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日本 86-79 カナダ:延長を制して白星スタート「延長になれば自分たちに分がある」馬瓜ステファニー選手
おおきにアリーナ舞洲(大阪府大阪市)にて、3チームで争われる「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022予選(以下ワールドカップ予選)」が開幕。AKATSUKI FIVE女子日本代表はカナダと対戦し、前半は17点リードされて折り返します。世界一のアジリティーを武器とする日本は、足を止めることなく逆転を目指します。残り4分を切り、馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス)の得点で65-65と同点に追いつきます。試合は40分間では決着がつかず、73-73のまま延長戦に突入。「延長になれば自分たちに分があると思っていました」と馬瓜選手は自信を持ち、最後まで走り切った日本が86-79で勝利し、白星スタートを切りました。次戦は2月13日(日)18:00より、ボスニア・ヘルツェゴビナと対戦します。観戦チケットは好評発売中。



前半に点差を引き離されてしまった原因として、「このチームはゲーム経験がほとんどない状態で開幕戦を迎え、国内やアジアの戦いとは違うシチュエーションに対し、選手たちが困っているように見えていました」と恩塚亨ヘッドコーチは言います。同じくその状況に対し、「まだ時間もあったので、特に焦ることはなかったです」と渡嘉敷来夢選手(ENEOSサンフラワーズ)も話しており、冷静に自分たちのプレーと向き合っていました。 実際、恩塚ヘッドコーチは「選手たち自身でコミュニケーションを取って、自分たちのバスケットを取り戻そうとしている姿が素晴らしかったです」と評価します。ハーフタイムに選手同士で話した内容について、馬瓜選手は以下のように振り返ります。 「前半はガードだけが1on1をしたり、ガードと合わせたセンターばかりであったり、ひとつのところを見過ぎてしまい、まわりの選手が見てしまっていました。もっとまわりにいる選手が積極的に攻める気持ちを出すことで、良いリズムができるのではないかという話をしたところ、後半は自分たちのバスケットができ、足を止めずにプレーすることを意識したことで最後まで戦い続けることができました」



2年ぶりに国際試合に臨んだ渡嘉敷選手は、「焦ることなく、一人ひとりがやるべきことや、なりたい自分に向かってプレーすることで、どんなゲームでも諦めずに戦っていけば逆転できることを実感できました。今日は追いかける展開でしたがすごく楽しめました。全員が輝いて見えてカッコいいなと思いましたし、そんなみんなと一緒にプレーできたことが楽しかったです」と言うように、ワクワクが逆転勝利を呼び込みました。 明日は全てのチームが休息日となり、週末の戦いに備えます。日本の次戦は、早くも最終戦となるボスニア・ヘルツェゴビナと対戦。2月12日(土)はそのボスニア・ヘルツェゴビナが初陣を迎え、カナダとの初戦に挑みます。昨シーズンのWNBAでMVPに輝いたジャンケル・ジョンス選手がどんなプレーを見せてくれるのかぜひお楽しみください。

この試合はCSフジテレビNEXT、DAZN、バスケットLIVEにて中継・配信されます。