女子日本代表:FIBA女子アジアカップ2021まであと1週間。若い選手たちのオフェンス力に期待
「FIBA女子アジアカップ2021」まで、あと1週間(9月27日よりヨルダン・アンマンで開幕)。第9次強化合宿を行っているAKATSUKI FIVE 女子日本代表は、目標に掲げるアジアチャンピオン5連覇に向けて練習に励んでいます。
現在13名に絞られた候補選手の平均年齢は22.8歳。東京2020オリンピックのときと比較し、3歳も若いチームです。しかし、3×3を含めて東京2020オリンピックメンバーは8人おり、それ以外も国際経験豊富な選手たち。最年少である2000年生まれの2人、東藤なな子選手 (トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)は修羅場をくぐり抜けたオリンピアン。奥山理々嘉選手 (ENEOSサンフラワーズ)は、東藤選手とともに2019年のFIBA 女子U19ワールドカップに出場しました。
東京2020オリンピックでの東藤選手は、ディフェンス要員として活躍。アメリカとの決勝戦のあと、「予選ラウンドのときよりもしっかりディナイをして、強く守ることはできたかなと思います」と大きな自信を得ていました。昨シーズンのWリーグでは平均12.8点を挙げ、女子U19ワールドカップでも平均12.3点のチームハイを記録し、1on1で打開するオフェンス力が本来の武器です。「日本の強さはトランジションバスケなので、切り替えの速さを生かしながら相手のディフェンスが整う前に攻めて、高さを気にせずにフィニッシュまで行けるようにしたいです」と話し、FIBA女子アジアカップでは、先輩たちから学んだ勝負強さや決定力でチームを引っ張る活躍が期待されます。
東京2020オリンピックを経験した最年少、東藤なな子選手
東京2020オリンピックへ向けた選手選考時、奥山選手はシューターとして最後までアピールし続け、ポルトガル代表を迎えて行われた三井不動産カップ2021にも出場。残念ながら最終メンバーに残ることはできませんでしたが、オフェンス力はさらに磨きをかけ、「シュート確率も上がってきています」と自信を持って挑んでいます。トム・ホーバスヘッドコーチは役割を明確にしていましたが、恩塚亨ヘッドコーチはチームの原則をもとに選手自身が考えてプレーする段階に引き上げています。ENEOSでの2年目となった昨シーズンはプレータイムとともに平均7.5点に倍増させ、女子日本代表選手選考を勝ち抜くことで飛躍の年になるかもしれません。「チームが目指すバスケを理解した上で、自分のプレーを出すことが大事になります。そのためにも頭を使ってプレーしなければなりません。3ポイントシュートだけではなくいろんな攻め方あり、その中で得点を取ることを求められています」という奥山選手のオフェンスに注目です。
シュートのバリエーションを増やし、メンバー入りを目指す奥山理々嘉選手
FIBA女子アジアカップで4連覇を成し遂げた2019年の前回大会を知るのは、林咲希選手(ENEOSサンフラワーズ)と赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)のオリンピアンたち、そしてWリーグのルーキーシーズンを終えたばかりの中田珠未選手(ENEOSサンフラワーズ)の3人です。当時は早稲田大学の学生だった中田選手は、「練習中からWリーグの先輩たちとの差を感じ、ついていくことだけで必死でした」と振り返ります。しかし、ENEOSでの1シーズンを経て、「余裕を持ってプレーできることが大きいです」と成長した姿を見せています。起動力ある183cmの武器は、ドライブとオフェンスリバウンドです。恩塚ヘッドコーチが求める速い流れの中で、選手同士がシンクロして自在にプレーするスタイルに難しさを感じるとともに、中田選手自身の特徴を生かせるという手応えも感じていました。4連覇したとき、歓喜の輪の中にいたのは紛れもない事実ですが、どこか他人事のようでもあった中田選手は、「今回はしっかり試合に絡んで、自分も貢献できたと思える状態で優勝するのが一番の目標です」と抱負を語り、日本のインサイドの大黒柱として5連覇に挑みます。
現在13名に絞られた候補選手の平均年齢は22.8歳。東京2020オリンピックのときと比較し、3歳も若いチームです。しかし、3×3を含めて東京2020オリンピックメンバーは8人おり、それ以外も国際経験豊富な選手たち。最年少である2000年生まれの2人、東藤なな子選手 (トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)は修羅場をくぐり抜けたオリンピアン。奥山理々嘉選手 (ENEOSサンフラワーズ)は、東藤選手とともに2019年のFIBA 女子U19ワールドカップに出場しました。
東京2020オリンピックでの東藤選手は、ディフェンス要員として活躍。アメリカとの決勝戦のあと、「予選ラウンドのときよりもしっかりディナイをして、強く守ることはできたかなと思います」と大きな自信を得ていました。昨シーズンのWリーグでは平均12.8点を挙げ、女子U19ワールドカップでも平均12.3点のチームハイを記録し、1on1で打開するオフェンス力が本来の武器です。「日本の強さはトランジションバスケなので、切り替えの速さを生かしながら相手のディフェンスが整う前に攻めて、高さを気にせずにフィニッシュまで行けるようにしたいです」と話し、FIBA女子アジアカップでは、先輩たちから学んだ勝負強さや決定力でチームを引っ張る活躍が期待されます。
東京2020オリンピックを経験した最年少、東藤なな子選手
東京2020オリンピックへ向けた選手選考時、奥山選手はシューターとして最後までアピールし続け、ポルトガル代表を迎えて行われた三井不動産カップ2021にも出場。残念ながら最終メンバーに残ることはできませんでしたが、オフェンス力はさらに磨きをかけ、「シュート確率も上がってきています」と自信を持って挑んでいます。トム・ホーバスヘッドコーチは役割を明確にしていましたが、恩塚亨ヘッドコーチはチームの原則をもとに選手自身が考えてプレーする段階に引き上げています。ENEOSでの2年目となった昨シーズンはプレータイムとともに平均7.5点に倍増させ、女子日本代表選手選考を勝ち抜くことで飛躍の年になるかもしれません。「チームが目指すバスケを理解した上で、自分のプレーを出すことが大事になります。そのためにも頭を使ってプレーしなければなりません。3ポイントシュートだけではなくいろんな攻め方あり、その中で得点を取ることを求められています」という奥山選手のオフェンスに注目です。
シュートのバリエーションを増やし、メンバー入りを目指す奥山理々嘉選手
FIBA女子アジアカップで4連覇を成し遂げた2019年の前回大会を知るのは、林咲希選手(ENEOSサンフラワーズ)と赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)のオリンピアンたち、そしてWリーグのルーキーシーズンを終えたばかりの中田珠未選手(ENEOSサンフラワーズ)の3人です。当時は早稲田大学の学生だった中田選手は、「練習中からWリーグの先輩たちとの差を感じ、ついていくことだけで必死でした」と振り返ります。しかし、ENEOSでの1シーズンを経て、「余裕を持ってプレーできることが大きいです」と成長した姿を見せています。起動力ある183cmの武器は、ドライブとオフェンスリバウンドです。恩塚ヘッドコーチが求める速い流れの中で、選手同士がシンクロして自在にプレーするスタイルに難しさを感じるとともに、中田選手自身の特徴を生かせるという手応えも感じていました。4連覇したとき、歓喜の輪の中にいたのは紛れもない事実ですが、どこか他人事のようでもあった中田選手は、「今回はしっかり試合に絡んで、自分も貢献できたと思える状態で優勝するのが一番の目標です」と抱負を語り、日本のインサイドの大黒柱として5連覇に挑みます。