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男子U18日本代表:FIBA U18アジア選手権開幕戦まであと4日「明確に判断をして、ハッキリとしたプレーをすることが大事」星川開聖選手
男子U18日本代表は12名が選出され、8月21日(日)よりイラン・テヘランにて開幕する「FIBA U18アジア選手権」へ向け、国内最終合宿を行っています。予選ラウンドは3チーム総当たりで行われ、初日は日本の試合がありません。同グループのイランvsレバノン戦をスカウティングできるとともに、1日多く練習できる状況を味方にし、最高のコンディションで日本時間8月22日(月)22:30より行われるレバノンとの開幕戦を迎えられるよう準備しています。

オフェンスの確認をメインに今合宿を行っているアレハンドロ・マルチネスヘッドコーチ。すでに世界と対戦してきた男子U16-U17日本代表のときと同じく、細部にわたって突き詰めています。一例として、「スクリーンの角度は一歩違えば大きく結果が変わるので、そういった細かいところまで意識をしてプレーしていきたいです」と星川開聖選手 (洛南高等学校 3年)は述べ、徹底しています。

また、男子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチ同様、選手たちの判断力や確率の高いシュートセレクションをマルチネスヘッドコーチも求めています。1on1を得意とする星川選手は、「サイズが大きい相手のディフェンスを見て、自分でシュートまで行くか、まわりにパスをするかを明確に判断をして、ハッキリとしたプレーをすることが大事です」と話し、その精度を高めています。



シューターの坂本康成選手 (中部大学第一高等学校 3年)は、「ドライブやパス回しを早くして相手のディフェンスのミスを突き、ノーマークを作ることができればが3ポイントシュートを打てると思っています」と自信をもっています。同じくアウトサイドシュートを武器とする八重樫ショーン龍選手 (仙台大学附属明成高等学校 3年)も、「3ポイントシュートをたくさん決めること」を目標に掲げました。
シューター陣だけではなく、「日本のインサイドは大きくても動けるし、アウトサイドプレーができる選手もたくさんいます。早い展開や強いディフェンスから良い流れをつかめるバスケットをしていきたいです」と八重樫選手は続け、総力戦でFIBA U19ワールドカップ(2023年6月/ハンガリー)進出を目指します。



今大会はオーストラリアとニュージーランドが不参加のために10チームで争われ、上位4チームにFIBA U19ワールドカップへの出場権が与えられます。予選ラウンドは3つのグループによる3チーム総当たりで行い、その勝率によって全10チーム中上位8チームが準々決勝進出。その組み合わせは、予選ラウンドの順位に基づいて決まります。

「予選ラウンドの2試合が重要になる」とマルチネスヘッドコーチは言うように、これまでのレギュレーションとは大きく異なる先が見えない戦いです。レバノンとの開幕戦に続き、開催国のイランと8月23日(火)22:30と対戦し、1位通過を目指します。