FIBAワールドカップ2023 アジア地区 1次予選(Window1)[第1戦]日本63-79中国「出だしが大きかった」(ホーバス トムHC)
日本はフィリピンとともに開催地としてすでに「FIBAワールドカップ2023」への出場が決定していますが、ワールドカップやその先の2024年パリオリンピックも見据えて、アジア地区予選を戦いながら国際試合の経験を積んでチームの強化を図る狙いがあります。特にこの第 1 戦は、約 2 か月前にホーバス トムヘッドコーチが新指揮官に就任してから初めての公式戦。FIBAランキング28位(日本は同35位)、今年 6 月の「FIBAアジアカップ2021」では 2 連敗を喫した強敵・中国相手に、腕試しの初陣となりました。
しかし、結果としては63 – 79で敗北となりました。ロスター12名のうち 6 名が身長200cmを超え、スターターの平均身長を見ても201.0cm(日本は190.6cm)というビッグラインナップの中国に対して、日本は序盤からリバウンドを奪われ、主導権を握られてしまいます。チームの生命線となる 3 ポイントシュートも第 1 クォーターは 1 /13本と不発。このクォーターで11-27と出鼻をくじかれると、第 2 クォーターは動きが良くなり互角の展開でしたが、後半に入って再び引き離される形に。最後は16点差で力尽きました。
試合を振り返って、ホーバスヘッドコーチは「やはり出だしが大きかったのではないでしょうか。スタッツを見ると(最終スコアの)16点差が不思議なくらいで、40点差つけられてもおかしくない試合でした。相手はオフェンスリバウンドをたくさん取って、ペイント内での得点も多く、うちの 3ポイントシュートのパーセンテージは良くありませんでした。ただ、そういう意味では良いディフェンスができたのかなと思います」と語っています。
ただ、完敗を喫した中でも多くの収穫が見えました。例えばこの試合で大きなインパクトを残したのがチーム最年少 ( 22歳 ) の#19 西田優大選手です。11得点を挙げ、「自分の仕事は 3 ポイントシュートとアグレッシブなディフェンスで、その部分は体現できたと思います。まだファストブレイクでレイアップを外すなど判断が悪いところがあったので、そこはさらにステップアップして頑張りたいと思います」とコメント。自身初めての中国との対戦で多くの気付きを得ながら、新指揮官にその存在を大きくアピールしたと言えるでしょう。
また、同じくA代表としてはデビュー戦となった# 1 齋藤拓実選手も「前日も含めて特にそんなに緊張はありませんでした」という強心臓ぶりを発揮。ベンチから出てアップテンポなバスケットを演出し、試合に良い流れをもたらしました。「チームとして勝てなかったのはポイントガードにもかなり責任があると思います。ただ、個人的な部分で言えば限られたプレータイムの中でも、トムさん(ヘッドコーチ)のやりたいバスケットを少し体現できた部分もありました」と、反省点はありながらも手応えもつかんだ様子です。
フレッシュなメンバーの躍動もあり、動きの中でのペイントアタックやキックアウトからの 3 ポイントシュート、しつこいディフェンスなど、ホーバスヘッドコーチの目指すスタイルの片鱗は見えた試合でした。「この経験が勉強にならないといけません」とホーバスヘッドコーチは繰り返し語っており、まだまだチームが未完成であることを理解した上で、いかにチームを伸ばしていくかにフォーカスしています。
新生・AKATSUKI FIVEはまだスタート地点に立ったばかり。この試合の反省点を修正し、休む間もなく28日 (日) 、中国との第 2 戦に臨みます。試合は18時35分、第1戦と同じくゼビオアリーナ仙台にてティップオフです。
試合を振り返って、ホーバスヘッドコーチは「やはり出だしが大きかったのではないでしょうか。スタッツを見ると(最終スコアの)16点差が不思議なくらいで、40点差つけられてもおかしくない試合でした。相手はオフェンスリバウンドをたくさん取って、ペイント内での得点も多く、うちの 3ポイントシュートのパーセンテージは良くありませんでした。ただ、そういう意味では良いディフェンスができたのかなと思います」と語っています。
ただ、完敗を喫した中でも多くの収穫が見えました。例えばこの試合で大きなインパクトを残したのがチーム最年少 ( 22歳 ) の#19 西田優大選手です。11得点を挙げ、「自分の仕事は 3 ポイントシュートとアグレッシブなディフェンスで、その部分は体現できたと思います。まだファストブレイクでレイアップを外すなど判断が悪いところがあったので、そこはさらにステップアップして頑張りたいと思います」とコメント。自身初めての中国との対戦で多くの気付きを得ながら、新指揮官にその存在を大きくアピールしたと言えるでしょう。
また、同じくA代表としてはデビュー戦となった# 1 齋藤拓実選手も「前日も含めて特にそんなに緊張はありませんでした」という強心臓ぶりを発揮。ベンチから出てアップテンポなバスケットを演出し、試合に良い流れをもたらしました。「チームとして勝てなかったのはポイントガードにもかなり責任があると思います。ただ、個人的な部分で言えば限られたプレータイムの中でも、トムさん(ヘッドコーチ)のやりたいバスケットを少し体現できた部分もありました」と、反省点はありながらも手応えもつかんだ様子です。
フレッシュなメンバーの躍動もあり、動きの中でのペイントアタックやキックアウトからの 3 ポイントシュート、しつこいディフェンスなど、ホーバスヘッドコーチの目指すスタイルの片鱗は見えた試合でした。「この経験が勉強にならないといけません」とホーバスヘッドコーチは繰り返し語っており、まだまだチームが未完成であることを理解した上で、いかにチームを伸ばしていくかにフォーカスしています。
新生・AKATSUKI FIVEはまだスタート地点に立ったばかり。この試合の反省点を修正し、休む間もなく28日 (日) 、中国との第 2 戦に臨みます。試合は18時35分、第1戦と同じくゼビオアリーナ仙台にてティップオフです。