男子U22日本代表:第2次強化合宿レポート「率先して声を出したり、プレーで引っ張っていきたい」関屋心選手
6月26日より開幕予定の「FISU ワールドユニバーシティゲームズ」(中国・成都)へ向け、男子U22日本代表チームは4月8日 (金)~10日 (日) の期間、栃木県内にて大学生のみ18名の候補選手を招集し、第2次強化合宿を実施。すでにBリーグで活躍する大学を卒業した2年目の選手までが出場対象であり、網野友雄ヘッドコーチが今合宿に掲げたテーマは「生き残り」です。
男子U22日本代表チームの基礎となるのは、激しいディフェンスと展開の速いトランジションバスケットです。それに対し、網野ヘッドコーチは「選手たちがどういう反応をするか、積極性や遂行する姿勢などを見極めています」という点がひとつの選考基準となります。下級生ではありますが、昨年7月に行われたFIBA U19ワールドカップ 2021に出場した選手も選出し、「世界と戦ってきた経験を継続させること」も網野ヘッドコーチは重要視します。
その期待に応えるように、「世界の基準も分かっているつもりなので、そのレベルへ引き上げることを意識しています」という金近廉(東海大学2年)は、その経験をプレーで伝えます。特に苦戦を強いられたリバウンドに対し、「ビッグマンだけでは取りきれない部分がありました。ペリメーター陣がしっかりとリバウンドに絡んでいくことが重要になります」と世界を意識しながら練習の質を高めています。
網野ヘッドコーチは「国際経験がない選手たちも臆することなく、彼らを超えて世界と戦うチャンスをつかむ競争心が大事になります」と続けます。 小西大輝選手(京都産業大学4年)は、「関西から一人しか選ばれていないので、合宿を通して自分よりもサイズがある選手とバスケットができる良い機会になっています」と多くのことを吸収しながら成長につなげています。
190cm台の選手がポイントガードへポジションアップするケースも多い中、179cmの関屋心選手(白鷗大学4年)は「ディフェンスではミスマッチになるケースが多いので、体を張ることを意識しています」と対抗し、積極的なプレーでアピールしていました。4年生となり、「率先して声を出したり、プレーで引っ張っていきたいです」と自覚が芽生え、練習中は良い雰囲気を作ってくれました。
しかし、小西選手も関屋選手も国際大会の経験がなく、その戦いをイメージするのが難しいという声も当然です。網野ヘッドコーチは、「シンプルに言葉で伝えていくことしかできないないですし、もう信じてもらうしかないです。僕自身が経験してきたことを素直にぶつけて、細部に対するアドバイスを増やしていきながら、選手たちが知ることからはじまる状況を常に作るようにしています」と選手としても活躍した引き出しを全て選手たちに還元しながら準備しています。
「リバウンドやルーズボール、走ることなど当たり前のことを徹底し、自分もしっかりと得点に絡めるように積極的にプレーしていきたいです」という小西選手は、大きな相手とのマッチアップを楽しみにしつつ、メンバー入りを目指します。関屋選手も「先を見据えて、このメンバーと一緒に練習できることさえも貴重な経験になっています」と言い、全力で取り組んでいました。
網野ヘッドコーチは「実際に試合に出て、そこで見て体感することで学べることはたくさんあります。この中から1人でも2人でも、トップの男子日本代表へつながって行き、パリオリンピックやその先も代表のユニフォームを着て戦う選手が出てくることがこのチームの成功だと思っています」と考え、先に見据えながら強化を図っています。
関連サイト
FISUワールドユニバーシティゲームズ(2022年6月/中国・成都)
男子U22日本代表チームの基礎となるのは、激しいディフェンスと展開の速いトランジションバスケットです。それに対し、網野ヘッドコーチは「選手たちがどういう反応をするか、積極性や遂行する姿勢などを見極めています」という点がひとつの選考基準となります。下級生ではありますが、昨年7月に行われたFIBA U19ワールドカップ 2021に出場した選手も選出し、「世界と戦ってきた経験を継続させること」も網野ヘッドコーチは重要視します。
その期待に応えるように、「世界の基準も分かっているつもりなので、そのレベルへ引き上げることを意識しています」という金近廉(東海大学2年)は、その経験をプレーで伝えます。特に苦戦を強いられたリバウンドに対し、「ビッグマンだけでは取りきれない部分がありました。ペリメーター陣がしっかりとリバウンドに絡んでいくことが重要になります」と世界を意識しながら練習の質を高めています。
網野ヘッドコーチは「国際経験がない選手たちも臆することなく、彼らを超えて世界と戦うチャンスをつかむ競争心が大事になります」と続けます。 小西大輝選手(京都産業大学4年)は、「関西から一人しか選ばれていないので、合宿を通して自分よりもサイズがある選手とバスケットができる良い機会になっています」と多くのことを吸収しながら成長につなげています。
190cm台の選手がポイントガードへポジションアップするケースも多い中、179cmの関屋心選手(白鷗大学4年)は「ディフェンスではミスマッチになるケースが多いので、体を張ることを意識しています」と対抗し、積極的なプレーでアピールしていました。4年生となり、「率先して声を出したり、プレーで引っ張っていきたいです」と自覚が芽生え、練習中は良い雰囲気を作ってくれました。
しかし、小西選手も関屋選手も国際大会の経験がなく、その戦いをイメージするのが難しいという声も当然です。網野ヘッドコーチは、「シンプルに言葉で伝えていくことしかできないないですし、もう信じてもらうしかないです。僕自身が経験してきたことを素直にぶつけて、細部に対するアドバイスを増やしていきながら、選手たちが知ることからはじまる状況を常に作るようにしています」と選手としても活躍した引き出しを全て選手たちに還元しながら準備しています。
「リバウンドやルーズボール、走ることなど当たり前のことを徹底し、自分もしっかりと得点に絡めるように積極的にプレーしていきたいです」という小西選手は、大きな相手とのマッチアップを楽しみにしつつ、メンバー入りを目指します。関屋選手も「先を見据えて、このメンバーと一緒に練習できることさえも貴重な経験になっています」と言い、全力で取り組んでいました。
網野ヘッドコーチは「実際に試合に出て、そこで見て体感することで学べることはたくさんあります。この中から1人でも2人でも、トップの男子日本代表へつながって行き、パリオリンピックやその先も代表のユニフォームを着て戦う選手が出てくることがこのチームの成功だと思っています」と考え、先に見据えながら強化を図っています。
関連サイト
FISUワールドユニバーシティゲームズ(2022年6月/中国・成都)