FIBA 女子アジアカップ2021[予選ラウンド第2戦]日本62-50ニュージーランド/体格差に苦戦しながらも2連勝し、明日の日韓戦に勝利した方が世界への切符獲得
「FIBA女子アジアカップ2021」は予選ラウンド第2戦が行われ、AKATSUKI FIVE 女子日本代表は62-50でニュージーランドに勝利しました。次戦は東京2020オリンピックにも出場した韓国と、予選ラウンド1位通過を懸けて対戦。勝った方が準決勝進出とともに、上位4チームに与えられる来年2月開催予定の「FIBA女子ワールドカップ2022 世界予選」への出場権を手にします。
恩塚亨ヘッドコーチは、「今まで見てきた中で一番良い状態であり、メンバーも揃っていたので警戒していました」というニュージーランドに対し、高さとパワーに苦戦した第1クォーターは13-20とリードを許します。リバウンドを取られ、インサイドを押し込まれ、なかなかリズムをつかむことができません。第2クォーター残り52秒、林咲希選手(ENEOSサンフラワーズ)がボールを奪い、前を走る赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)が速攻を決め、32-31とようやく逆転して前半を終えました。
「相手のフィジカルが強いことは分かっていましたが、実際にマッチアップすると想像を超えてくるパワーでした」という馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス)ですが、後半には体格差にも慣れ、積極的にゴールへとアタックしていきます。ファウルをもらってフリースローで得点を重ね、チームハイの15点の活躍を見せます。40分間フルコートで戦う日本のスタイルでニュージーランドの体力を奪い、62-50で勝ち切りました。諦めずに全員で戦い、勝利を手にした馬瓜選手は、「自分たちにとって成長できるゲームになりました」と話し、この経験を今後の試合につなげていきます。
ニュージーランドの高さとパワーに苦戦しながらも全員バスケで2連勝
競った展開となったことで、今日は先発メンバーのプレータイムが長くなりました。「相手のフィジカルに対し、足が止まっている時間帯が多かったため、オリンピックなど国際経験がある選手を長く使った方が良いとコーチ陣で判断しました」と恩塚ヘッドコーチは説明します。インド戦で活躍した宮下希保選手(トヨタ自動車アンテロープス)でしたが、「相手のビッグマンのプレーが止まらなかったので、よりサイズのある選手を今日は選択しました」という理由で、今日は試合終盤での起用に留まりました。
50点に抑えたディフェンスについて、「相手はパスとポストプレーが得意なので、なるべくドリブルを多くさせる狙い通りの時間帯が多かったです」と恩塚ヘッドコーチは評価します。一方、思うように得点が伸びなかった点については、「オープンシュートは作れていましたが、決め切ることができませんでした。また、ペイントエリアでは相手のフィジカルにたいして、前のめりでシュートに行ったことで難しくしてしまったことも得点が伸びなかった原因です」と言います。
ポイントガードの宮崎早織選手(ENEOSサンフラワーズ)は、「もっとボールをプッシュしなければいけなかったですが、自分が先頭を切ってそれをできなかったです」と反省点を挙げます。しかし後半は、宮崎選手自身も2本の3ポイントシュートを決めるなど日本らしさを取り戻し、「明日の韓国戦には良い形で入れると思います」と前を向きます。
日本の速いバスケットの起点となる宮崎早織選手
日本の5人よりも多い、東京2020オリンピック(5人制)経験者が7人も出場する韓国。キム・ダンビ選手らベテランも今大会に臨んでおり、若い女子日本代表の真価が問われる試合となります。恩塚ヘッドコーチは、「3ポイントシュートが大きな武器です。昨日のニュージーランド戦では、シュートの半分が3ポイントシュートであり、40%を超えていたので、それを打たさないことがカギです」と話し、その前のプレーで止めることをポイントとして挙げました。宮崎選手は、「今日よりももっとペースを速くして、日本の走るバスケットができるようにまずが自分が最初にプッシュしして、得点を取りに行くことを目指します」と抱負を述べ、日韓戦に臨みます。
■予選ラウンド スケジュール
日本 136-46 インド
日本 62-50 ニュージーランド
9月29日(水) 16:00 日本 vs 韓国
■試合中継
CSフジテレビNEXT
https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/921200174.html
DAZN
https://www.dazn.com/
BS-TBS
※日本が準決勝に出場した場合に中継あり(ゲスト解説は髙田真希選手)
https://bs.tbs.co.jp/womensbasketballac2021/
恩塚亨ヘッドコーチは、「今まで見てきた中で一番良い状態であり、メンバーも揃っていたので警戒していました」というニュージーランドに対し、高さとパワーに苦戦した第1クォーターは13-20とリードを許します。リバウンドを取られ、インサイドを押し込まれ、なかなかリズムをつかむことができません。第2クォーター残り52秒、林咲希選手(ENEOSサンフラワーズ)がボールを奪い、前を走る赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)が速攻を決め、32-31とようやく逆転して前半を終えました。
「相手のフィジカルが強いことは分かっていましたが、実際にマッチアップすると想像を超えてくるパワーでした」という馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス)ですが、後半には体格差にも慣れ、積極的にゴールへとアタックしていきます。ファウルをもらってフリースローで得点を重ね、チームハイの15点の活躍を見せます。40分間フルコートで戦う日本のスタイルでニュージーランドの体力を奪い、62-50で勝ち切りました。諦めずに全員で戦い、勝利を手にした馬瓜選手は、「自分たちにとって成長できるゲームになりました」と話し、この経験を今後の試合につなげていきます。
ニュージーランドの高さとパワーに苦戦しながらも全員バスケで2連勝
競った展開となったことで、今日は先発メンバーのプレータイムが長くなりました。「相手のフィジカルに対し、足が止まっている時間帯が多かったため、オリンピックなど国際経験がある選手を長く使った方が良いとコーチ陣で判断しました」と恩塚ヘッドコーチは説明します。インド戦で活躍した宮下希保選手(トヨタ自動車アンテロープス)でしたが、「相手のビッグマンのプレーが止まらなかったので、よりサイズのある選手を今日は選択しました」という理由で、今日は試合終盤での起用に留まりました。
50点に抑えたディフェンスについて、「相手はパスとポストプレーが得意なので、なるべくドリブルを多くさせる狙い通りの時間帯が多かったです」と恩塚ヘッドコーチは評価します。一方、思うように得点が伸びなかった点については、「オープンシュートは作れていましたが、決め切ることができませんでした。また、ペイントエリアでは相手のフィジカルにたいして、前のめりでシュートに行ったことで難しくしてしまったことも得点が伸びなかった原因です」と言います。
ポイントガードの宮崎早織選手(ENEOSサンフラワーズ)は、「もっとボールをプッシュしなければいけなかったですが、自分が先頭を切ってそれをできなかったです」と反省点を挙げます。しかし後半は、宮崎選手自身も2本の3ポイントシュートを決めるなど日本らしさを取り戻し、「明日の韓国戦には良い形で入れると思います」と前を向きます。
日本の速いバスケットの起点となる宮崎早織選手
日本の5人よりも多い、東京2020オリンピック(5人制)経験者が7人も出場する韓国。キム・ダンビ選手らベテランも今大会に臨んでおり、若い女子日本代表の真価が問われる試合となります。恩塚ヘッドコーチは、「3ポイントシュートが大きな武器です。昨日のニュージーランド戦では、シュートの半分が3ポイントシュートであり、40%を超えていたので、それを打たさないことがカギです」と話し、その前のプレーで止めることをポイントとして挙げました。宮崎選手は、「今日よりももっとペースを速くして、日本の走るバスケットができるようにまずが自分が最初にプッシュしして、得点を取りに行くことを目指します」と抱負を述べ、日韓戦に臨みます。
■予選ラウンド スケジュール
日本 136-46 インド
日本 62-50 ニュージーランド
9月29日(水) 16:00 日本 vs 韓国
■試合中継
CSフジテレビNEXT
https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/921200174.html
DAZN
https://www.dazn.com/
BS-TBS
※日本が準決勝に出場した場合に中継あり(ゲスト解説は髙田真希選手)
https://bs.tbs.co.jp/womensbasketballac2021/