【Jr.ウインターカップ2021-22 現地レポート】昨年の悔しさを糧に持てる力を発揮したJ.sphereとEarnest
1月7日、「Jr.ウインターカップ2021-22 2021年度 第2回全国 U15 バスケットボール選手権大会」(以下、Jr.ウインターカップ)は女子準決勝が行われ、前回覇者の四日市メリノール学院中(三重)と準優勝の京都精華学園中(京都) がそれぞれ勝利し、2年連続で決勝進出を決めた。
惜しくも準決勝で敗れた J.sphere(愛知)とEarnest(宮城)は、いずれもクラブチーム。第1試合に登場したJ.sphereは、決勝進出こそならなかったが、2大会連続のベスト4という好成績を残した。
「今年のメンバーは本当によく努力をしてきました。よくここまで来てくれたなというのが正直な思いです。それはすごいことだと思いますし、気持ちの強さというか、絶対にあきらめない選手たちでした。それが昨日の準々決勝でも出たと思います」と、西田周司ヘッドコーチは、準々決勝での1点差勝ちを含めて、ベスト4入りを果たした選手たちの労をねぎらった。
J.sphereは、愛知県内で地域の体育館を借りて練習をしており、J.sphereに専念している選手も多い。週6日の活動とはいえ、「(家と体育館との)距離が遠くて練習に遅れたり、(そのときの都合により)練習に参加ができなかったりする選手もいる」という。それでも連絡を密に取りながら強化を図っていった。
創部からは20年近く、「地元にはお手本となるチームはありますが、『クラブチームでどこまで行けるのか? やれるのか?』という疑問の声もありました。それでも、ここまで来ることができて、誇りに思います」と、西田ヘッドコーチは胸を張った。
2大会連続のベスト4。先輩たちを越えようと努力を重ねた3年生たちの思いは、その姿を見てきた下級生に引き継がれることとなる。
一方、前回大会のベスト16からベスト4へと駆け上がったのがEarnestだ。準決勝では「シュートを入れられてもすぐに切り替えて速攻などで攻めると決めていたのですが、疲れてくるとなかなか走れなくて…。(相手の)高さによるダメージが最後は効いていたなと思います」と川田容子ヘッドコーチ。試合は、京都精華学園の高さに手をこまねき47-73で敗戦。決勝進出はならなかった。
Earnestは創部3年目。昨年が第1回となったジュニアウインターカップが創設されということでクラブを立ち上げ、チーム作りを行ってきた。県内の中体連の試合を終えた後、トライアウトで選ばれた選手たちが集まっており、3年生が主体となる。全国で勝てるチームを目指すものの、「中学3年生たちが高校へとつなげる場」(川田ヘッドコーチ) という位置づけもある。というのも、それまでなら中体連を終えた3年生たちは、部活動が一度終了し、高校に入るまでの間に活動がなかったからで、その期間に、「いい目標を持ってバスケットに臨むことができる」ことは高校へとつながると指揮官は言う。
チームは週4日の活動だが、宮城県内の各地区から集まるため、冬場は雪で練習に遅れてしまう選手などもいるそうだ。
また、12~13の中学校から選手が集まっていることもあり、「それまでやってきたバスケットや意識の違いなどもあったので、教え込む、落とし込むことは難しいなと感じました。だからこそ、それを考えれば、よくやったと思っています」と川田ヘッドコーチ。
今年は昨年大会の成績であるベスト16を越える『ベスト4』を目標にチームの活動をスタートした。その目標を見事に達成。「このような大会を経験できたので、高校ではさらにもっと高いレベルで、高い意識を持って戦ってほしいと思います」と、川田コーチは全国大会で奮闘した3年生たちにエールを送った。
惜しくも準決勝で敗れた J.sphere(愛知)とEarnest(宮城)は、いずれもクラブチーム。第1試合に登場したJ.sphereは、決勝進出こそならなかったが、2大会連続のベスト4という好成績を残した。
「今年のメンバーは本当によく努力をしてきました。よくここまで来てくれたなというのが正直な思いです。それはすごいことだと思いますし、気持ちの強さというか、絶対にあきらめない選手たちでした。それが昨日の準々決勝でも出たと思います」と、西田周司ヘッドコーチは、準々決勝での1点差勝ちを含めて、ベスト4入りを果たした選手たちの労をねぎらった。
J.sphereは、愛知県内で地域の体育館を借りて練習をしており、J.sphereに専念している選手も多い。週6日の活動とはいえ、「(家と体育館との)距離が遠くて練習に遅れたり、(そのときの都合により)練習に参加ができなかったりする選手もいる」という。それでも連絡を密に取りながら強化を図っていった。
創部からは20年近く、「地元にはお手本となるチームはありますが、『クラブチームでどこまで行けるのか? やれるのか?』という疑問の声もありました。それでも、ここまで来ることができて、誇りに思います」と、西田ヘッドコーチは胸を張った。
2大会連続のベスト4。先輩たちを越えようと努力を重ねた3年生たちの思いは、その姿を見てきた下級生に引き継がれることとなる。
一方、前回大会のベスト16からベスト4へと駆け上がったのがEarnestだ。準決勝では「シュートを入れられてもすぐに切り替えて速攻などで攻めると決めていたのですが、疲れてくるとなかなか走れなくて…。(相手の)高さによるダメージが最後は効いていたなと思います」と川田容子ヘッドコーチ。試合は、京都精華学園の高さに手をこまねき47-73で敗戦。決勝進出はならなかった。
Earnestは創部3年目。昨年が第1回となったジュニアウインターカップが創設されということでクラブを立ち上げ、チーム作りを行ってきた。県内の中体連の試合を終えた後、トライアウトで選ばれた選手たちが集まっており、3年生が主体となる。全国で勝てるチームを目指すものの、「中学3年生たちが高校へとつなげる場」(川田ヘッドコーチ) という位置づけもある。というのも、それまでなら中体連を終えた3年生たちは、部活動が一度終了し、高校に入るまでの間に活動がなかったからで、その期間に、「いい目標を持ってバスケットに臨むことができる」ことは高校へとつながると指揮官は言う。
チームは週4日の活動だが、宮城県内の各地区から集まるため、冬場は雪で練習に遅れてしまう選手などもいるそうだ。
また、12~13の中学校から選手が集まっていることもあり、「それまでやってきたバスケットや意識の違いなどもあったので、教え込む、落とし込むことは難しいなと感じました。だからこそ、それを考えれば、よくやったと思っています」と川田ヘッドコーチ。
今年は昨年大会の成績であるベスト16を越える『ベスト4』を目標にチームの活動をスタートした。その目標を見事に達成。「このような大会を経験できたので、高校ではさらにもっと高いレベルで、高い意識を持って戦ってほしいと思います」と、川田コーチは全国大会で奮闘した3年生たちにエールを送った。