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女子日本代表:大会直前合宿実施中「みんな対応力や理解力も早く、本番に向けて楽しみ」本橋菜子選手
「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022予選(以下ワールドカップ予選)」は2月10日 (木)より大阪府・おおきにアリーナ舞洲にて開幕。AKATSUKI FIVE 女子日本代表は、今年9月よりオーストラリアで行われるFIBA女子バスケットボールワールドカップ2022の出場権を懸け、カナダ、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナと対戦。4チーム中上位3チームが本戦への切符を手にします。 観戦チケットは好評発売中です。万全な感染対策をし、皆様のお越しをお待ちしております。

本橋菜子選手(東京羽田ヴィッキーズ)はヒザの大きなケガを乗り越え、東京2020オリンピックで銀メダルを獲得しました。恩塚亨ヘッドコーチ体制となり、初の合宿に臨んでいる現在、「新しい日本のバスケットスタイルを落とし込むところからはじまりましたが、みんな対応力や理解力も早く、段々と形になってきています。これから本番に向けて楽しみです」と感想を述べます。

若手メンバーで臨み、5連覇を達成したFIBA女子アジアカップ(以下アジアカップ)を見ていた本橋選手は、「頭をフル回転して、早い判断、速いスピードで展開していく」印象を受けます。実際、新しいスタイルを体現し、「理解はできているけど、実際に速いプレーをしながら早く判断することがなかなか追いつかない部分が最初はありました」と言います。しかし、現在では徐々に上向いており、FIBAワールドカップ予選ではこれまでとはまた違った“菜子タイム”が見られるかもしれません。

恩塚ヘッドコーチのスタイルを理解し、調子を上げている本橋菜子選手


アジアカップメンバーの山本麻衣選手(トヨタ自動車アンテロープス)は、本橋選手ら経験ある選手が加わったことで、「良い刺激を受けており、毎日成長できていると感じながら楽しく合宿を迎えられています」と貪欲に取り組んでいます。アジアカップを経験し、恩塚ヘッドコーチの目指す“世界一のアジリティー“やバスケットスタイルを体現できており、「チャンスを自ら見つけて攻めきる力は、以前よりもついてきていると思います」と自信を見せます。

アジアカップを経て自信を持ってプレーする山本麻衣選手


コートに出ている選手たちは持てる力を100%出し切り、短い時間でどんどん選手を交代していくのも恩塚ヘッドコーチのスタイルです。本橋選手と山本選手は、所属チームでも同様にタイムシェアしているので「慣れているので不安はありません」と声を揃えます。短い時間の中で自らの長所を出すことが求められます。東京2020オリンピックでは3×3女子日本代表として出場した山本選手は、「3×3は考えている暇がないほど次々と展開が変わっていくので、その中で頭の切り替えは鍛えられてきました」という経験を生かし、5人制でも世界の舞台へ立つためにアピールを続けています。