男子U17日本代表:小川瑛次郎選手は3ポイント王、川島悠翔選手は得点2位、崎濱秀斗選手もアシスト2位の活躍
アメリカの6連覇で幕を閉じた「FIBA U17ワールドカップ」。男子U17日本代表は通算1勝6敗、16チーム中14位。しかし、セミファイナルまで進出した4強のうち、2位スペイン、3位フランス、4位リトアニアの3チームと対戦し、選手たちにとっては大きな経験と今後へ向けた課題を持ち帰ることができました。
チームとしては悔しい結果が続きましたが、個人スタッツを見ると以下のように世界を相手に素晴らしい数字を残しています。
・3ポイントシュート成功率[1位]小川 瑛次郎選手(58.1% : 18/31本)
・得点[2位]川島悠翔選手(平均19.1点/合計134点)
・アシスト[2位]崎濱 秀斗選手(平均4.9本/合計34本)
・スティール[3位]崎濱 秀斗選手(平均2.6本/合計18本)
3ポイントシュート王になった小川 瑛次郎選手(羽黒高等学校2年)はリトアニア戦で3本、フランス戦では4本を沈め、強豪相手にも持ち味を発揮。FIBA U16アジア選手権での経験を踏まえ、「自信を持って打つことを意識していました」と小川選手は言い、記録を残しました。ガード陣が次々とアクシデントに見舞われる中、崎濱 秀斗選手(福岡第一高等学校2年)は気を吐き、アシスト2位とスティール3位と攻守に渡って活躍。八村選手の背中を追いかけ、FIBA U16アジア選手権に続き、世界でも得点王を狙っていたのは川島 悠翔選手(福岡大学附属大濠高等学校2年)です。
「惜しくも1位にはなれなかったですが、それ以上に世界で得た経験は大きいと思っています。何度も挑戦して失敗した部分も何回もあったので、その部分をしっかりと見直して、所属チームに持ち帰って自分のスキルアップに専念したいです」
同年代の世界トップクラスと対戦する機会はなかなかありません。これまでFIBA U17ワールドカップには2014年に1度しか出場しておらず、FIBA U19ワールドカップも昨年と2017年の2回だけです。その状況において、川島選手は昨年の男子U19日本代表に続き、ふたたび世界に挑む機会になりました。「手応えを感じられる部分も少なからずあり、自信を持つことはできました。また、上位チームとの対戦では、自分よりも能力の高い選手がたくさんいました。その選手たちを目標に今後もがんばっていきたいです」としっかりと前を向いています。
「ディフェンスの強度や手の長さによってスペースを消されてしまうところなどは、世界の壁は高いと感じました」と石口 直選手(東海大学付属諏訪高等学校3年)はその差を痛感します。最年少の渡辺 伶音選手(福岡大学附属大濠高等学校1年)は身体能力や技術以上に、「強いチームほどコミュニケーションをしっかり取っていたイメージが大きいです。日本がレベルアップするにもそこは必要だと感じました」という気づきがありました。「強豪国であるリトアニア、フランス、スペインとの対戦は特に何もできなかったです。正直、チームの役に立てなかった印象が強いです」という内藤 耀悠選手(レバンガ北海道 U18)。日本では通用するようなシュートも、世界では全てブロックされてしまう課題が残りました。
この悔しさも、今大会に出場しなければ味わうことができません。様々な課題を見つけたことが選手たちにとって大きな成果であり、そこを打破することが男子日本代表の底上げに必ずつながります。8月21日よりイランにてFIBA U18アジア選手権が予定されており、4位以上になれば来年開催されるFIBA U19ワールドカップへの扉を開くことができます。アレハンドロ・マルチネスヘッドコーチのスタイルを吸収し、世界との対戦経験を積んだこのメンバーは即戦力として期待が高いです。
これから所属チームに戻り、多くの選手は7月27日(水)より香川県で開催されるインターハイ(令和4年度全国高等学校総合体育大会)に出場します。この悔しい思いや世界を相手に手応えを感じられた武器を、ぜひ国内の試合から発揮し、日本の高校バスケのスタンダードをさらに引き上げてください。
チームとしては悔しい結果が続きましたが、個人スタッツを見ると以下のように世界を相手に素晴らしい数字を残しています。
・3ポイントシュート成功率[1位]小川 瑛次郎選手(58.1% : 18/31本)
・得点[2位]川島悠翔選手(平均19.1点/合計134点)
・アシスト[2位]崎濱 秀斗選手(平均4.9本/合計34本)
・スティール[3位]崎濱 秀斗選手(平均2.6本/合計18本)
3ポイントシュート王になった小川 瑛次郎選手(羽黒高等学校2年)はリトアニア戦で3本、フランス戦では4本を沈め、強豪相手にも持ち味を発揮。FIBA U16アジア選手権での経験を踏まえ、「自信を持って打つことを意識していました」と小川選手は言い、記録を残しました。ガード陣が次々とアクシデントに見舞われる中、崎濱 秀斗選手(福岡第一高等学校2年)は気を吐き、アシスト2位とスティール3位と攻守に渡って活躍。八村選手の背中を追いかけ、FIBA U16アジア選手権に続き、世界でも得点王を狙っていたのは川島 悠翔選手(福岡大学附属大濠高等学校2年)です。
「惜しくも1位にはなれなかったですが、それ以上に世界で得た経験は大きいと思っています。何度も挑戦して失敗した部分も何回もあったので、その部分をしっかりと見直して、所属チームに持ち帰って自分のスキルアップに専念したいです」
同年代の世界トップクラスと対戦する機会はなかなかありません。これまでFIBA U17ワールドカップには2014年に1度しか出場しておらず、FIBA U19ワールドカップも昨年と2017年の2回だけです。その状況において、川島選手は昨年の男子U19日本代表に続き、ふたたび世界に挑む機会になりました。「手応えを感じられる部分も少なからずあり、自信を持つことはできました。また、上位チームとの対戦では、自分よりも能力の高い選手がたくさんいました。その選手たちを目標に今後もがんばっていきたいです」としっかりと前を向いています。
「ディフェンスの強度や手の長さによってスペースを消されてしまうところなどは、世界の壁は高いと感じました」と石口 直選手(東海大学付属諏訪高等学校3年)はその差を痛感します。最年少の渡辺 伶音選手(福岡大学附属大濠高等学校1年)は身体能力や技術以上に、「強いチームほどコミュニケーションをしっかり取っていたイメージが大きいです。日本がレベルアップするにもそこは必要だと感じました」という気づきがありました。「強豪国であるリトアニア、フランス、スペインとの対戦は特に何もできなかったです。正直、チームの役に立てなかった印象が強いです」という内藤 耀悠選手(レバンガ北海道 U18)。日本では通用するようなシュートも、世界では全てブロックされてしまう課題が残りました。
この悔しさも、今大会に出場しなければ味わうことができません。様々な課題を見つけたことが選手たちにとって大きな成果であり、そこを打破することが男子日本代表の底上げに必ずつながります。8月21日よりイランにてFIBA U18アジア選手権が予定されており、4位以上になれば来年開催されるFIBA U19ワールドカップへの扉を開くことができます。アレハンドロ・マルチネスヘッドコーチのスタイルを吸収し、世界との対戦経験を積んだこのメンバーは即戦力として期待が高いです。
これから所属チームに戻り、多くの選手は7月27日(水)より香川県で開催されるインターハイ(令和4年度全国高等学校総合体育大会)に出場します。この悔しい思いや世界を相手に手応えを感じられた武器を、ぜひ国内の試合から発揮し、日本の高校バスケのスタンダードをさらに引き上げてください。