBA女子ワールドカップ2022[予選ラウンド 第2戦]日本64-69セルビア「もっと積極的に攻めることで、ミスしてもポジティブに捉えられるようにしていきたい」宮崎早織選手

「FIBA女子ワールドカップ2022」は2日目。初戦のマリに続いて、初対戦となるセルビアとの第2戦。シュートが思うように決まらない日本に対し、タフショットを決めてきたセルビアに追いつくことができずに64-69で敗れ、1敗目を喫しました。明日は休息日であり、体と心をリフレッシュし、9月25日(日)19:30に行われるカナダ戦に備えます。

「ひとことで言えば、今日はセルビアのゲームでした」と恩塚亨ヘッドコーチは述べ、切り替えるしかありません。ショットクロックぎりぎりまで守っても、相手にタフショットを決められる場面が何度もありました。宮崎早織選手(ENEOSサンフラワーズ)は、「がんばって相手についてはいましたが、もっともっと守れたし、その前のプレーでもっともっとプレッシャーをかけられたのではないかとも思っています」と反省点を挙げます。

第1クォーターはセルビアよりも1本多い15本のシュートを打ちましたが4本しか決められず、9-24と大きく引き離されます。昨日のマリ戦に続き、立ち上がりが良くなかった点について、恩塚亨ヘッドコーチは、「ノーマークでシュートを打てていましたが、最初に何本か外したことで打たなくなってしまいました。そうなるとチャンスを探さなくなり、何のためにプレーしているのかが分からなくなってしまいます。目的なくプレーしているから相手にディフェンスで煽られ、プレーも読まれてしまい、駆け引きも生まれなくなってしまいました」というのが原因です。

今年の三井不動産カップでも同様に、消極的になってしまった試合がありました。「目的を明確に絞って、切り口を迷わずにプレーできるようにすること。でも、やっぱりチャンスを取り切らなかったら、何をしても一緒です。覚悟を決めて、チャンスを取りきれるようにしていくしかありません」と恩塚ヘッドコーチは言うとともに、短期間で改善できる問題と考えています。

昨年の東京2020オリンピックに出場した宮崎選手ですが、FIBA女子ワールドカップはこれがはじめてであり、しっかりプレータイムを得ている今、「楽しいですね」と即答しました。

「あのオリンピックを経験したことが本当に大きかったと思います。だからこそ、まだまだこのようなところが通用しないとか、これは通用するということが今大会を通じて分かってきました。それ以上に楽しいという思いが先に来ています。プレーしていて迷うこともたまにありますが、ミスしてもあまり引きずることなく楽しんでプレーできています」

予選ラウンドは残り3戦。負けても続くリーグ戦であり、髙田真希キャプテン(デンソーアイリス)は「グループを少しでも良い順位で突破したいので、良いところをしっかり伸ばして自信をつけ、悪かったところを修正して次の試合に臨みたいです」と前を向いて、カナダ戦での2勝目を目指します。