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宮城大会第1戦:日本83-54ラトビア「ディフェンスの強度を落とさずにノーマークでシュートを打ち、カウンタープレーはできていた」安間志織選手
今年9月22日より開幕する「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022」へ向け、これまで強化した成果を日本のファンの皆様の前で発揮する「三井不動産カップ2022(宮城大会) バスケットボール女子日本代表国際強化試合」がゼビオアリーナ仙台にて開幕。日本の武器である3ポイントシュートは22%(8/36本)となかなか入らない中でしたが、「ディフェンスとペイントショット(44点/2ポイントシュート成功率59.5%)が機能して、流れを作ることができました」と恩塚亨ヘッドコーチは述べ、83-54と29点差をつけて快勝しました。



「選手自身の判断でコート上で表現すること」をテーマに掲げ、2試合の強化試合に臨んでいます。恩塚ヘッドコーチが求める原則に対し、より良い判断でプレーを遂行する「最適解は選手にしっかりと浸透してきました。特に相手がマンツーマンディフェンスに対しては手応えを感じています」と評価します。ポイントガードの安間志織選手(UMANA REYER VENEZIA)も、「なかなか3ポイントシュートが入らなかったですが、ディフェンスの強度を落とさずにしっかりとノーマークを作りながらシュートを打てており、私たちのカウンタープレーはしっかりとできていました」と練習の成果を発揮します。安間選手が言うようにノーマークでシュートを打てており、3ポイントシュート試投数も36本を誇ります。

なかなかシュートが入らなかったことで少し選手が躊躇してしまう場面もあり、「もっと勇気づけたり、ペイントアタックを狙ってから行こうとしたり、もう少し早く導いてあげられたら良かったです」と恩塚ヘッドコーチにとっても改善点が見られました。



逆に、3ポイントシュートが入らなくても、「プレッシャーをかけたディフェンスで自分たちの流れを呼び込みながら、全員でつないで勝利をつかむことができました」と髙田真希選手(デンソー アイリス)は勝因を挙げます。日本は平下 愛佳 (トヨタ自動車 アンテロープス)の6本を筆頭に、18本のスティールを奪い、逆にラトビアに33本のターンオーバーを与えました。今大会前から、選手たちは見どころとして挙げたディフェンスでファンを魅了し、勝利を届けることができました。

明日8月12日(金)も同じく、ゼビオアリーナ仙台にて19時よりラトビア代表との2戦目が行われます。これがFIBA女子ワールドカップ前、今シーズン最後の強化試合を見られるチャンスです。ぜひ、会場へお越しいただき、世界一を目指す女子日本代表のプレーや速さを間近で体験してください。