FIBA U17女子ワールドカップ:準々決勝は前回チャンピオンのアメリカと対戦「楽しんで戦ってきます」八木悠香選手
「FIBA U17女子ワールドカップ」はベスト8決定戦でスロベニアを64-58で破り、準々決勝進出決定。しかし、予選ラウンドではハンガリーとベルギーに敗れ、世界との壁にぶつかっていた女子U17日本代表選手たち。ベルギーに逆転負けを喫した悔しさ、勝ち切れなかったことで少し落ち込んでいました。スロベニア戦へ向け、小畑亜章子アシスタントコーチは自らの女子日本代表経験を踏まえ、選手たちにこう伝えます。
「泥臭くいろんなことをして欲しい。ディフェンスであれば、スクリーンをきれいにかわそうと思っても、世界を相手には絶対にできない。泥臭く相手を追いかけ回って、プレッシャーをかけ続け、リバウンドをもぎ取るくらいの気持ちではないと勝つことは絶対に難しくなってしまう。オフェンスでもシンプルにプレーを作ろうと思っても、相手も必死で守ってくる。さらに、高さも経験もあるチームばかり。だからこそ泥臭くシュートをねじ込んで行くことやオフェンスリバウンドを拾いに行くこと、外角シュートは絶対に決めるんだ、という強い気持ちで打ち切ること。そういうことを積み重ねて行った結果、勝利に近づいて行く。スロベニアは簡単に勝てる相手ではないが、負ける相手でもない。このチームもだんだんと良くなっているからこそ、ここで勝ってみんなでステップアップできるようにしよう。みんなで120%の力を出して戦おう」
選手たちはもう一度顔を上げ、「ベルギー戦に逆転負けして悔しかったですが、次のスロベニア戦こそ大事な試合なので、良い刺激になりました」と八木悠香選手(京都精華学園高校2年)は気持ちを切り替えます。その結果、15点/7リバウンドの活躍で、チームを勝利に導きました。
FIBA U16アジア選手権から間髪入れずに続く過密日程のため、半数以上の選手が入れ替わって臨む今大会。はじめてとなる世界との真剣勝負に対し、「ディフェンスのとき、縦にドライブで抜かれてしまうことがありました。プレッシャーをかけることが一番大事ですが、そのためにもボールマンに抜かれない距離をもう少し考えていかなければならないです」と先発を担う柴田柑菜選手(京都精華学園高校3年)は戸惑う部分もありました。しかし、試合を重ねるごとによくなり、このレベルに順応しはじめています。
柴田選手はシューターですが、3ポイントシュート成功率はまだ20%。「3ポイントシュートが当たっていなくて、気持ちがダウンすることもありました。でも、シューターとして試合中に修正しながら、3ポイントシュートだけではなく、ドライブやリバウンドでチームにもっと勢いづけられるプレーもできると思っています」と話し、その役割は多岐にわたります。スロベニア戦では相手を突き放す1本を決めており、調子も上がってきています。
準々決勝の相手は前回大会チャンピオン、アメリカに決まりました。世界一を目標に掲げる日本にとっては、いつか倒さなければならない相手です。「世界の強豪を相手にミスをしたらどうしようとか、そういう不安や緊張はあります」という柴田選手の言葉が素直な気持ちです。それ以上に、「今回はじめて代表に選ばれて、アメリカと戦えることは楽しみな部分の方が大きいです」とワクワクしていました。
八木選手もアメリカ戦へ向け、「勝敗にこだわらず、アメリカと戦えることがうれしいです。楽しんで戦ってきます」と良い表情を見せ、世界一に挑みます。藪内夏美ヘッドコーチは常に「良い顔で戦おう」と伝えており、スロベニア戦に勝利した後は「一番良い顔を見せてもらった。素晴らしい試合だった」とロッカールームで選手たちを迎えました。
良い顔を更新すべく、7月16日(土)午前3時より準々決勝でアメリカと対戦します。
「泥臭くいろんなことをして欲しい。ディフェンスであれば、スクリーンをきれいにかわそうと思っても、世界を相手には絶対にできない。泥臭く相手を追いかけ回って、プレッシャーをかけ続け、リバウンドをもぎ取るくらいの気持ちではないと勝つことは絶対に難しくなってしまう。オフェンスでもシンプルにプレーを作ろうと思っても、相手も必死で守ってくる。さらに、高さも経験もあるチームばかり。だからこそ泥臭くシュートをねじ込んで行くことやオフェンスリバウンドを拾いに行くこと、外角シュートは絶対に決めるんだ、という強い気持ちで打ち切ること。そういうことを積み重ねて行った結果、勝利に近づいて行く。スロベニアは簡単に勝てる相手ではないが、負ける相手でもない。このチームもだんだんと良くなっているからこそ、ここで勝ってみんなでステップアップできるようにしよう。みんなで120%の力を出して戦おう」
選手たちはもう一度顔を上げ、「ベルギー戦に逆転負けして悔しかったですが、次のスロベニア戦こそ大事な試合なので、良い刺激になりました」と八木悠香選手(京都精華学園高校2年)は気持ちを切り替えます。その結果、15点/7リバウンドの活躍で、チームを勝利に導きました。
FIBA U16アジア選手権から間髪入れずに続く過密日程のため、半数以上の選手が入れ替わって臨む今大会。はじめてとなる世界との真剣勝負に対し、「ディフェンスのとき、縦にドライブで抜かれてしまうことがありました。プレッシャーをかけることが一番大事ですが、そのためにもボールマンに抜かれない距離をもう少し考えていかなければならないです」と先発を担う柴田柑菜選手(京都精華学園高校3年)は戸惑う部分もありました。しかし、試合を重ねるごとによくなり、このレベルに順応しはじめています。
柴田選手はシューターですが、3ポイントシュート成功率はまだ20%。「3ポイントシュートが当たっていなくて、気持ちがダウンすることもありました。でも、シューターとして試合中に修正しながら、3ポイントシュートだけではなく、ドライブやリバウンドでチームにもっと勢いづけられるプレーもできると思っています」と話し、その役割は多岐にわたります。スロベニア戦では相手を突き放す1本を決めており、調子も上がってきています。
準々決勝の相手は前回大会チャンピオン、アメリカに決まりました。世界一を目標に掲げる日本にとっては、いつか倒さなければならない相手です。「世界の強豪を相手にミスをしたらどうしようとか、そういう不安や緊張はあります」という柴田選手の言葉が素直な気持ちです。それ以上に、「今回はじめて代表に選ばれて、アメリカと戦えることは楽しみな部分の方が大きいです」とワクワクしていました。
八木選手もアメリカ戦へ向け、「勝敗にこだわらず、アメリカと戦えることがうれしいです。楽しんで戦ってきます」と良い表情を見せ、世界一に挑みます。藪内夏美ヘッドコーチは常に「良い顔で戦おう」と伝えており、スロベニア戦に勝利した後は「一番良い顔を見せてもらった。素晴らしい試合だった」とロッカールームで選手たちを迎えました。
良い顔を更新すべく、7月16日(土)午前3時より準々決勝でアメリカと対戦します。