【Jr.ウインターカップ2021-22 現地レポート】メインコートへの分かれ道
「Jr.ウインターカップ2021-22 2021年度 第2回全国 U15 バスケットボール選手権大会」は大会3日目を終え、男女のベスト4が決まった。
<男子>
ゴッドドア (兵庫) / 奥田クラブ (富山) / LakeForce (滋賀) / KAGO CLUB (大阪)
<女子>
四日市メリノール学院中学校 (三重) / J,sphere (愛知) / Earnest (宮城) / 京都精華学園中学校 (京都)
大会は明日からメインコート仕様となり、男女の準々決勝で敗れた8チームのメインコートは来年以降に持ち越しとなった。しかし彼らはまだ中学生。3年生は新しいステージで、今度はウインターカップのメインコートを目指し、下級生は今度こそジュニアウインターカップのそれを目指す。
京都精華学園中学に敗れた北九州市立折尾中学校の #8 三間萌は、1試合の最多得点記録を更新した京都精華学園 #18 ユサフ ボランレ アイシャットを相手に最後まで戦い続けた。
「これまで、彼女ほど大きい相手とは対戦することはなかなかすることはなかったのですが、ブロックされないように遠い位置から打ったり、ステップを踏んでかわして打つなど、相手にファウルを混ませるように意識してプレーしました。体を当ててシュートを打つことは、今後に向けてすごくいい勉強になりました」
今年の折尾中学は180センチの三間と、175センチの #15 伊東友莉香という2人のビッグマンを擁していたが、191センチのユサフには届かなかった。来年のチームはさらに小さくなると橋口優子ヘッドコーチは言うが、だからこそ、この敗戦から学ぶこともあったと認める。
「新チームは全体的に小さいメンバーになってしまって、今年ほど頭抜けて大きい子はいません。それでも、いかにスクリーンアウトをしてリバウンドを取るか、またディフェンスから徹底して、ペイントエリアの中に入れないようなディフェンスをして、そこからブレイクを出せるかがカギになります。そうした地道なことをきちんとできるチームでなければ勝てないなと、改めてそこはいい勉強になりました」
男子の KAGO CLUB に敗れた BC つくば Evolution (茨城) は、前回大会では1回戦で敗れている。横断幕に掲げる「努力」「挑戦」「進化」をモットーに、今大会ではメインコートの一歩手前まで勝ち上がった。チームを率いる大塚篤史ヘッドコーチは、選手たちの努力をこう評している。
「彼らのような育成の時期に必要なこととして、あまりポジションにこだわらず、みんなが外からのドライブやシュート、リバウンドを練習し、全員が1対1で解決できるように力を入れてきました。組織的なところでは不十分なところがあったかなと思いますが、個々の力で打開して、ここまで上がれてこられたので、そこは一人一人の努力が実ったかなと思います」
そのうえで、来年のメインコートを目指す下級生たちには、今年の3年生たちが見せたような欲が必要だと言う。
「まずは貪欲に……人に頼ったり、誰かに譲ったりするのではなく、貪欲にバスケットをもっと楽しんで、努力を重ねて、どんどん挑戦して、もっとうまくなるんだという気持ちをもって、また1年間練習して、またこの舞台でやりたいという思いを持ってほしいですね」
敗れたチームと同じくらい、努力と挑戦と進化を続けてしてきた今年度の男女ファイナル4。彼らがどんな戦いぶりを見せてくれるのか、明日の4試合も要注目である。
<男子>
ゴッドドア (兵庫) / 奥田クラブ (富山) / LakeForce (滋賀) / KAGO CLUB (大阪)
<女子>
四日市メリノール学院中学校 (三重) / J,sphere (愛知) / Earnest (宮城) / 京都精華学園中学校 (京都)
大会は明日からメインコート仕様となり、男女の準々決勝で敗れた8チームのメインコートは来年以降に持ち越しとなった。しかし彼らはまだ中学生。3年生は新しいステージで、今度はウインターカップのメインコートを目指し、下級生は今度こそジュニアウインターカップのそれを目指す。
京都精華学園中学に敗れた北九州市立折尾中学校の #8 三間萌は、1試合の最多得点記録を更新した京都精華学園 #18 ユサフ ボランレ アイシャットを相手に最後まで戦い続けた。
「これまで、彼女ほど大きい相手とは対戦することはなかなかすることはなかったのですが、ブロックされないように遠い位置から打ったり、ステップを踏んでかわして打つなど、相手にファウルを混ませるように意識してプレーしました。体を当ててシュートを打つことは、今後に向けてすごくいい勉強になりました」
今年の折尾中学は180センチの三間と、175センチの #15 伊東友莉香という2人のビッグマンを擁していたが、191センチのユサフには届かなかった。来年のチームはさらに小さくなると橋口優子ヘッドコーチは言うが、だからこそ、この敗戦から学ぶこともあったと認める。
「新チームは全体的に小さいメンバーになってしまって、今年ほど頭抜けて大きい子はいません。それでも、いかにスクリーンアウトをしてリバウンドを取るか、またディフェンスから徹底して、ペイントエリアの中に入れないようなディフェンスをして、そこからブレイクを出せるかがカギになります。そうした地道なことをきちんとできるチームでなければ勝てないなと、改めてそこはいい勉強になりました」
男子の KAGO CLUB に敗れた BC つくば Evolution (茨城) は、前回大会では1回戦で敗れている。横断幕に掲げる「努力」「挑戦」「進化」をモットーに、今大会ではメインコートの一歩手前まで勝ち上がった。チームを率いる大塚篤史ヘッドコーチは、選手たちの努力をこう評している。
「彼らのような育成の時期に必要なこととして、あまりポジションにこだわらず、みんなが外からのドライブやシュート、リバウンドを練習し、全員が1対1で解決できるように力を入れてきました。組織的なところでは不十分なところがあったかなと思いますが、個々の力で打開して、ここまで上がれてこられたので、そこは一人一人の努力が実ったかなと思います」
そのうえで、来年のメインコートを目指す下級生たちには、今年の3年生たちが見せたような欲が必要だと言う。
「まずは貪欲に……人に頼ったり、誰かに譲ったりするのではなく、貪欲にバスケットをもっと楽しんで、努力を重ねて、どんどん挑戦して、もっとうまくなるんだという気持ちをもって、また1年間練習して、またこの舞台でやりたいという思いを持ってほしいですね」
敗れたチームと同じくらい、努力と挑戦と進化を続けてしてきた今年度の男女ファイナル4。彼らがどんな戦いぶりを見せてくれるのか、明日の4試合も要注目である。