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男子日本代表:第19回アジア競技大会 強化合宿レポート「この緊張感は自分にとってプラスになる」保岡龍斗選手
「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」(今年9月開催予定)へ向けてアピールするチャンスとなった強化合宿が終了。2月26日(土)より沖縄アリーナにて、チャイニーズ・タイペイ戦からはじまる「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window2に出場するAKATSUKI FIVE 男子日本代表チームへ名乗りを上げる選手がいるかもしれません。

大阪エヴェッサのホームであるおおきにアリーナ舞洲で昨日より開幕した「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022予選」では、女子日本代表が強豪カナダ代表を相手に延長戦の末、大逆転勝利。最大20点差のビハインドをはね除けたひとつの起点となったのが、東京2020オリンピックでは3×3女子日本代表として活躍した馬瓜ステファニー選手と山本麻衣選手の積極的なプレーでした。

男子日本代表でも今合宿には、同じく3×3男子日本代表として東京2020オリンピックの舞台に立った保岡龍斗選手や、候補選手として争ってきたマーフィー アイザイア選手と西野曜選手も初招集され、刺激を与えています。

保岡龍斗選手はオリンピックの舞台に立った3x3男子日本代表


■保岡龍斗選手 (秋田ノーザンハピネッツ)

5人制の日本代表に選んでいただいたのがはじめてなので、アジア競技大会へ向けて本気でメンバーに入りたいという気持ちが強いです。(トム)ホーバスヘッドコーチはミーティングで、「今までのBリーグの結果は関係ない。ただ自分の強みをこの合宿で発揮して欲しい」と言われました。ディフェンスでは秋田と同じく激しくプレッシャーをかけ、オフェンスでは隙あればゴールに向かって攻めること。攻守ともにアグレッシブにプレーすることを求められていると思っています。 日の丸を付けて練習や試合をすることは、より一層緊張感を持って取り組める場です。この緊張感は自分にとってプラスになることなのでうれしいです。3×3よりも、やっぱり5人制の方が注目されますし、その代表に入ることはものすごく光栄なことだと思っています。いつかは5人制でも日本代表になり、日の丸を付けてプレーしたいという思いがありました。今まで以上に背負っている重みは違うと感じており、より気を引き締めてがんばっていきたいです。

ホーバスヘッドコーチや仲間たちから多くを学ぶ機会となったマーフィー アイザイア選手


■マーフィー アイザイア選手(広島ドラゴンフライズ)

日本代表チームの合宿に招集してもらえたことが光栄であり、この合宿を通して多くのことを学ぶ機会となり、もっと成長していきたいです。 会話をしたり、ミーティングをする中で素晴らしいコーチだという印象を向けました。日本の男子バスケを本気で変えたいという意気込みや強い思いを感じます。女子日本代表をオリンピックで銀メダルへと導いた成功例を男子日本代表にも取り入れたいと話しており、そのカルチャーを引き継いでいます。 日本代表としてコートに立ったら、強いハートを持ち続けて試合に挑まなければならないとも、常々仰っていました。そのためにも一生懸命、チームのためにエネルギーを発揮しなければなりません。サイズは関係なく、強いハートを持ち続けていくことが大事です。

■西野曜選手(サンロッカーズ渋谷)

人生初の日本代表候補であり、自分のベストを発揮して、選考してもらえるようにしたいです。学生時代から3×3に専念してきたこともあり、5人制の合宿は新鮮な気持ちで参加できました。 ホーバスヘッドコーチのバスケットは今まで経験したことがないようなスタイルです。SR渋谷では、スイッチも簡単にしてはいけないというルールですが、それに比べてホーバスヘッドコーチはタイトにディフェンスするのは当然ですが、スイッチしても良いディフェンスは自分の中では新しいスタイルです。オフェンスは自由にプレーして良い感じなので、まわりの様子を見ながらも自分の強みを生かしていくことを意識していました。また、オールアウトでポジションレスなオフェンスなので、自分も3番も4番もできる部分が強みになると思いました。