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FIBA 女子アジアカップ2021[決勝]日本78-73中国/シンクロしたチーム力で勝利し、史上初のアジアチャンピオン5連覇達成!MVPは赤穂ひまわり選手
「FIBA女子アジアカップ2021」 最終日。決勝の舞台に立ったAKATSUKI FIVE 女子日本代表は、中国を相手に78-73で勝利し、目標に掲げたアジアチャンピオン5連覇達成。MVPには赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)が輝き、優秀選手賞(オールスター5)は赤穂選手とともに、宮崎早織選手(ENEOSサンフラワーズ)が選出されました。

序盤から高さを生かした中国にインサイドを攻められてリードを許します。「この試合のオフェンスでの判断は任せて欲しい」と直談判した宮崎選手が13点を挙げて猛追し、19-21と1ゴール差で第1クォーターを終えます。オコエ桃仁花選手 (富士通レッドウェーブ)が3ポイントシュートを決め、22-21と逆転して第2クォーターがスタート。リバウンドを取り、速い展開でオフェンスにつなぐ日本のスタイルでリードをキープ。しかし、前半のラストプレーで中国に3ポイントシュートを決められ、36-39と3点リードされて前半を終えました。

後半、オフェンスリバウンドつないだボールを宮崎選手が決め、すぐさま39-39と振り出しに戻します。高い中国のインサイドに対し、チームディフェンスで阻止し、宮崎選手からオコエ選手へのコンビプレーで45-42と逆転に成功。終盤までもつれ込む手に汗握るシーソーゲームとなりましたが、攻守ともにシンクロしたチーム力で再三ピンチをしのぎ、78-73で勝利。しっかりと先輩たちから受けたバトンをつなぎ、FIBA女子アジアカップ初となる5連覇の偉業を成し遂げ、最高の笑顔で今大会を終えました。


26点・11アシストで勝利に導いた宮崎早織選手


26点・11アシストのダブルダブルを記録した宮崎選手は、リバウンドでも7本と活躍。特に第4クォーターの苦しい時間帯に全員でボックスアウトを徹底し、そこで宮崎選手がリバウンドを取って素早くオフェンスに持ち込む日本らしい展開を出せたことで勝利に導きます。恩塚亨ヘッドコーチは、「躍動感あるクリエイティブにプレーしてくれたことが得点力アップにつながった」と称えました。宮崎選手からパスを受け、21点を挙げたオコエ選手、攻守ともに身体を張った馬瓜選手も13点で活躍。全員がコートに立ち、チームでつかんだアジアチャンピオンです。

試合後の記者会見に登壇した宮崎選手は、「短期間にも関わらず、最高のチームを作ってくれた恩塚ヘッドコーチやスタッフの皆さんに感謝します。このメンバーで優勝できて、本当にうれしかったです」と喜びのコメントを残しました。

東京2020オリンピックで銀メダルに輝き、勢いそのままに前人未踏の5連覇を成し遂げた女子日本代表。選手たちは所属チームに戻り、Wリーグは10月16日より開幕します。チケット販売がはじまっています。ぜひ会場、世界で活躍する女子バスケの素晴らしさを間近でご覧ください。


MVPは赤穂ひまわり選手


■最終結果
優 勝:日本(*5大会連続6回目)
準優勝:中国
第3位:オーストラリア
第4位:韓国