女子日本代表:FIBA女子ワールドカップまであと6日「身体を張って地味だけどがんばりたい」渡嘉敷来夢選手
「FIBA女子ワールドカップ2022」まで、あと6日。日本時間9月22日(木)13:00より行われるマリとの開幕戦に照準を合わせ、今日も女子日本代表はオーストラリア・シドニーにて練習に励んでいます。
リオ2016オリンピック以来となる世界一を決める戦いに、渡嘉敷来夢選手(ENEOSサンフラワーズ)が戻ってきました。
「久しぶりの世界の舞台と言うこともあって、しっかりと自分が練習して来たことを出せれば良いなと思っています。日本にはない高さの部分で少しはチームに貢献できると思うので、リバウンドや大きい選手に対するディフェンスで身体を張って、地味だけどがんばりたいです」
東京2020オリンピックに間に合うことができなかった大きなケガから、完全復活した渡嘉敷選手。今年2月に大阪で行われたFIBA女子ワールドカップ世界最終予選でのカナダ戦は、12点・8リバウンド・5アシストの活躍で存在感を示します。続く、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦は5アシストを記録するも、無得点に終わりました。「プレースタイルに関しては、監督が求める部分を一生懸命やりたいと思っています。リオオリンピックの時はローポストに入れるバスケットで、積極的に中と外のバランスを取ったバスケスタイルだったことで、目立つ部分が結構あったのかと思います」という渡嘉敷選手。起点としては変わらないですが、まわりに得点を獲れる選手が増えたことでその役割も変わっており、女子日本代表全体が成長している証拠です。
渡嘉敷選手とともにふたたび世界へ挑むことを喜んでいるのは、長年ともに戦ってきた髙田真希選手(デンソーアイリス)です。
「彼女が持っている能力や高さは世界にも通じるので、同じポジションであり、年齢も近いですし、ずっと一緒にやってきたこともあるので、自分自身は信頼しています。一緒に戦えることで心強いです」
マリ戦から5連戦となる予選ラウンドですが、東京2020オリンピック銀メダリストの日本であっても、どのチームにも気を抜くことができないのがFIBA女子ワールドカップです。「銀メダルを獲ったことはもう過去の話」という髙田選手は気持ちを新たに世界一を目指し、そのための準備をしてきました。
「これまでいろんな経験をしてきたことで、昨年は銀メダルを獲得できました。その中で見えてきた課題であり、カギとなるのはアメリカに対してどう勝つかという点です。これまでのFIBA女子ワールドカップでも勝てていない国や、他の強豪チームがあり、日本のスタイルが通用するチームがあれば通用しなかった部分もあります。そこで明確になった課題と、課題と思われていたことがアメリカと対戦して、さまざまなことを体感することもできました。その課題をクリアするために、なおかつ金メダルを獲るための練習をしてきました。恩塚(亨)ヘッドコーチになってからは、そこを克服しなければ金メダルには届かないという方針で今まで取り組んできました。より自分たちがたくさん経験し、体感してきたことを、世界の舞台で発揮する意識は前回よりも高いと思っています」
トム・ホーバス前ヘッドコーチのときから、どのポジションにも3ポイントシュートを課し、渡嘉敷選手もその練習に時間を割いてきました。「3ポイントシュートを積極的に打っていますし、ドライブもまわりが寄ってくればパスをさばいたり、前の代表よりは自分自身ができるプレーも増えていると感じています。チャンスがあれば、外からどんどんアタックしていくプレーも見せたいです」と意気込みを語り、地味なプレーだけに収まらない新たなスタイルに期待です。
髙田選手は「相手のブレイクを抑えたり、オフェンスを遅らせるためにも、オフェンスリバウンドに絡んでいくことが重要です」と気を引き締めます。渡嘉敷選手とともに、全員でペイントエリア内を制する活躍が見られることで目標に近づきます。
リオ2016オリンピック以来となる世界一を決める戦いに、渡嘉敷来夢選手(ENEOSサンフラワーズ)が戻ってきました。
「久しぶりの世界の舞台と言うこともあって、しっかりと自分が練習して来たことを出せれば良いなと思っています。日本にはない高さの部分で少しはチームに貢献できると思うので、リバウンドや大きい選手に対するディフェンスで身体を張って、地味だけどがんばりたいです」
東京2020オリンピックに間に合うことができなかった大きなケガから、完全復活した渡嘉敷選手。今年2月に大阪で行われたFIBA女子ワールドカップ世界最終予選でのカナダ戦は、12点・8リバウンド・5アシストの活躍で存在感を示します。続く、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦は5アシストを記録するも、無得点に終わりました。「プレースタイルに関しては、監督が求める部分を一生懸命やりたいと思っています。リオオリンピックの時はローポストに入れるバスケットで、積極的に中と外のバランスを取ったバスケスタイルだったことで、目立つ部分が結構あったのかと思います」という渡嘉敷選手。起点としては変わらないですが、まわりに得点を獲れる選手が増えたことでその役割も変わっており、女子日本代表全体が成長している証拠です。
渡嘉敷選手とともにふたたび世界へ挑むことを喜んでいるのは、長年ともに戦ってきた髙田真希選手(デンソーアイリス)です。
「彼女が持っている能力や高さは世界にも通じるので、同じポジションであり、年齢も近いですし、ずっと一緒にやってきたこともあるので、自分自身は信頼しています。一緒に戦えることで心強いです」
マリ戦から5連戦となる予選ラウンドですが、東京2020オリンピック銀メダリストの日本であっても、どのチームにも気を抜くことができないのがFIBA女子ワールドカップです。「銀メダルを獲ったことはもう過去の話」という髙田選手は気持ちを新たに世界一を目指し、そのための準備をしてきました。
「これまでいろんな経験をしてきたことで、昨年は銀メダルを獲得できました。その中で見えてきた課題であり、カギとなるのはアメリカに対してどう勝つかという点です。これまでのFIBA女子ワールドカップでも勝てていない国や、他の強豪チームがあり、日本のスタイルが通用するチームがあれば通用しなかった部分もあります。そこで明確になった課題と、課題と思われていたことがアメリカと対戦して、さまざまなことを体感することもできました。その課題をクリアするために、なおかつ金メダルを獲るための練習をしてきました。恩塚(亨)ヘッドコーチになってからは、そこを克服しなければ金メダルには届かないという方針で今まで取り組んできました。より自分たちがたくさん経験し、体感してきたことを、世界の舞台で発揮する意識は前回よりも高いと思っています」
トム・ホーバス前ヘッドコーチのときから、どのポジションにも3ポイントシュートを課し、渡嘉敷選手もその練習に時間を割いてきました。「3ポイントシュートを積極的に打っていますし、ドライブもまわりが寄ってくればパスをさばいたり、前の代表よりは自分自身ができるプレーも増えていると感じています。チャンスがあれば、外からどんどんアタックしていくプレーも見せたいです」と意気込みを語り、地味なプレーだけに収まらない新たなスタイルに期待です。
髙田選手は「相手のブレイクを抑えたり、オフェンスを遅らせるためにも、オフェンスリバウンドに絡んでいくことが重要です」と気を引き締めます。渡嘉敷選手とともに、全員でペイントエリア内を制する活躍が見られることで目標に近づきます。