3×3男子U23日本代表:第19回アジア競技大会選手選考合宿レポート「もしかしたら自分にとっての分岐点になるかもしれない」千田蓮選手
3×3男子U23日本代表チームは3月29日(火)〜4月2日(土)の期間、本年9月に中国・杭州市で開催予定の「第19回アジア競技大会 (2022杭州)」へ向けた強化と選手選考を兼ねた最初の合宿を実施しました。3×3に専念する選手とともに、2月に開催された「3×3 Next College Monsters Festival 2022」に出場した大学生を中心に12名の候補選手を選出。3×3はまだまだ普及段階であり、そのルールや5人制とは違った特有のプレースタイルを紹介するところからはじめなければなりません。
戦術を伝授するのは、これまでと変わらず長谷川誠コーチと中祖嘉人コーチです。候補選手たちは、昨年の東京2020オリンピックで3×3をテレビなどで観戦し、この競技のことも知ってはいます。しかし、ほとんどが普段は5人制で活動しており、実際に3×3のボールを使って練習した経験がない選手の方が多いです。オフェンスでは3人しかいないことで広くなるスペースをいかに有効活用するか、ディフェンスでは1on1で守り切る意識を植え付けるところから、コーチ陣は一つひとつ丁寧に教えていきます。
「3×3 Next College Monsters Festival 2022」で優勝した駒澤大学の千田蓮選手は、「ボールが自分のところに回ってくる回数が多く、トランジションも速いので点数がたくさん獲れます。得意なプレーや個人技をどんどん出せるので、自分に向いていると感じました」と3×3の魅力に惹かれています。本格的にその技術を学んだことで、バスケの幅が広がることも実感していました。
「5人制でも厳しいディフェンスを心がけてはいましたが、そこまでアグレッシブに行くことができていませんでした。この合宿に参加して、手の使い方や距離の詰め方など、ここまでタフにディフェンスをしなければいけないことを気付かされました。本当にトランジションが速いので、オフェンスでは考えている暇もなく、体で感じながらプレーしていかなければならないです。3×3の技術は5人制でも絶対に使えます」
長谷川コーチは「3×3を経験することによって、バスケが上手くなるということを体現してもらいたい」という信念を持ち、代表合宿に参加したからこそ、プロ志望の大学生たちのレベルアップに尽力しています。3×3大会に出場し、「関東大学1部リーグのチーム(※駒澤大学は2部)に勝って優勝できて、このような合宿に参加できたことは、もしかしたら自分にとっての分岐点になるかもしれないです。今後も5人制は続けますが、3×3の道も見えているのではないかと自分の中で感じています」と千田選手は話しており、可能性を広げています。
高校時代から3×3をはじめ、2017年FIBA 3×3 U18アジアカップへの出場経験を持つ改田拓哉選手(BEEFMAN.EXE)はFIBAランキング世界729位、国内24位(※4月2日現在)と活躍中です。「3×3をはじめたばかりの選手も多くいる中で、チームになるための行動やコミュニケーションは意識して取るようにしていました」と言い、これまでの経験を還元してくれています。
改田選手は昨シーズン、所属チームではオリンピアンとなった保岡龍斗選手(秋田ノーザンハピネッツ)とともに3×3大会に出場。東京2020オリンピックでは間近に見ていた保岡選手の活躍を通して、「世界がどれだけのレベルなのかを肌感覚として知ることができました。レベルの高さを感じ、もっと練習しなければいけないと思い知らされた部分もありました。しかし、ドライブでのアタックなどは通用できる部分もあるのではないかとも感じています」と話し、レベルアップに努めてきました。
日本代表への思いは強く、アジア競技大会へ向けても「このメンバーならばメダルを獲るチャンスもあると思っているので、そこを目指してがんばっていきたいです」という改田選手は高い目標を掲げ、このチームだけではなく3×3全体を引っ張っていく期待の若手選手です。今年10月にはU23ワールドカップが予定されており、他にも世界各地で行われるU23ネイションズリーグもあり、この世代の活躍がパリ2024オリンピックへとつながっていきます。
関連リンク
第19回アジア競技大会 (2022杭州) 大会公式サイト (英語 / 外部サイト) 2022年度 3×3 バスケットボール男子 U23 日本代表チーム 第19回アジア競技大会 (2022杭州) 日本代表候補選手選考合宿参加メンバー発表
戦術を伝授するのは、これまでと変わらず長谷川誠コーチと中祖嘉人コーチです。候補選手たちは、昨年の東京2020オリンピックで3×3をテレビなどで観戦し、この競技のことも知ってはいます。しかし、ほとんどが普段は5人制で活動しており、実際に3×3のボールを使って練習した経験がない選手の方が多いです。オフェンスでは3人しかいないことで広くなるスペースをいかに有効活用するか、ディフェンスでは1on1で守り切る意識を植え付けるところから、コーチ陣は一つひとつ丁寧に教えていきます。
「3×3 Next College Monsters Festival 2022」で優勝した駒澤大学の千田蓮選手は、「ボールが自分のところに回ってくる回数が多く、トランジションも速いので点数がたくさん獲れます。得意なプレーや個人技をどんどん出せるので、自分に向いていると感じました」と3×3の魅力に惹かれています。本格的にその技術を学んだことで、バスケの幅が広がることも実感していました。
「5人制でも厳しいディフェンスを心がけてはいましたが、そこまでアグレッシブに行くことができていませんでした。この合宿に参加して、手の使い方や距離の詰め方など、ここまでタフにディフェンスをしなければいけないことを気付かされました。本当にトランジションが速いので、オフェンスでは考えている暇もなく、体で感じながらプレーしていかなければならないです。3×3の技術は5人制でも絶対に使えます」
長谷川コーチは「3×3を経験することによって、バスケが上手くなるということを体現してもらいたい」という信念を持ち、代表合宿に参加したからこそ、プロ志望の大学生たちのレベルアップに尽力しています。3×3大会に出場し、「関東大学1部リーグのチーム(※駒澤大学は2部)に勝って優勝できて、このような合宿に参加できたことは、もしかしたら自分にとっての分岐点になるかもしれないです。今後も5人制は続けますが、3×3の道も見えているのではないかと自分の中で感じています」と千田選手は話しており、可能性を広げています。
高校時代から3×3をはじめ、2017年FIBA 3×3 U18アジアカップへの出場経験を持つ改田拓哉選手(BEEFMAN.EXE)はFIBAランキング世界729位、国内24位(※4月2日現在)と活躍中です。「3×3をはじめたばかりの選手も多くいる中で、チームになるための行動やコミュニケーションは意識して取るようにしていました」と言い、これまでの経験を還元してくれています。
改田選手は昨シーズン、所属チームではオリンピアンとなった保岡龍斗選手(秋田ノーザンハピネッツ)とともに3×3大会に出場。東京2020オリンピックでは間近に見ていた保岡選手の活躍を通して、「世界がどれだけのレベルなのかを肌感覚として知ることができました。レベルの高さを感じ、もっと練習しなければいけないと思い知らされた部分もありました。しかし、ドライブでのアタックなどは通用できる部分もあるのではないかとも感じています」と話し、レベルアップに努めてきました。
日本代表への思いは強く、アジア競技大会へ向けても「このメンバーならばメダルを獲るチャンスもあると思っているので、そこを目指してがんばっていきたいです」という改田選手は高い目標を掲げ、このチームだけではなく3×3全体を引っ張っていく期待の若手選手です。今年10月にはU23ワールドカップが予定されており、他にも世界各地で行われるU23ネイションズリーグもあり、この世代の活躍がパリ2024オリンピックへとつながっていきます。
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