【SoftBank ウインターカップ2021 現地レポート】日本のスピードスターを育てた指揮官の下、初の全国を経験した星槎国際湘南
女子は60チーム中10チームが初出場となった「SoftBank ウインターカップ2021 令和3年度 第74回全国高等学校バスケットボール選手権大会 (以下、ウインターカップ2021)」。1回戦にはその初出場チームたちが続々とウインターカップのコートに足を踏み入れた。
駒沢オリンピック公園総合運動場体育館に登場した星槎国際高等学校湘南もその一つ。出場枠1つを争い、混戦の神奈川県予選を勝ち抜いたチームだ。
新潟中央との試合は、序盤からリードを奪い、前半は初出場とは思えない落ち着いた戦いぶりで8点リード奪う。
しかし後半、「今まで県予選も前半をリードしたことはなく、後半に追い付くパターンでした。今日はたまたまノーマークができたり、シュートが入ったりしたことで、リードするという今までとは違う展開になり、そこに選手たちがうまく対応できなかったところがあったかなと思います」と原田学コーチが言うように、じりじりと点差を詰められ、最後は66-71で敗れた。
全国初勝利はお預けとなったものの、「このチームでこの場に来られたということが選手たちの頑張り、奇跡に近いものがあります。3年目で目標にたどり着いたことは本当に褒めてあげたいです」と星槎国際湘南の原田学コーチは言う。
星槎国際湘南は、原田コーチが3年前に赴任し女子バスケット部が創部された。今の3年生は、指揮官とともにチームを作ってきたメンバーたちだ。
それまで埼玉県の中学校で指導に当たっていた原田コーチは、中学と高校との指導について「やることはほぼ同じです」と言い、「走ることをベースに、小さい選手たちでもできるということを実現させる。ちょうど私のやり方と今の3年生がマッチし、3年生たちも頑張って付いてきてくれたことで結果が出たのかなと思います」とも語った。
埼玉県の大宮東中学校時代、原田コーチは、東京オリンピックメンバーである宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)を指導している。「瞬間的なスピードがすごくあって、(ボール) ミートから (相手を) やっつけるというのは彼女の持ち味でした」と当時を振り返る。『小さくてもやれる』といったところでは、教え子である宮崎はまさにそれを体現している選手といえるだろう。
「ドライブに対して周りが合わせてノーマークを作る。合わせは徹底してやってきた」(原田コーチ) という星槎国際湘南。
敗れはしたものの、17得点を挙げた#5 楳木莉子は「小さいチームながらも、ドライブからのパスでノーマークを作ったりとかでシュートを決め切ったりすることができました」と胸を張る。
また、チームの歴史に新たな一ページを刻み、高校3年間のバスケットを終えたキャプテンの#4 吉岡寧は、「来年もまたこのコートに立って、私たちより上の結果を残してほしいです」と、後輩たちに全国初勝利を託し、コートを後にした。
駒沢オリンピック公園総合運動場体育館に登場した星槎国際高等学校湘南もその一つ。出場枠1つを争い、混戦の神奈川県予選を勝ち抜いたチームだ。
新潟中央との試合は、序盤からリードを奪い、前半は初出場とは思えない落ち着いた戦いぶりで8点リード奪う。
しかし後半、「今まで県予選も前半をリードしたことはなく、後半に追い付くパターンでした。今日はたまたまノーマークができたり、シュートが入ったりしたことで、リードするという今までとは違う展開になり、そこに選手たちがうまく対応できなかったところがあったかなと思います」と原田学コーチが言うように、じりじりと点差を詰められ、最後は66-71で敗れた。
全国初勝利はお預けとなったものの、「このチームでこの場に来られたということが選手たちの頑張り、奇跡に近いものがあります。3年目で目標にたどり着いたことは本当に褒めてあげたいです」と星槎国際湘南の原田学コーチは言う。
星槎国際湘南は、原田コーチが3年前に赴任し女子バスケット部が創部された。今の3年生は、指揮官とともにチームを作ってきたメンバーたちだ。
それまで埼玉県の中学校で指導に当たっていた原田コーチは、中学と高校との指導について「やることはほぼ同じです」と言い、「走ることをベースに、小さい選手たちでもできるということを実現させる。ちょうど私のやり方と今の3年生がマッチし、3年生たちも頑張って付いてきてくれたことで結果が出たのかなと思います」とも語った。
埼玉県の大宮東中学校時代、原田コーチは、東京オリンピックメンバーである宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ)を指導している。「瞬間的なスピードがすごくあって、(ボール) ミートから (相手を) やっつけるというのは彼女の持ち味でした」と当時を振り返る。『小さくてもやれる』といったところでは、教え子である宮崎はまさにそれを体現している選手といえるだろう。
「ドライブに対して周りが合わせてノーマークを作る。合わせは徹底してやってきた」(原田コーチ) という星槎国際湘南。
敗れはしたものの、17得点を挙げた#5 楳木莉子は「小さいチームながらも、ドライブからのパスでノーマークを作ったりとかでシュートを決め切ったりすることができました」と胸を張る。
また、チームの歴史に新たな一ページを刻み、高校3年間のバスケットを終えたキャプテンの#4 吉岡寧は、「来年もまたこのコートに立って、私たちより上の結果を残してほしいです」と、後輩たちに全国初勝利を託し、コートを後にした。