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宮城大会第2戦:日本74-48ラトビア「カウンターで得点を獲れるようになった手応えは感じています」東藤なな子選手
ゼビオアリーナ仙台で行われた「三井不動産カップ2022(宮城大会) バスケットボール女子日本代表国際強化試合」第2戦。女子日本代表が74-48でラトビアを破り、国内で行われる今シーズンラストゲームを勝利で締めくくりました。6月に行われたトルコ戦に続き、三井不動産カップを受賞。MVPには東藤なな子選手(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)が選出されました。

「選手の組み合わせをいろいろ試したい」と話していた恩塚亨ヘッドコーチ。2戦目は先発メンバーを入れ替え、本橋菜子選手(東京羽田ヴィッキーズ)、宮澤夕貴選手(富士通レッドウェーブ)、そして渡嘉敷来夢選手(ENEOSサンフラワーズ)を起用します。コートに立つ選手たちは100%の力を発揮して相手を消耗させ、短い時間で次々と交代し、バトンをつないでいくスタイルです。

昨日は3ポイントシュートが入らず苦しみましたが、ベンチスタートの宮崎早織選手(ENEOSサンフラワーズ)や平下愛佳選手(トヨタ自動車アンテロープス)がコートに入るや否や、しっかり決めて点差を広げます。しかし昨日同様、大きなラトビアにゾーンディフェンスをされると得点が停滞してしまいました。



髙田真希選手(デンソー アイリス)は、「ゾーンや前からプレッシャーをかけてくるディフェンスをされ、逆に自分たちが得意とするスピードを生かしたプレーが出せなかった時にやはりうまくいかない状況が昨日から続いています」と課題点を挙げます。しかし、そのプレッシャーをはね除けて74-48で勝利をつかみました。ラトビア戦を終え、髙田選手は以下のように続けます。

「第4クォーターにリズムをつかんでリードし、相手の失点を抑える展開ができました。それも第3クォーターまで相手の体力を削った結果の現れです。FIBA女子ワールドカップでもこのような状況が重要であり、前半はタイトなゲームになっても粘って走り勝つことはどこにでも通用する手応えは感じられました」

東藤選手は、「昨日は3ポイントシュートが全く入らなかったですが、それでも積極的に攻めようと意識してこの試合に臨みました」と言うとおり、チームハイの16点を決めて活躍。オリンピックではディフェンスのスペシャリストとして役割を与えられていましたが、1年を経てオフェンスでもチームの勝利に貢献し、成長が見られています。

「今は相手のディフェンスの状況をしっかりと見るクセがついてきました。他の4人のマークマンも、自分に対するマッチアップする選手のディフェンスもよく見えてきたことで、カウンターで得点を獲れるようになった手応えは感じています」



今大会でファンの皆様にいただいたたくさんの声援をパワーに変え、40日後の9月22日にオーストラリア・シドニーで開幕する「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022」で金メダルとともに、パリ2024オリンピックへの出場権獲得を目指します。

明日8月13日(土)より、「SoftBank カップ 2022」が開幕し、ゼビオアリーナ仙台に男子日本代表が登場します。先月行われたFIBAアジアカップでは76-88で敗れたイランへのリベンジに燃える2連戦。さらに、8月26日(金)にはFIBAワールドカップ アジア予選 Window4でもアウェーゲームへ向けた前哨戦でもあり、練習してきた成果を試します。女子日本代表戦に引き続き、AKATSUKI JAPANへのご声援をお願い致します。第1戦はテレビ朝日(※一部地域を除く)、第2戦は日本テレビにて生中継されます。