FIBA 女子アジアカップ2021 準決勝は明日10月2日(土)21:00よりオーストラリアと対戦
「FIBA女子アジアカップ2021」は4強が出揃い、来年2月に開催予定の「FIBAワールドカップ世界予選」への出場も決まりました。明日10月2日(土)に行われる準決勝は18:00より中国vs韓国、AKATSUKI FIVE 女子日本代表は21:00よりオーストラリアと対戦します。
オーストラリアは「FIBA 女子ワールドカップ2022」の開催国であり、すでに出場は決まっています。今大会に出場するメンバーは若い選手が多く、東京2020オリンピック経験者は一人もいません。恩塚亨ヘッドコーチは、「オーストラリアは試合中の波が大きいので、相手の悪い時間帯をできるだけ多く引き出せるようにしっかり分析して、そのトリガーがなにかを考えていきたいです」と準決勝へ向けた準備を行っています。
予選ラウンドを終えて見えた課題点として、これまでと変わらずリバウンドが挙げられます。3連勝し、予選ラウンド・グループAを1位通過した日本ですが、平均リバウンドは37.3本であり、8チーム中6位。平均49.3本のオーストラリアが、トップに立ちます。恩塚ヘッドコーチは、リバウンドの課題を克服するためにも、ゲームの流れを読む力を求めています。
「シンプルにリバウンドへの準備が遅かったのが一番のポイントです。プレッシャーディフェンスをかけ、ディナイをすることや自分のマークマンにやられないという気持ちが強く、その分、反応が遅れてしまっていました。ゲームが今どんな局面でどういう展開かを理解し、流れをもう少し読む力が必要です。相手がこのタイミングでシュートを打つなということが分かることで、リバウンドの攻防がはじまります。韓国戦では、相手が身体をぶつけてゴール下まで押し込んできました。それに対してヒットファーストでぶつかるか、相手をいなすかという駆け引きによって、リバウンドが高められると考えています」
現在、日本のリバウンドトップは平均5本の中田珠未選手(ENEOSサンフラワーズ)。続いて、インサイド陣がボックスアウトしてくれる中、外から赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)や宮崎早織選手(ENEOSサンフラワーズ)が飛び込み、平均3.7本を挙げています。赤穂選手は、「リバウンドが取れている時間帯はチームとしても良い流れが作れています。でも、取れなくなったときにすごくそれが悪くなっているので、ディフェンスとリバウンドからということを意識していきたいです」と話し、さらに意識を高く持って40分間集中して大きな相手に向かっていかなければなりません。
大きな相手に身体を張って守り、リバウンドで活躍する中田珠未選手
精度の高いプレーが日本の強さであり、恩塚ヘッドコーチは選手たちの長所を引き出しながら、チームとしてシンクロするスタイルを求めています。平均9.7本のターンオーバーは及第点以上の数字です。しかし、東京2020オリンピックで銀メダルを獲得した林咲希選手は、「もっと高めていけます」と言い、2日空いたこの期間でレベルアップに努めています。オフェンスだけではなく、大きな相手を守るためにはディフェンスでの連携も精度を挙げなければなりません。
韓国戦のあと、「一人ひとりの意識も大事ですが、ピック&ロールのところでスイッチするかしないかというコミュニケーションがきちんと取れてなかったです。シュートが入ると分かっていても、韓国のスクリーンの方がタイミング良くかけてきました。それも、自分たちのコミュニケーションミスが多かったので、40分間声を出し続けることが重要になってきます」と林選手は言い、5連覇まであと2勝に迫った今、チーム力向上がカギを握ります。
「自分たちでクリエイトするプレーが多くて楽しい」とポジティブに臨んでいる馬瓜ステファニー選手
厳しい戦いが続き、銀メダルを獲得した後の大会はプレッシャーもあるはずですが、選手たちはこの状況を楽しんでプレーしていました。林選手は、「このチームでどれだけやれるかが本当に楽しみですし、そこだけにフォーカスしています。キャプテンとして先頭に立って、みんなを盛り上げていきたい気持ちが強いです」と言えば、馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス)も「自分たちでクリエイトするプレーが多いので、良い経験ができていますし、楽しんでプレーしています」という明るさが原動力になっています。
■決勝トーナメント スケジュール
10月2日(土)
18:00 中国 vs 韓国
21:00 日本 vs オーストラリア
■試合中継
BS-TBS(ゲスト解説は髙田真希選手)
https://bs.tbs.co.jp/womensbasketballac2021/
CSフジテレビNEXT
https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/921200174.html
DAZN
https://www.dazn.com/
オーストラリアは「FIBA 女子ワールドカップ2022」の開催国であり、すでに出場は決まっています。今大会に出場するメンバーは若い選手が多く、東京2020オリンピック経験者は一人もいません。恩塚亨ヘッドコーチは、「オーストラリアは試合中の波が大きいので、相手の悪い時間帯をできるだけ多く引き出せるようにしっかり分析して、そのトリガーがなにかを考えていきたいです」と準決勝へ向けた準備を行っています。
予選ラウンドを終えて見えた課題点として、これまでと変わらずリバウンドが挙げられます。3連勝し、予選ラウンド・グループAを1位通過した日本ですが、平均リバウンドは37.3本であり、8チーム中6位。平均49.3本のオーストラリアが、トップに立ちます。恩塚ヘッドコーチは、リバウンドの課題を克服するためにも、ゲームの流れを読む力を求めています。
「シンプルにリバウンドへの準備が遅かったのが一番のポイントです。プレッシャーディフェンスをかけ、ディナイをすることや自分のマークマンにやられないという気持ちが強く、その分、反応が遅れてしまっていました。ゲームが今どんな局面でどういう展開かを理解し、流れをもう少し読む力が必要です。相手がこのタイミングでシュートを打つなということが分かることで、リバウンドの攻防がはじまります。韓国戦では、相手が身体をぶつけてゴール下まで押し込んできました。それに対してヒットファーストでぶつかるか、相手をいなすかという駆け引きによって、リバウンドが高められると考えています」
現在、日本のリバウンドトップは平均5本の中田珠未選手(ENEOSサンフラワーズ)。続いて、インサイド陣がボックスアウトしてくれる中、外から赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)や宮崎早織選手(ENEOSサンフラワーズ)が飛び込み、平均3.7本を挙げています。赤穂選手は、「リバウンドが取れている時間帯はチームとしても良い流れが作れています。でも、取れなくなったときにすごくそれが悪くなっているので、ディフェンスとリバウンドからということを意識していきたいです」と話し、さらに意識を高く持って40分間集中して大きな相手に向かっていかなければなりません。
大きな相手に身体を張って守り、リバウンドで活躍する中田珠未選手
精度の高いプレーが日本の強さであり、恩塚ヘッドコーチは選手たちの長所を引き出しながら、チームとしてシンクロするスタイルを求めています。平均9.7本のターンオーバーは及第点以上の数字です。しかし、東京2020オリンピックで銀メダルを獲得した林咲希選手は、「もっと高めていけます」と言い、2日空いたこの期間でレベルアップに努めています。オフェンスだけではなく、大きな相手を守るためにはディフェンスでの連携も精度を挙げなければなりません。
韓国戦のあと、「一人ひとりの意識も大事ですが、ピック&ロールのところでスイッチするかしないかというコミュニケーションがきちんと取れてなかったです。シュートが入ると分かっていても、韓国のスクリーンの方がタイミング良くかけてきました。それも、自分たちのコミュニケーションミスが多かったので、40分間声を出し続けることが重要になってきます」と林選手は言い、5連覇まであと2勝に迫った今、チーム力向上がカギを握ります。
「自分たちでクリエイトするプレーが多くて楽しい」とポジティブに臨んでいる馬瓜ステファニー選手
厳しい戦いが続き、銀メダルを獲得した後の大会はプレッシャーもあるはずですが、選手たちはこの状況を楽しんでプレーしていました。林選手は、「このチームでどれだけやれるかが本当に楽しみですし、そこだけにフォーカスしています。キャプテンとして先頭に立って、みんなを盛り上げていきたい気持ちが強いです」と言えば、馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス)も「自分たちでクリエイトするプレーが多いので、良い経験ができていますし、楽しんでプレーしています」という明るさが原動力になっています。
■決勝トーナメント スケジュール
10月2日(土)
18:00 中国 vs 韓国
21:00 日本 vs オーストラリア
■試合中継
BS-TBS(ゲスト解説は髙田真希選手)
https://bs.tbs.co.jp/womensbasketballac2021/
CSフジテレビNEXT
https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/921200174.html
DAZN
https://www.dazn.com/