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女子日本代表:大会直前合宿実施中「日本の強みを最大限生かすスタイル」髙田真希選手
2月10日(木)より大阪府のおおきにアリーナ舞洲にて開幕する「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022予選(以下ワールドカップ予選)」へ向け、強化合宿を行っているAKATSUKI FIVE 女子日本代表。「恩塚(亨)ヘッドコーチとなってから初招集されましたが、やるべきことも明確になり、実際に身体を動かしながら染み込ませている状況です。少しずつステップアップできており、チームの雰囲気も良いです」と現状を紹介してくれたのは副キャプテンの髙田真希選手(デンソーアイリス)です。

副キャプテンの髙田真希選手


東京2020オリンピックまで女子日本代表のキャプテンだった髙田選手を、「副キャプテンとしてもう一度チームを支えてもらうことは、今後のバスケ界にとっても良い流れになると期待しています」という思いで恩塚ヘッドコーチは任命しました。髙田選手自身は「副キャプテンという役割に関係なく、これまで経験してきたことはチームに還元していきたいという気持ちは変わりません。年上の選手がいる中で林(咲希)選手がキャプテンを任され、多少なりとも不安な部分はあると思います。2人でコミュニケーションを取りながら、気を遣わないように、自分自身もチームを盛り上げられるようにサポートしていきたいです」と意気込みを語りました。

恩塚ヘッドコーチが目指す新たな女子日本代表のスタイルに対し、「日本の強みを最大限生かされています」と好印象を持つ髙田選手。「原則がある中で、相手に対して臨機応変に対応しなければいけないことがたくさんありますが、ほとんどフリーで動く感じです。だからこそ、個々のスキルがすごく求められます」とステップアップしなければならない部分もあります。FIBA女子アジアカップで5連覇を達成したメンバーについては、「すごく良いスキルを持っているし、1on1で解決できる能力を持っています。みんなが積極的に1on1で攻めていけることは強みであり、頼もしく感じています」と話し、様々な特徴を持つ選手たちと一緒にプレーできることにワクワクしながら練習に励んでいます。

アジアカップではポイントガードとしてチームを引っ張った宮崎早織選手(ENEOSサンフラワーズ)。ベテラン選手や新たなメンバーが加わった今合宿ですが、「アジアカップの時と変わらずに、みんなが自主性を持ってすごく良いコミュニケーションができています」と感じており、アジアカップメンバーが率先して恩塚ヘッドコーチのスタイルを教え合っています。

新スタイルに慣れ、チームを引っ張る宮崎早織選手


そのアジアカップでのオーストラリア戦などでは、大きな相手とのミスマッチになる機会が多く、うまく攻められなかったことを反省点として挙げました。今回は髙田選手や渡嘉敷来夢選手(ENEOSサンフラワーズ)が復帰したことで、その課題を解消できるとともに、宮崎選手自身も「今大会の対戦相手も大きく、ミスマッチの状況は多いと思いますが、その中でも良い判断ができるように準備しています」と話すとともに、3連勝を誓いました。

今大会は感染対策を万全にした上での有観客開催となり、観戦チケットの一般販売が開始しています。新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、「絶対に来てください、とはなかなか言えませんが」と前置きしたうえで、髙田選手は観戦をアピールしてくれました。

「会場でしか味わえない雰囲気もたくさんあると思いますので、安全対策を行った上で来られる方はぜひ見に来ていただきたいです。日本チームを見て欲しいという思いもありますが、なかなか国際試合が日本で行われる機会はありません。今回の対戦チームには素晴らしい選手がたくさんおり、そのプレーを見て勉強したり、楽しんで欲しいです。良い雰囲気の中で良いバスケットを見せることでこれからも応援してもらえると思いますし、今回来られなかった方もCSフジテレビNEXTやDAZNで観戦し、今度は生で見たいと思ってもらえるような試合をすることが自分たちの使命の一つだと感じています。とにかく試合に集中して臨むだけです」