日本 82-87 ボスニア・ヘルツェゴビナ:逆転負けの悔しさを糧に、FIBA女子ワールドカップでふたたび世界一へチャレンジ
「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022予選」は最終日。AKATSUKI FIVE女子日本代表は、ボスニア・ヘルツェゴビナに82-87で残念ながら逆転負け。この試合を終えて1勝1敗で並んだカナダを含む全3チームが、今年9月22日よりオーストラリアで開幕するFIBA女子ワールドカップ本戦への出場を決めました。ベオグラード会場からはセルビア、オーストラリア、韓国、中国、フランス、ナイジェリアが、ワシントンD.C.会場はアメリカのみ確定し、残る2枠を決める戦いが続きます。
前半から12本の3ポイントシュートを決め、46-38と日本が8点リードして折り返します。しかし、ボスニア・ヘルツェゴビナのセンター、ジャンケル・ジョンス選手に頭の上からリバウンドを奪われ、点差を詰められていきます。第4クォーター開始3分、山本麻衣選手(トヨタ自動車アンテロープス)が3ポイントシュートを決めた後、日本の得点が約5分間も止まります。その間にジョンス選手が起点となり、自らまたはまわりを生かして得点を重ねていき、残り5分5秒に75-76で逆転されます。36点・23リバウンドを決めたジョンス選手の活躍の前に、82-87で日本は悔しい逆転負けとなり、2位で全日程を終えました(※得失点差の結果、1位はカナダ)。大活躍をしたジョンス選手が大会MVPに輝き、オールスターファイブには日本から赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)と馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス)が選出されました。
FIBA女子アジアカップから指揮を獲る恩塚亨ヘッドコーチにとっては、これが初の黒星です。「ジョンス選手への対応に対する準備が足りなかったです。私を含めたコーチングスタッフも選手たちもこの経験から学び、成長する力があると信じています。その力を最大限生かせるように、学びの機会として今後回収していきたいです」とFIBA女子ワールドカップへ向けてさらなる成長を誓います。
キャプテンの林咲希選手(ENEOSサンフラワーズ)は、プレー面ではなく「チームの雰囲気など相手のリズムで進む時間帯が長く、もっと自分たちから流れを作りたかったという気持ちがあります。もっと声を出して盛り上げて流れを作れるようにしたいです」という点を反省します。しかし、この敗戦に対して下を向くことなく、「一人ひとりが良い課題としてここからステップアップし、次に向けてまた良い準備ができると思っています。負けた直後ですがもっとっもっと試合がしたいです。今後もみんなと切磋琢磨し、もっともっと強い日本を見せられるようにしていきます」と意欲を見せていました。
髙田真希選手(デンソーアイリス)は、「終始リードしながら点の取り合いになってしまった状況の中、ディフェンスがうまくいかずに最後の第4クォーターでジョンス選手の守り方が中途半端になってしまい、そこをうまく相手に突かれてしまいました。チームディフェンスをもっともっと強化していかなければならない自分たちの課題が見つかった試合でした」と敗因を挙げます。ジョンス選手に対するディフェンスを準備していましたが、実際のマッチアップでは「少し躊躇してしまいました。前半はうまくできていた部分はありましたが、後半はアジャストされてパスを出されてしまいました」と相手の方が一枚上手でした。
東京2020オリンピックで銀メダルに輝いた時と同じように、小さな日本にはその準備期間が必要です。裏を返せば、「しっかりとチーム作りができれば、さらに良いチームになっていくことは自分たちも分かっています。相手よりもフィジカルも高さも劣る分、もっともっと練習量を増やして、コミュニケーションを取って、チーム力を高めていくことがより必要であることを実感しました」と髙田選手は言い、新生女子日本代表に手応えを感じています。
逆転負けを喫した悔しさを糧とし、ステップアップできるチャンスを得ました。FIBA女子ワールドカップへ向けてさらなる成長を遂げ、東京2020オリンピックであと一歩届かなかった世界一へふたたび挑戦します。
前半から12本の3ポイントシュートを決め、46-38と日本が8点リードして折り返します。しかし、ボスニア・ヘルツェゴビナのセンター、ジャンケル・ジョンス選手に頭の上からリバウンドを奪われ、点差を詰められていきます。第4クォーター開始3分、山本麻衣選手(トヨタ自動車アンテロープス)が3ポイントシュートを決めた後、日本の得点が約5分間も止まります。その間にジョンス選手が起点となり、自らまたはまわりを生かして得点を重ねていき、残り5分5秒に75-76で逆転されます。36点・23リバウンドを決めたジョンス選手の活躍の前に、82-87で日本は悔しい逆転負けとなり、2位で全日程を終えました(※得失点差の結果、1位はカナダ)。大活躍をしたジョンス選手が大会MVPに輝き、オールスターファイブには日本から赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)と馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス)が選出されました。
FIBA女子アジアカップから指揮を獲る恩塚亨ヘッドコーチにとっては、これが初の黒星です。「ジョンス選手への対応に対する準備が足りなかったです。私を含めたコーチングスタッフも選手たちもこの経験から学び、成長する力があると信じています。その力を最大限生かせるように、学びの機会として今後回収していきたいです」とFIBA女子ワールドカップへ向けてさらなる成長を誓います。
キャプテンの林咲希選手(ENEOSサンフラワーズ)は、プレー面ではなく「チームの雰囲気など相手のリズムで進む時間帯が長く、もっと自分たちから流れを作りたかったという気持ちがあります。もっと声を出して盛り上げて流れを作れるようにしたいです」という点を反省します。しかし、この敗戦に対して下を向くことなく、「一人ひとりが良い課題としてここからステップアップし、次に向けてまた良い準備ができると思っています。負けた直後ですがもっとっもっと試合がしたいです。今後もみんなと切磋琢磨し、もっともっと強い日本を見せられるようにしていきます」と意欲を見せていました。
髙田真希選手(デンソーアイリス)は、「終始リードしながら点の取り合いになってしまった状況の中、ディフェンスがうまくいかずに最後の第4クォーターでジョンス選手の守り方が中途半端になってしまい、そこをうまく相手に突かれてしまいました。チームディフェンスをもっともっと強化していかなければならない自分たちの課題が見つかった試合でした」と敗因を挙げます。ジョンス選手に対するディフェンスを準備していましたが、実際のマッチアップでは「少し躊躇してしまいました。前半はうまくできていた部分はありましたが、後半はアジャストされてパスを出されてしまいました」と相手の方が一枚上手でした。
東京2020オリンピックで銀メダルに輝いた時と同じように、小さな日本にはその準備期間が必要です。裏を返せば、「しっかりとチーム作りができれば、さらに良いチームになっていくことは自分たちも分かっています。相手よりもフィジカルも高さも劣る分、もっともっと練習量を増やして、コミュニケーションを取って、チーム力を高めていくことがより必要であることを実感しました」と髙田選手は言い、新生女子日本代表に手応えを感じています。
逆転負けを喫した悔しさを糧とし、ステップアップできるチャンスを得ました。FIBA女子ワールドカップへ向けてさらなる成長を遂げ、東京2020オリンピックであと一歩届かなかった世界一へふたたび挑戦します。