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FIBA U16女子アジア選手権[準決勝]日本87-58ニュージーランド:決勝はオーストラリアと対戦「パワーでは勝てないのでスピードなどで上回っていきたい」深津唯生選手
「FIBA U16女子アジア選手権」準決勝はニュージーランドと対戦。激しいディフェンスから速攻で得点を重ねていった日本が87-58で勝利し、決勝進出を決めました。先に行われた試合でオーストラリアが98-81で韓国を下し、明日30日(木)の決勝は17:15より日本vsオーストラリアに決定。予選ラウンドで敗れたリベンジ、そして目標とするアジアチャンピオンを目指します。

ニュージーランドにインサイドを押し込まれて失点する場面もありましたが、それ以上にゴールまで運ばせない激しいディフェンスでチャンスを作り、日本が先行して試合は展開していきます。前半は9本放った3ポイントシュートが2本しか決まらず、46-33と思いのほか点差が離せません。第3クォーターは相手を10点に抑え、70-43と突き放します。最終クォーターには東 紅花選手(福岡大学附属若葉高校2年)、上野心音選手(聖和学園高校3年)、榎本麻那選手(岐阜女子高校2年)が3ポイントシュートを決め、87-58と29点差をつけて快勝しました。



二桁得点は5人を数え、シックスマンの上野選手は本日も14点で好調をキープ。福王伶奈選手(桜花学園高校2年)も復帰し、素晴らしいステップから得点を挙げ、明日のオーストラリア戦での活躍に期待です。



平均身長で10cm高いオーストラリアと対戦した予選ラウンドでは、「やっぱり思った以上に相手は大きかったですし、力も強くて、そこに対してビックリして自分の思うようなプレーができませんでした」と深津唯生選手(桜花学園高校1年)は振り返ります。その試合の第1クォーターは、9-24と大きく差を広げられました。しかし、ディフェンスとリバウンドを徹底していくと、「少しずつ自分のプレーを取り戻すことができました」という深津選手は、13点 / 9リバウンドで活躍。特にリバウンドを獲れたことで自信を得ており、「自分が獲れなくても、相手に獲らせないようにボックスアウトを徹底することが重要です。パワーでは勝てないので、スピードなどで上回っていきたいです」と抱負を述べ、最終戦を笑顔で終われるように高さに臆することなく思いっきりプレーするだけです。